自分たちを強く見せることでなくてはならない存在だと思わせるのは結構。しかしその虚像が一人歩きを始めると、像は歩いた先で本当の大きさに見えてしまう。それに向かってなにかが差し出されたとき、虚像はうけとることはできるだろうか?
100の力を持つ機械に、火事場の馬鹿力よろしく120の力を出させることは(瞬間的になら)なんとかなるかもしれない。もちろん規定以上の能力を無理矢理ひねり出しているわけだからどこにガタが来るかもわからないので、休ませてやる必要はある。
しかし120の力で無理矢理回していたから、なんだ120出せるじゃねーかと恒常的に120の力を要求し、そこにさらに火事場の馬鹿力よろしく150の力を出せと言ってきたとき、それは当初想定されている最大の1.5倍にも相当するわけで、とうてい保つわけがない。しかし100の力の機械の価値を高く見せるために120で動きますと言っている以上動かさないわけにはいかないということでさらに無理矢理ひねり出そうとする。結果はまあ、かんばしくないもの以外思いつかないわけだね。
120の力を出せますと言って100の機械を動かしている間にがんばって130とか140とかの力を出せる機械を用意すべきなんじゃないのかなぁ。
スーパーの開いている22:30に家に帰ってこれた。