■ 2001年1〜2月 ■
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取りあえず今年もやってきましょうかね。
こないだタミヤ新エポキシを使って小さいの一体仕上げたので
次回その辺の使用レポなんかを書く予定。
え〜とですね、キャストのカブレ対策に効果的なナニカありませんか?
ワタシはぜんぜん平気なんですが、そうでない人が身近におりましてねぇ…
インビジブルグローブ(クリーム)だとちょっと効果不足でした
>カブレ
私も全然平気なんで必要なくてそこら辺は全然わからないです…。
でも最近、木部用エポキシをねった指を拭きそこなうと
小さい水疱が出来ますな。
そーだ。やっと新パッケージのセメダイン木部用エポキシを使いはじめたのだが
(ずっと買い置きの旧パッケージを使っていたので)やっぱコニシよりセメダイン社のが
使いやすいや。
私にとってエポキシパテは硬化前に形作り、出来るだけ切削、ヤスリがけをせず
作業を済ませるための材料なので、それを前提にして書いています。
またエポキシパテはその素材単品で何かを作るより、何かを芯にして盛り付けて
いくのがやりやすいと思っています。
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最初発売されてすぐに試しに使ってみて素性を調べる。
木部用エポキシとかスカルピーより、コシのある粘りけがあり硬め
(噛んでしばらく放置したガム…とかが近いかも)。
密度感もあり、完全硬化後はカリカリとした削り感で昔あったプラキャストU(茶色)
とかあの辺の感じ。
よって広範囲の面積に平滑に盛り付けたり、滑らかな大きなRを仕上げるには手間がかかり、
(もちろん盛り付け後に切削、ヤスリがけ、磨き上げでの平滑加工も可能だが硬いので)
さらに一箱の量も少ないので大物をコレのみで仕上げるのは辛いと判断し保留。
以上から、部分的な細かいパーツ、ディテール入れ、小サイズフィギュア(1/20位まで?)
等への使用が可能と判断。ちょうど、5センチほどのフィギュア製作の仕事があったので
実戦投入。
2ミリアルミ線を芯および支持棒として盛り付け。
硬化前にもそれなりの硬さがあるので細かいディテールが入れやすい。
スカルピーなど柔らかい材料では、ちょっとした力の入れ過ぎやヘラを当てただけでも
形が変わるので辛かったが、ヘラの震えとかの運筆ミスくらいでは問題ないし
盛り付けたパテ全体の形も歪みにくいので力加減もあまり気にすることもなく
整形でき非常に楽。(ちなみにこう言う細かい作業をするときのヘラは、
竹串、竹箸やダメになった筆の柄を好みの形に成形し滑らかにヤスリがけ、
瞬着でコーティング後、磨き上げた自作の物。)
ヘラへのべた付き防止は、タミヤアクリル塗料用薄め液を少量付けることで解決。
整形後の馴らしにも同薄め液をナイロン筆に付け撫でてやることで滑らかになる。
ラッカーシンナーだと溶けすぎるしタミヤアクリル用薄め液そのもののヌルミが
非常に具合がいい。ただし撫で馴らしに使った筆はキチンと洗っておかないと
筆先が硬化してしまうので注意。
問題の硬化時間は、オーブンで加熱することで短縮。
温度調整付きオーブンの温度を最弱(ウチのだと80度位。ただしヒーター直火には
ならないようアルミの油飛び跳ね防止ガードで内壁を作ってあるので実際はどの程度の
温度になっているかは不明)に合わせ20分+冷めるまで放置(10分位?)で、
切削ヤスリがけ出来る完全硬化とは言えないが、次の盛り付けが出来るくらいには
ほぼ硬化する。
温度はどこまで上げても平気かとか、時間とかは実験中。
切削、ヤスリがけ加工をする際にも木部用エポパテとは違い密度があるので
細かい彫刻もシャープに仕上がる。
そのような感じで小サイズフィギュアに使用中。
※材料はその特性を知り自分の作り方の中でどの部分に使えるか、
向き不向きを考えて使う事で精度向上や時間短縮が出来る。
※硬い柔らかいなどの感覚は、人それぞれ違いや好みもあるので、ある人が
良いと言っていても鵜呑みにしてはいけない。
文字だけでもあれなんで、使用サンプル。7センチちょいですか。
http://www4.big.or.jp/~cyclone/image/eposample.jpg
仕事模型なんで顔にモザイク入れてますけど。
芯にはアルミ線とかポリパテとか金属用エポキシとか入ってますが
表面はほぼタミヤ新エポですね。スジ彫りとかシャープなエッジが欲しいところは
硬化後にナイフ入れてますがほとんど盛りっぱなし。
この後はサフ筆塗りでちょこっと修正したり厚めに塗って表面馴らしたり。
あと自作ヘラ。
http://www4.big.or.jp/~cyclone/image/hera.jpg
ご無沙汰しております。
こういうレポートは、ホント有り難いです!
