starsailor
Silence is Easy
(Capitol CDP 7243 5 90007 0 1)

1.Music Was Saved
2.Fidelity
3.Some Of Us
4.Silence Is Easy
5.Telling Them
6.Shark Food
7.Bring My Love
8.White Dove
9.Four To The Floor
10.Born Again
11.Restless Heart
12.At The End Of A Show
(U.S. bonus track)
13.She Understands
(U.S. bonus track)











Barry Gray
Captain Scarlet
Original TV Soundtrack

(Silva Screen FILMCD 607)

「キャプテン・スカーレット」を知らないっていうかたは、こちらをこちらをご覧ください。

「出発!OK!S.I.G.!の「S.I.G.!」とは、「スペクター・イズ・グッド」ではなく、「スペクトラム・イズ・グリーン」のことです。ちなみに、ヤバイ時は「S.I.R.!」、すなわち「スペクトラム・イズ・レッド」と発します。
まさに、いまのスペクター君の立場は「
S.I.R.!」でありますナ(≧∇≦)ノ彡

Reference Library

ここで取り上げたバリー・グレイの作品の試聴は、リファレンス・ライブラリーで。

February 16, 2004

良いニュース、悪いニュース

  まずは良いニュース。昨年の9月にリリースされた、スターセイラーの『サイレンス・イズ・イージー』ですが、ヨーロッパ盤と同様、東芝EMI盤もCDではなく『CDモドキ仕様』のせいで購入に際し、わたくしと同様躊躇されたかたも多いかと思います。待てば海路の日和アリと申しましょうか、この2月、米国盤がちゃんとしたCDとして、しかもボーナス・トラック2曲追加、さらにエクストラ・トラックにショート・ドキュメンタリー・ムービーのおまけ付きでリリースされました(^o^)。アマゾン価格は¥1,428也とお買い得でもあります。ただし、アマゾンでの配送料無料は1,500円以上ですので、悩ましい値段ともいえましょう。わたくしの場合は、懐かしの英国TVシリーズ「Captain Scarlet」のサントラが980円にディスカウントされていましたので、コレ幸いと2点合わせて注文いたしたしだいでありました。めでたし、めでたし。
 さて、内容でありますが、スペクター抜きとしても、これが結構イケてます。スペクターは他の曲から浮いてしまうどころか、逆に目立たないくらい抑えたプロデュースであります。とはいえ、「Silence Is Easy」はスペクター節健在でありますが。前作の『Love Is Here』も試しに聴いてみましたが、個人的には懐かしい感じのサウンドで好感触です。てなところで、わたくしの拙い紹介文をこれ以上たれ流すよりは、試聴ができる彼らの公式サイトを訪れたほうが確かで速いと思います(≧∇≦)ノ彡

starsailor 公式サイト


 悪いニュース。2003年12月18日のCDジャーナルのインフォメーションでは、ボーナス・トラックの2曲はフィル・スペクターがプロデュースした「At The End Of A Show」と「She Understands」であると告知されておりましたが、残念ながらスペクターのプロデュース作品ではありませんでした。また、「She Understands」ではなく「Could You Be Mine?」が収録されておりました。で、結局スペクターのプロデュース作品は「Silence Is Easy」と「White Dove」の2曲のみということです。おまけのショート・ドキュメンタリー・ムービーですが、スペクター様は登場していません。動かない写真も無しです。ま、当然でしょうが、逮捕の映像もありません。(これは良いニュースなのかな?(≧∇≦)ノ彡)

 ちょこっと、良いニュース。
 我らがスペクター君も、米ローリング・ストーン誌が発表した「音楽史上最も偉大なアルバムベスト500」にめでたく選ばれました。考えてみれば、当然といえば当然であり、64位という位置は、やや不本意ながら、めでたいというべきでありましょう。世間では、1位は当然ビートルズの「 Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」だ、いやビーチボーイズの「Pet Sounds」のほうだ、なんていう争いに目が向いてしまいがちですが、スペクターを抜きにして、これらふたつのアルバムは生まれなかった、といえるのであります。ちょっと強引だな(^_^ゞ。
 ローリング・ストーン誌の結果をめぐってファンの間では「選考が60年代に偏っている」、「ラップ系が上位に入っていないのはおかしい」などとネットなどで意見が相次いでいるそうですが、スペクターに関してはないみたいですねぇ。やっぱ当然かな(≧∇≦)ノ彡

