日本人にとっての緑茶はある種お茶の中でも特別な地位を占めている。占めめているように感じる。しかしアメリカ人にとっては紅茶などと同じ並びになっているわけで、別段緑茶だからどう、ということはない。日本人にとっては緑茶に何かを混ぜて飲むというのはあまり考えがたいことだけど、こっちにとっては別段ふつうなわけである。
リプトンのGreen Teaというものが自動販売機で売っている。日本で緑茶というといろいろあるわけだけど、まあ言ってみればふつうのお茶である。昨年アメリカにいたときにもこのお茶を見つけて、試しに買ってみたことがあったわけですが。最初に自販機から取り出してロゴのところに「シトラス入り」と書いてあったのが若干不安だったのだけど、まあ緑茶だしなーと。とんでもない勘違いでした。封を切って一口飲んで、そのままふたを閉めてゴミ箱に捨てました。すいませんこれ飲めません。緑茶のくせに緑茶の味がしません。シトラスの香りが非常にきつい上に、シトラスの次にくる後味は超砂糖です。日本の緑茶を想像すると間違いなく吹きます。砂糖入り紅茶とも違っていて、とてもではないですが飲めませんでした。そんな過去を持ったGreen Teaです。
今回自販機で見つけたものには、「Diet」という一語が加わっていました。Green TeaでDietじゃないものがあった時点で我々には信じがたいことなのですが、Dietと書いてある場合たいていの場合カロリーフリー、つまり砂糖を使っていません。今回は期待できるか? まだシトラスは残ってるけど! と思い、意を決して買ってみました。
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結論。シトラスの強いただの水っぽかったです。やっぱりお茶の味はしません。ちょっと変なシトラス水だと思えばいいかもしれないけど、これをGreen Teaといって売るのはお茶に対して失礼だと思います。はい。
この日は夜ご飯がついてきません。なのでいい機会だと、研修参加者、そしてこっちにいる人間共々肉を食ってきました。何度かきたことのある、現地では高級に属する部類のレストランです。今まで食ったことのないシャトーブリアン14oz。日本でこれだけの量のシャトーブリアンを食うといったいいくらするんだろうというのを贅沢に食います。柔らかい肉質で、14oz(約300-400g)をぺろっと食べられます。デザートとか付け合わせの野菜とかつけて結構いい値段しましたけど、それでも満足のいく夕食でした。ちなみに何人かは22oz(約600g)のリブアイステーキを食っていたりして。研修の参加者はほとんどこの地方に来るのは初めてらしいので、やっぱり1回は食っておかないとね!(笑)