● 「親爺の赤のれん」営業記録 ●
■ 1998年2月 ■
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■ 石井正明(新人) (2月5日)■なんか、フィギュアの人に限らずモデラーの流れとしてHJのライターさんがどんどんMGに流れていってるって話よく聞くんだけどそーなんでしょうか?MGって確かに音楽誌とかサブカル誌のノリのデザインセンスの良さで見て楽しいし、あおりまくりのキャプションがちょっと「え”?」な作品さえも素晴らしい作品かのように見せちゃうからライターさんも作っててキモチがいいんだろうなとは思います。#まぁ、制作期間を長くくれるとか、製本が速いので締め切りが遅いとかもいいとは思うんだけど。。。
でもあのフィギュア特集は行き過ぎたと思いました。「順位に何の根拠も示せないランキングなんてあり!?」商業誌として出す以上は売り上げとか、顧客満足度(?)とか、そういう普遍的な数値を示せないとマズイんじゃないかなぁ?竜人さんと宮川さんの2人を特集するのに体裁を整えるために最近MGで仕事してる8人を集めてみましたみたいに見えるのは偏見でしょうか?いくら独断に基づくものと言っては見ても読者の約7割(←非業界人)はこのランキングを鵜呑みにしちゃうでしょうし、「これ以外はみんなカス!」みたいにやたらとブランド志向な半可通を育てちゃってもマイナスなんじゃないかなぁ?人選には確かに納得する部分もあるし、読み物としては面白いケド、パロディですまないことを「やってしまった」ように思います。間違いないのはまんだらけの中古買い取り相場を決定する指標になったということでしょうか。
すみません。暴論でした。長文お付き合い、有り難うございます。■ 親爺 (2月12日)■
どうでも良い事を面白おかしくセンセーショナルな書き方をして取り上げてしまうやり方ってお昼のワイドショー的ではたから見てる分には興味を引くけど当事者とかそれに近いところにいる者としてはうっとうしいだけで、派手な番組をやって視聴率競走に勝とうとする余り行き過ぎてしまった番組製作会社みたいで、わかるけどやり過ぎって感じで。
■ 野澤(模型ファン)(2月14日)■
このごろはじっくり模型雑誌を読まないのでライターがHJからMGへの流れているとは感じていませんでした。ずいぶん前の話ですが、MG創刊時にHJのライターの多くが移ってしまいHJがつまらなくなりました。しかし、しばらくすると新しい人、新しい企画で面白くなっていったのでそういった状態ならライターを目指す人、面白い企画を持っている人には チャンスです。
ワンフェスで友人に舜帝を買ってきてもらいました。メv(注、文字化け)のデカールがついていたのにはびっくりしました。使うのは大変そうですが。グレーのサーフェイサーを吹いて背中の文字の浮き彫りの丁寧さに驚きました。■ 親爺 (2月20日)■
流れているかどうかは別としてそれなりに少しずつ入れ代わっていますから。作例製作は基本的に学生で時間の有る時にバイト代わりにやるもの、って雰囲気もあるし。就職しちゃうとなかなか大変みたいですから。まあそのままずるずると居着くって手もありますがプロとしてシビアに考えると金額的に厳しいんですわ、雑誌作例って。企画とか文章とか書けなくて造るだけしかできない者にとってはとくにねー。
舜帝、お買い上げありがとうございます。いや、一文字ずつ書く方が数十倍大変ですぜ旦那。文字のとうりに切り抜くのは無理なので、四角く切ってお使い下さい…。■ 東海村 原八(酔客) (2月20日)■
■ういーっす(ホロ酔い)親爺っさん、ごぶさたっ!『MGフィギュア特集』話なんですが、まだ平気?みんな忘れてる?もお(笑)
■いやー、オイらの場合変な立場なんでアレなんですがまず、エンターテイメントとしてMGを毎月消費してる読者としては、まあ全然面白かったっす、ランキングとか。ただうっかり『美少女フィギュア原型師』ってククリ忘れて『ハマ・ハヤオが入ってないのは納得いかんよなあ…』とかぼんくらな感想も忘れなつつ(笑)