 さて、良いニュースとも悪いニュースとも無関係の「Captain Scarlet」のサントラですが、期待どおりのCDであります。バリー・グレイの音楽が78分50秒と目一杯詰まって980円也とは、チョーお買い得といえましょう。もっとも、このテのものに興味の無い方にはただ退屈なだけと申せますので、あまりお薦めいたしませんが、それでも、グレイ作曲の「サンダーバード」のテーマは一度ならずとも耳にして、いやこびりついておられるはずです。そのグレイでありますから悪いわけがない。もっとも、メロディーの使い回しをしばしばしていることについては、目を、いや、耳をふさいでくださいな(≧∇≦)ノ彡。
 それを踏まえても、子供時代、ジェリー・アンダーソン作品にお世話になったかたは持つべきアイテムのひとつであると断言したい!…ほどのCDであります。あとには『謎の円盤UFO』も控えております。間違えないでいただきたいのは、再録音による日本盤が発売されていることです。これはいけません。中身はバッタもんで、しかも、値段がべらぼうであります。
 オリジナル音源によるCDは2枚組で、すでにファンクラブ会員向けに発売されておりますが、一般向けにリリースされるのも、「サンダーバード」、「キャプテン・スカーレット」の例からみても時間の問題と思われます。なので、しばし待たれよ、であります。
 で、「キャプテン・スカーレット」ですが、小編成のややロック的アプローチの音楽が主体ですので、フルオーケストラの「サンダーバード」に比べると、やや物足りなさを感じるかもしれません。キャプテン・スカーレットのストーリーがスパイ・アクション風SFミステリー(なんじゃこりゃ(^^;)なので、これはやむおえないことです。


Barry Gray and His Spacemakers
Fireball
(ABC-Paramount 45-10424)

 ずいぶん昔ですが、米国の中古屋さんのオークションで、最低入札価格(8ドル)で手に入れたものです。ということは、誰も入札しなかった…。物好き人間決定!
 本命はスペクターのレア・シングル、ボニー・ジョー・メイスンの「リンゴ・アイ・ラヴ・ユー」だったのですが、156ドルでも落札できず(T_T)。どーでもよかった、こんなシングルのために送金する羽目になったったわたくしは、頓馬天狗決定!
 やはり、スペクターにバリーはつきもの哉。

このサウンドは「UFO」に引き継がれていますが、その重さがないぶん、ラウンジ・ミュージックとしての用途もいけるのでは、と思います。とはいえ、不気味な曲もありますので注意が必要ですが、トラック13の「Cocktail Music」をループしておけばよろしいかと(≧∇≦)ノ彡
 バリー・グレイは、決して子供にこびてない曲作りをしていることが魅力ですが、このことが理由なのでしょう、「サンダーバード」の民放のよる再放送で何を勘違いしたのか、子供受けするようにとオリジナル・メイン・タイトル曲を取っ払って、サンダーバード・テーマの中間部のメロディーを利用して日本語歌詞を付けて主題歌としてしまいました。ソノシートまで出しちゃって、嗚呼、嘆かわしや、でございます。こうした勝手な行為がプロデューサーのジェリー・アンダーソンの怒りを買った、という話も耳にしたことがありましたが、真偽のほどは定かではございません。もっとも、ご本家でも、エンド・タイトル用にボーカル・バージョンもレコーディングされていたようですがね。聴けば、お蔵入りにして正解だということも充分うなずけると思います。そういう経緯を知る由もない当時ですら、わたくしは、「サンダーバードの歌」に対して、子供心にも何たることか、と忸怩たる思いをしていたことを付け加えておきましょう。もうひとつ付け加えておきますと、グレイは、この中間部を流用した「Century 21 March」という曲を発表しています。つい「♪サンダーバード、この世の幸せのため〜に♪」とつい口ずさんでしまう自分が悲しい(≧∇≦)ノ彡。
 繰り返しになりますが、グレイの一連の人形劇の音楽は、単なる懐かさだけではなく、純粋に大人のための映画音楽として楽しめるところがすばらしいかと。「海底大戦争/スティングレイ」の挿入曲「Jazz Sequences」を聴いて驚くなかれ。また、エンディングの「アクア・マリーナ」は、大人のラヴソングとして十分通用するものであります。1969年に製作された同じくジェリー・アンダーソンの人形劇「ロンドン指令X (Secret Service)」のテーマ曲の何とオシャレなことか。鼻垂れ小僧にはもったいない。もっとも、わたくしも当時は、もったいない口でありました(≧∇≦)ノ彡。