ほぼ削りナシでここまで出来るのは(勿論いとーさんの腕を引いて考えても)良いですね〜。
スカルピーでガシャポンサイズのフィギュアを作るのはちょっと無理があったので(^^;
これを使って、またガミラスフィギュアに挑戦しようと思います。
#PSさらば〜の設定集も買っちゃったし(^^)
解禁の折りには是非フェイスも見せてくださ〜い。
レスどうもです。ウチは結構自己完結しちゃってるので突っ込みにくいですよね(笑)。
実際「スカルピー盛り付けのみ」の作り方は楽で大物以外でも
そういう方向に持っていきたかったし
城さんのヤマトシリーズの作り方見て小サイズをスカルピーで
がんばってみたりもしたんですが結構辛くて…。
そんなときに新エポが出たんで使ってみたら案外イケタってトコなんです。
なのでタミヤ新エポじゃなくても他のプラ用エポキシでも問題ないと思います。
硬化時間とかその短縮はそれぞれ実験してみないと不安ですけど。
追:
広い面を馴らすのはラッカーシンナーの方が滑らかに仕上がって良いようです。
細かい部分は溶けてエッジがだるくなっちゃうのでアクリルの方がいいかな。
芯のアルミ線は分割とか切断の際にジャマになってしまうので
細いものにするか何か他のものに変えたいところです。
買ってからちょっと間がたったものを使ってみました。
ガシャサイズの薄物を作ってたんですがパリっと割れて
しましました。電気ストーブで強制硬化させたから?
それともこういう物なのでしょうか?
私もスカルピー原型の補助で使ってみました。
スカルピーでは、服の縁のような薄モノは鬼門でしたが、速エポは薄くても
バリバリボロボロとはなりませんでした。(まあ、程度はあると思いますが)
強度(硬度?)的にはポリパテほどはないにしても、スカルピーと比べれば、
ポリパテにずっと近い感覚ですね。
硬化促進ですが、ウチの温風オーブンでは、スカルピーとまったく同じ環境
温度で焼け(笑)ました。10分ほどでカリカリになります。
>らく芸協さん
完全に硬化すると柔軟性がなくなりもろい感じの硬さがでるので
薄物は割れやすいですね。
細い棒状に伸ばした物も簡単にポキポキ折れるのでそういうモノだと思います。
デザインナイフで削ったりしてても変な欠けを起こしますし。
造型時に盛り足したり重ね合わせたような部分はしっかり食い付いていないときも
ありそこから剥がれるように欠けたりするときもあるようです。
>五菱さん
と言う事は130度位までは平気ということなんでしょうか。
一度、温度調整の無いトースターで加熱したときは気泡が出て膨らんでしまったので
本番ではなかなか実験しづらく…。パテが余ったらやってみますね。
なんか瞬着が効きにくいような気がします。
くっつきはするんですが、ちょっと力を入れるとすぐポロリと剥がれてしまいます。
タミヤ新エポが近くの店で売り切れてたので『アルテコねんどエポキシ』を買ってみる。
なんつーか普通のエポキシパテ。
硬化前はタミヤよりちょっと硬め。
硬化後はサクサク削れる。
硬化時間は通常はやっぱ普通に24時間くらいですが、下に書いたように加熱する事で
速めることは出来ます。
どーしてもコレでなくては、って感じはしませんでした。 ので使わないかな。
残ったのはまー何かの芯にでもしましょう…。
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あかきサイクロンホームページ
赤のれんの記録/2001-01,02
cyclone@big.or.jp