治療も命がけだグラントシマウマ(1994年7月)


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 アフリカ園の中で最も動きのある動物といえばグラン 
トシマウマ、昨年*月には待望の雌の赤ちゃんも生まれ 
ました。シマウマには当園で飼育しているグラントシマ 
ウマの他にグレービーシマウマ、チャップマンシマウマ、
ヤマシマウマという種類があります。学生時代に某サー 
カスでアルバイトをしたことがありました。そこにいた 
のも確かグラントシマウマで、大変慣れていたのでバイ 
トの私も頭を撫でることができました。ところが動物園 
に就職して飼育研修のとき、まず初めにシマウマは気が 
小さいので気を付けろといわれました。びっくりすると 
走り出して止まらなくなることがあるというのです。確 
かに飼育係の指差すフェンスをよく見ると、網が内側か 
ら外側に向けてはちきれんばかりにふくらんでいました。
これはぶつかった跡なのだと首をすくめていうのです。 

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