キリンビバレッジ

キリン生茶のCMはこちらでご覧になれます。











1982年、アサヒビール株式会社が作った、豪華A4版24ページの宣伝を兼ねた情報誌。当時は、キリンに大きく水をあけられていたわけで、何とかシェアを伸ばそうと奮発した企画でしょう。デザインのクオリティもなかなかなもんです。
昔は、このような贅沢な宣伝ツールを各社競って作っていた、という一例でもあります。

March 11, 2004

ナイアガラ お茶よりビールが よく似合う

 いま、キリン生茶のCMに大滝詠一の「君は天然色」が使われており、気がつかれたかたも多いかと存じます。と同時に喜びの声をあげるナイアガラ・ファンもいたでありましょう。しかし、以前ナイアガラ・ファンだったわたくしには複雑な思いなのでございます。と申しますのも、かつて大滝詠一は音楽雑誌に『コマソンの巨匠』と書かれていたのでありまして、いいかえれば、CMのためにオリジナルソングを書いたということであり、けっして出来合の歌をそのまま流用することはなかった、ということでございます。たしかに、シチズンのCMソングになった「ムーチュ」という歌は、もともとは『ナイアガラ・ムーン』の収録曲「いつも夢中」でしたが、CM用に新たに再レコーディングしたもので、オリジナルとはまったく違う別ヴァージョンだったのです。今回の「キリン生茶」のCMはどうかといいますと、どうも再録音されたという話は聞きませんし、実際CMは中途半端にフェード・アウトであります。これは、いけません。
 いけませんついでに申し上げますと、大滝詠一は、かつてアサヒビールの宣伝媒体に登場しております。(たしか、三ツ矢サイダーも、アサヒビール系列だったはず)もっとも、22年前ですので時効でしょうが、熱烈なファンであった(過去形ね)わたくしには、ついこの間のような気がして、アサヒへの義理はどうしたのだと、わたくしも先日、新商品の発泡酒2缶をプレゼントしていただいたところなので、余計な心配をしております(^_^ゞ。ちなみに、我が家はサッポロ派ですので、どうでもいいといえば、どうでもいい話でございますが(≧∇≦)ノ彡。
 








田中美奈子
(Japan Records 10JC-467)
Released in 1989


Alyssa Milano
(Pony Canyon PCCY-00026)
Released in 1989


SUE CREAM SUE
suecrealisms
(For Life 35kd-59)

米米クラブの華、ダンス・ユニットSUE CREAM SUEの幻のデビューアルバムにも「Be My Baby(漣ヴァージョン)」が取り上げられておりました。
1986年作品。


Mi-Ke
蘇る60's 涙のバケーション
(BMG BMCR-6301)

収録されて当たり前といえるアルバム。最初のワン・コーラスだけが日本語。サウンドはちょっと安ぽい。せめてオリジナル曲の「涙のバケーション」なみのオールディーズ・サウンドにしてほしかった。
1993年作品。




Suzanne Doucet
Sei Mein Baby
(Interphon IN-7704)

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May 13, 2004

ドイツの壁は鳴り響き、腱鞘炎の痛みもまた走り(>_<)

