ずいぶんと昔……あれはもう五年くらい前だろうか。加湿器を買いました。おそらく風邪で喉をやられたときに部屋の乾燥具合が辛くて買ったのではないかと思うのだけど、当時のことはよく覚えてない。
その当時の部屋は六畳だったのだけど、あるとき気づいた。加湿器を使っていたらいつの間にやら部屋の壁がさわると指先に滴がつくくらい結露してしまい、さらに室内の本がごわごわになるほど水分を吸っていた。ああ、加湿器ってすげぇ。そう思った記憶が鮮明である。そして同時に、こんなん使ったら部屋の中が湿気で大変なことになる、とも。それ以降、加湿器を使う頻度が下がった。どうしても風邪で喉が痛いとかそういうときでない限り使わなくなった。
昨晩、やっぱり喉と鼻が痛かったので、仕方なく加湿器を取り出してセットした。壁とか濡れないといいなぁと思いながら運転させて寝て、浅めをさます。だいたい12時間くらい(途中給水しながら)加湿器を動かしていた計算になる。窓は当然結露していたけど、壁とかは全く湿った様子がなかった。ううむ、なんだか昔の鮮明な記憶が嘘だったのかと思えてきた。
新しい空気清浄機が欲しいと思ったときに、加湿機能もついてるといいなぁとか考えていた。その理由が、今持ってるこの加湿器だと強すぎると思ったからなのだけど、これはどうしたものか。悩ましい。