■で、カケダシの原型師としては、それこそひっかかるハズもないんですが、オノレのポジションってのがぶっちゃけた話、気になりましたな。『アイドルランキング年鑑みたいに1000位とかまで載ってればなー、オイらも700位くらいには入ってるだろーに…』とか(←悲しすぎ…)
■で、正直アレそのものに反感とか、ヤバいとかは全然思わなかったんですが、ここの親爺のコメントはソレはソレで伊藤ちありマニアとしては痛快だったです。MGが変な電波を使ったりして(笑)世界中がアレを肯定しちゃったとしてもたった一人だけ文句を言い続けるガンコじじいであって欲しいですもの。『アレがあさのなんだよ』って言うに足りる資格がある人間そーはいないし。
■まあ、そんな感じでいろんなポジションから楽しみました。で、さらに、オイらの妄想ストーリーのなかでは(電波)アレに焚き付けられた原型師が(ランキング入ってる人も入ってない人も)アレを意識しまくって例年以上に燃えて次の『ホビージャパン・エクストラ/フィギュア特集』の模型作ってるんだな。だから、オイらのなかでは(蛍光燈光るほどに電波)その号は勝手に『裏・美少女フィギュアコンプレックス・後編』になってます(コウモリ落ちるほどに電波)
(↑いや、あくまで、オイらの電波妄想なんで、読者の皆様信じないでね。実際、エクストラ春号はもう数年前から超!バトルロヤル状態ですし、勝手に『後編』とかにしちゃうのは毎年コツコツとあの号をつくり上げてきた関係者に対していくらなんでも失礼すぎるので)
ちなみにオイらのなかではカブタックの後番組は『イヌタック』と勝手に呼んでるイヌ/東海村 原八■ 親爺 (2月26日)■
ちょっと話ずれますが、ここしばらくMGの特集とかにぶつぶつ言っておりますが、こーいう事をMGに対してのみ書く、というのはHJはわりと紹介だけにとどまってるのに対しMGは、何かとMGなりのアクションがあるのでそれに対してリアクションがとりやすいからで(この時点でもうワナにはまっている)、MGキライとか、あさのキライとかそーいう事ではないです。念の為。(ああっそういえばOFFの新年会(今頃)のセッティングを、し忘れてる…やべ。新年会5月になっちゃうよ…)
で、原八っつぁんよ。誰が忘れてるって? MG最新号も出た事だし、まだまだ宵の口、これからじゃよふぉふぉふぉ。
(この項続く)■ 東海村 原八(べろべろ) (2月27日)■
■いやー(酔っぱらい)、ホビージャパンも全然おもしろいでしょおー、今月号はガンダムの読者ページがたいへん。みんな怒ってんなー(笑)
■それはさておき、まあ『住みわけ』って考えるとMGが調子いいのとおんなじくらいホビージャパンも絶好調だと思いますー。なんつーか、網羅性っつーか、情報量っつーか年鑑的な一次情報としてたとえば10年後に『1998年ごろの模型環境ってどうだったのかなあ?』って調べようとしたときにはやっぱし代え難いと思うですよ。
■逆にMGは2次情報っつーか、新聞でゆーと社説っつーか文字通りオピニオンとして機能してるんじゃあないかと。だから勝つとか負けるとかじゃあ全然なくて違うベクトルの雑誌としてカブってこないよーにそれぞれ伸びていけばいいなあとキレイゴトでなしに思いますカブ。
■でもでも『住みわけ』のデンでゆーと今、生態的空白がざっくり開いてるじゃあないですか?そお、『美少女フィギュア』そのものってのが。こお、ゲーム誌でゆーと『電撃G’s マガジン』あたりにあたる『てらいのないジェネレイション』向けのストレートな雑誌が。だから今度 B-CLUBから移行する新雑誌がそこのポジションにぱちっとハマってくれるとウレシイなあ。
毎月表紙が専属キャラ(B子ちゃん?)のつくりおこしとかねー/東海村 原八
あかきサイクロンホームページ
赤のれんの記録/1998-02
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