「ネルフ:カラオケ大会の巻」

                              by Shingo


 日向:「さあて、お集りの皆様!大変ながらくお待たせいたしました!本日お待ち
     かね、ネルフ恒例、大カラオケ大会の日がやってまいりましたあ〜!」

 一同:「イエ〜イ!」(ドンドンドン パフパフ)

 日向:「本日は、このネルフの誇る国民的美少女、綾波レイちゃんの15才の誕生日
     ということもあり、かつてない盛り上がりをみせておりま〜す!」

 一同:「レ〜イちゃ〜ん!」(ドンドンドン パフパフ)

 日向:「さあ、それでは早速、一番手の方に歌っていただきましょう!まずはこの
     人!ネルフ2大美少女のひとり、惣流アスカ=ラングレーちゃんどぅわぁ
     〜!」

 アスカ:「ハロ〜!みんな、このあたしの美声に聞きほれて、失神するんじゃない
      わよお〜!」

 日向:「おおっと、さすがはアスカ様、いきなり挑発モードだあっ!それでは、
     ミュージックスタ〜トォ!」
 
 アスカ:「♪キューンキューン キューンキューン
       ワタァシのかれーは パイロォ〜ットォ〜
       チラリのぞいて 熱膨張
       ゴッと叫んで 大暴走〜

       長く尾をひく アンビリカル=ケーブルで〜
       お〜お〜きな〜 ハァ〜トが〜
       重ねて ふぅ〜たつぅ〜
       あ〜お〜い〜 おお〜ぞら〜
       ラ〜ブサ〜イ〜ン〜

       I LOVE YOU 
                     YOU LOVE ME ?

                     だ〜け〜ど〜 かれったら わたしより
       冷血おん〜な〜にぃ お熱ぅ〜なのぉ〜
       
       キューンキューン キューンキューン
       ワタァシのかれーは パイロォ〜ットォ〜♪」

 一同:「わぁ〜!」(ドンドンドン パフパフ)

 アスカ:「みんな見て〜!わたしを見てぇ〜!ママ〜!」

 日向:「おおっと、どうやら興奮のあまり、あっちの世界へ行ってしまったようだ
     あっ!それでは、続いていきましょうっ!アスカの彼のパイロットこと、
     碇シンジ君だぁ〜!」

 シンジ:「ど、どぉも〜。シンジくんでぇ〜す・・・・しぇ〜!」

 一同:「ブ〜ブ〜!」

 日向:「ベタなつかみが終わったところで、歌っていただきましょう!シンジ君、
     どうぞぉ〜!」

 シンジ:「♪ボクゥ〜がボクゥ〜であるためにぃ〜
       エヴァ〜にのらなきゃ〜ならな〜い♪」

      カ〜ン(鐘ひとつ)

 シンジ:「ううっ。やっぱり僕は、いらない子供なんだ・・・ぐっ、ぐれてやるぅ
      〜!ぬぅすんだバァイクゥではぁしりだすぅ〜!(泣)」

 日向:「ああっ、シンジ君、バイクで一体、どこに・・・?まあ、いいか。さぁて、
     お次は誰かなぁ〜?」

 ミサト:「次は、わたしたちのデュエットよん(ハアト)。」

 日向:「ああっ、葛城さん、もしかして僕とデュエットしてもらえるんですかぁ〜
     ?」

 ミサト:「ごめんねぇ〜、相手はあんたじゃなくて、加持なの。ほら、早く曲を
      セットしなさいよお!」

 日向:「(ううっ、俺っていったい・・・?)それでは、加持リョウジ&葛城ミサト
     で送る、ラブラブデュエットどぅわぁ〜!(やけくそ)」

 加持:「♪十年前〜の浮気ぐら〜い〜 大目にみ〜ろ〜よ〜♪」

 ミサト:「♪ひらきなお〜る その態度〜が〜
      気にいらないのよぉ〜♪」

 加持:「♪十年前の浮気ぐら〜い〜 大目にみ〜ろ〜よ〜♪」

 ミサト:「♪両手をつ〜いて あやまったってぇ〜
      ゆるしてあ〜げ〜ない♪(ぶちゅ〜)」

 一同:「うお〜!ヒュ〜ヒュ〜♪」

 青葉:「うおおっ!これぞ愛!これぞしあわせ!いよぉ〜し、オレもうたうぜぇ〜
     !」

 日向:「おおっと!お次はネルフが誇る(?)ロックギタリスト!青葉シゲルのラ
     イヴステージだあっ!」

 青葉:「マ、マヤちゃん!オレの歌、聞いてくれっ!」

     じゃかじゃんっ!

 青葉:「(語り by加山ユウゾウ)
     ああ、ハッピーだよなあ。
     なんで、こんなにハッピーなんだろう。
     ・・・・そうか、君がいるからだ!

     君がいるから、僕はこんなにハッピーなんだ。
     でも、もっとハッピーになれる方法を
     僕は知っているんだ。

     ・・・それは、君と『ラブラブ』することさ!
     ラブは、僕たちをもっとハッピーにさせるパワーを持っているんだ。

     さあ!ふたりで、『ラブラブ』しようじゃないか!(ポッ)」

 マヤ:「ふっ、ふふふっ、不潔だわぁ〜!」

     ドカバキゲシッ!