 「Be My Baby」のドイツ語カヴァーのリクエストのお応えするにあたって、ふと田中美奈子のヴァージョンを思い出し、ちょいと聴いてみました。

♪今 ベルが鳴る
 わたしに出逢える旅が始まるの
 異国で頭冷やすと 彼にロービーで電話した …

 発売当時、萩原健太氏が「冒涜だ」とまで言わしめたカヴァーですが、これはもうカヴァーというより、もはや「替え歌」であります。かつてミコちゃんが歌った漣(さざなみ)健児氏の日本語詞も翻訳というよりも創作といったほうが近いものですが、原曲のイメージは保っているように思われます。それに引き替え、只野菜摘嬢(?)の詩は、オリジナルな世界を作り上げてくれました。

♪世界の …Be My Be My Baby
 空の下 …My One Only Baby
 泣いて笑ってる …Be My Be My Baby
 理由(わけ)を知りたい …Wow Wow Wow Wo


 と、「Be My Baby」というフレーズが、取って付けたというか無理矢理残した、というような気すらします。いっそのこと外したほうがスッキリするというものでしょう。それにつけても、どういう意図でこのシングルが作られたのか、逆に興味が湧くという一品でもありますなぁ。
 
 期せずして、田中美奈子ヴァージョンと同じ1989年にリリースされたアリッサ・ミラノのセカンド・アルバム『ALYSSA』にも「Be My Baby」がカヴァーされております。こちらは英語なので詩に関しては問題はございません。
 日清製粉ママースパゲティ 「スパッソ」のテレビ・コマーシャルで、キュートな容姿を見せてくれていましたが、それが彼女を知った最初だと記憶しております。で、久々に彼女をテレビで見たのは、アメリカの人気テレビ・シリーズ「チャームド/魔女3姉妹」の三女のフィービー役としてでありまして、16歳の少女も、すでに三十路に入っていたとは、当たり前とはいえ少々驚きました。

 さて、アリッサの「Be My Baby」は、ロネッツのコピーともいえるアレンジで、それだけじゃあ芸が無いと思われたのか、オリジナル曲の「Tell Me That You Love Me」をくっつけてメドレーに仕立てております。個人的にはメドレーは余計だと思いますがね。で、スペクター・サウンドにこそなっておりませんが、ファースト・アルバムでの「Da Doo Ron Ron」のカヴァーが、打ち込みによる当時のハヤリ風というか、ガキンチョ向けのかるい作りで、がっかりしただけに、この「Be My Baby」は、とても好感が持てるオジサン向けの仕上がりになっております。

 ということで、本題のドイツ語ヴァージョンですが、改めて付け加える情報もないので以前の原稿を転載します。それだけじゃぁ芸がないので、歌詞をお付けいたしました(≧∇≦)ノ彡。
 歌っているスザンヌ・ドセットは、日本では当時も今も、ほとんど知られることの無いシンガーですが、お国ドイツではシンガー・ソングライターとして注目を集め、17才で、すでにポップ・スターの座にいたといいます。また、いくつかの米国のカヴァー・ソングを歌いヒットさせてもいるようで、この「Be My Baby」は、ナンバーワンの大ヒットを記録したとのことであるそうな。その後、作曲家、プロデューサーとして活躍し、1983年になると米国に移住して、今はOnly New Age Music, Inc. およびThe International New Age Music Networkの創設者で社長を務め、音楽マーケティング・コンサルタントとしても忙しい日々を過ごしているそうです。

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Be My Baby











P.Sといっても、フィル・スペクターのことではなく、ヤマハ楽器が売り出したポータ・サウンドというポータブル・キーボードのこと。最上機種が36,000円也。当時としては、キーボードがこんなに安く買える!と思えたもんですが。
調べたら、今もこのシリーズは販売しているんですねー。

昔は、このような贅沢な宣伝ツールを各社競って作っていた、という一例でもあります。(どっかで書いた気が(^^;)




レインボー・シスターズ
悲しきウェザーガール
(ポリドール 7DX1312)
作詞/大津あきら
作編曲/木森敏之
なお、木森氏は1988年4月他界されています。

September 9, 2004

音壁に、カミナリがよく似合う哉

 たとえ天気の予報が完璧に出来たとしても、自然の猛威に対して人は無力である、と改めて思い知らされた今日この頃であります。ちなみに、その昔、大瀧詠一さんのお宅にカミナリが落ちたことがあるそうです。そのエピソードが、ヤマハ楽器のタブロイド判PR誌「Porta Sound Times 秋号 (1981年発行)」に掲載されていました。古い話で恐縮です(^^;。

 さて、話は変わりますが、かつてテレビ朝日に「ウェザーショー」という、天気予報がハズレると、その予報を担当したお天気おねえさんが罰として水着姿になるという、まことに脳天気な天気予報番組があったのでございます。たしかに、それまでは予報がハズレても誰も責任を取らなかったわけでありますから、あるべき姿といえましょう。それにつけても、水着姿が「あるべき姿」であるとは思いもよりませんでしたが(≧∇≦)ノ彡。
 しかも、予報がハズレることを期待する番組視聴者も出てきたという話ですので、天気予報の根幹に関わる由々しき問題に発展したといっても過言ではないと申せましょう。
 さて、その「ウェザーショー」に出演していた7名(メンバーには迫文代もいた)のお天気おねえさんから、井上摩美、栗田眞里、吉田麻子の3人を選抜、レインボー・シスターズを結成し、シングルをリリースという暴挙に出たのでありました。このあたりは、いうまでもなくオールナイトフジの二番煎じでございますね。とはいえ、雷雨の音から始まる「悲しきウェザーガール」は、ウォール・オブ・サウンド風味でなかなかおつな曲なのでありました。これで歌唱力が、いいえ欲は申しません、ごくごく並な歌い手であったらと思うと残念でなりません。
 というわけで、イントロだけでもお楽しみください(≧∇≦)ノ彡

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↑のジャケット画像は、右の内容とは関係はございません。まあ、何となく気分は「忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」と申しましょうかねぇ。誰が誰に対して「泣いておくれ」なのか、ようわからんですが。ちょっと使いたかっただけ。

October 11, 2004

忘却とは忘れ去ることなり…

 人の噂も七十五日も申しますが、とうに六百日も過ぎたスペクター御大のスキャンダルなど、すでに忘却の彼方かもしれません。さらにいえば、スペクターってデーブ・スペクターのこと?っていうのが小泉政権下の我が国の実情でもあります。もっとも、誰が政権を担っても、この現実は変わりませんが(≧∇≦)ノ彡。
 さて、わたくしも、ついうっかり忘れておりましたが、AP電が伝えるところによると、スペクター御大の裁判に動きがあったようです。先月27日月曜日、ロサンジェルスの法廷においてラナ・クラークスン殺人容疑の起訴状が読まれた後、外に出たスペクターはマスコミに向けて検事をののしったそうであります。いやはや。
 スペクターは起訴状が読まれた時、弁護士の腕にもたれたが感情を表すことはなく、裁判官デビッドS.レズリーの質問に単に「はい、閣下」と簡潔に答えるのみだった、とのこと。レズリーはできるだけ早い公判期日として12月16日を決定。そして、審理をアルハンブラにあるスペクターのお屋敷に近いパサディナに移管させるのではなく、ロサンジェルスで裁判を続けることに合意したという。検察、弁護士両側は、報道陣の衝突に対する懸念が予想されることを示唆しております。ロサンジェルスの法廷はパサデナより大きいこともニュースでは付け加えておりました。
 ほんでもって、法廷の外に出たスペクターは、地方検事スティーヴ・クーリーを「ヒトラーのような地方検事と彼の突撃兵のような州警察の行為は、ふとどきで、非良心的で卑劣である」とアドルフ・ヒトラーを引き合いに出して罵倒したそうでございます。はたして、ユダヤ人差別と関連があるのかどうか。太陽が眩しかっただけかもしれません。
 とりあえずは、保釈も引き続き認められたので、よかったね。



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THE WALL OF HOUND
このサイト名の由来は、もちろんフィル・スペクターが創造したWALL OF SOUNDの語呂合わせです。 HOUNDには、マニアという意味もあるようですが、特に深い意図はありません。また、ぼくは吠えたりもしません。このサイトでは、そのフィル・スペクターの再認識と知名度の向上を第2の目的としたものです。(文責: 大嶽好徳)
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で、第1の目的はといいますと、ぼくの本業であるイラストを紹介することです。
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Links2/27/2001 更新
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