 青葉:「うおお〜っ、しっ、シアワセどわぁ〜*♂※@☆。!」

 日向:「・・・さ、さてと、それでは次、いきますか・・・。次は、おおっと、これは
     意外、副司令こと、冬月コウゾウ氏に歌っていただきます!どうぞ!」

 冬月:「あ〜、おほん。マイクの調子はいいようだね・・・。
     
     ♪あ〜の〜日 あ〜の〜時 あ〜の〜場所〜で
      碇〜に会わなかぁ〜ったら〜
      わた〜しぃ〜は〜 今でも
      大学教授の〜まま〜♪」

 ゲンドウ:「冬月、きさま・・・。」

 日向:「あ、あははははは!ほ、本日は特別に、強力なゲストをお呼びしておりま
     すっ!それは、この人! 渚カヲルくんだあっ!」

 カヲル:「やあ、カラオケはいいねえ。カラオケはヒトの心を潤してくれる。リリ
      ンの生みだした文化の極みだよ。ところで、ボクのシンジ君はどこに
      いったんだい?」

 日向:「あ、さっきバイクをとばして、どっか行っちゃいましたけど・・・。」

 カヲル:「ふう、しかたないな。それじゃあ、ボクのアイのこもった歌で、シンジ
      君を連れ戻してあげるよ。用意はいいかな?」

 日向:「・・・は、はあ、どうぞ・・・。」

 カヲル:「♪い〜い〜な い〜い〜な
       に〜んげんって い〜い〜な
       ボクとシンジ君で ラブラブおふろ。
       あったかいフトンで 眠るんだろな

       ボクもかえ〜ろ
       アダムにかえろ

       チョンチョン くびチョンパで
       バイ バイ バイ♪」

 シンジ:「カ、カヲル君、ゴメンよお〜!だきだきっ。」

 アスカ:「シ、シンジ!なに男同士で抱き合ってんのよお!?ちょっと、こっちに
      きなさい!わたしが女の子の魅力ってやつを、たっぷりと教えてあげる
      わ!じゅるじゅる。」

 シンジ:「ああ、♪もう おわ〜り〜だね〜 き〜みが〜 ちいさ〜くみ〜える〜
      (泣)。」

 カヲル:「シンジ君・・・。(クスン)」

 日向:「さ、さて!今大会も、いよいよ大詰め!いよいよ、ネルフ総司令、碇ゲン
     ドウ氏の登場ですっ!みなさん、盛大な拍手を、お願いしますっ!」

 一同:「わ〜!」(パチパチパチ)

 ゲンドウ:「B-666、『残酷な天使のテーゼ』だ。早く準備をしろ。」

 日向:「おおっと、さすが司令!みごとに押さえるところは押さえてますっ!(ペ
     チッ!)それでは、思う存分、歌っていただきましょう!どうぞ!」

 ゲンドウ:「♪あ〜かぎぃ〜はかぁ〜せがぁ 鉄の扉たた〜い〜てもぉ〜
        レイちゃんだ〜けを〜 ただみ〜つ〜めて〜
        ほほ〜え〜んで〜る〜 わ〜たし〜 (ニヤリ)
        
        し〜ろい〜 首す〜じを〜
        サング〜ラス〜が うつ〜し〜てる〜
        世界じゅ〜うの〜 時をと〜めて〜
        閉じ〜こ〜めた〜い〜けェどぉ〜・・・うおおおっ!レイ〜!」

 レイ:「・・・だめよ。碇君が待ってる。」

 ゲンドウ:「レ、レイ〜!カムバ〜ック!(号泣)」

 日向:「司令、あっさりとフラれてしまいました。それにしても、今日は赤木博士
     の姿がみえないとおもったら、どこかに監禁されていたんですねえ〜。そ
     れではっ!最後は本日のメインゲスト!綾波レイちゃんに歌っていただき
     ましょう!レイちゃん、スタンバイ、オッケー?」

 レイ:「・・・いつでもどうぞ。」

 日向:「おやあ?これは、碇司令に捧げる歌となってますねえ!いったいこれはど
     ういう事なんでしょーか?」

 ゲンドウ:「レイ〜!わたしはおまえを信じていたぞ〜!」

 レイ:「それじゃ、歌うわ。
     ♪司令がわたしにくれたもの〜
      落としてヒビ〜のはいっためがね〜

      司令がわたしにくれたもの〜
      落としてヒビ〜のはいっためがね〜

      司令がわたしにくれたもの〜
      落としてヒビ〜のはいっためがね〜

      司令がわたしにくれたもの〜
      落としてヒビ〜のはいっためがね〜
        
      大好きだったけど〜
      息子が〜いた〜なんて〜
      大好きだったけど〜
      しけてる〜プレ〜ゼント〜

      バイバイサヨナラ し〜れ〜い
      もう顔も〜みたくないわ〜
      (以下30回くりかえし)」

 ゲンドウ:「ウアアアアアアアアァアァアァアァアァアァ・・・。ワ、ワタシが悪
       かった、許してくれえ〜ッ!ガクッ。」

 日向:「・・・どうやら、碇司令は、再起不能のようです・・・。まあ、人生色々、と
     いう事でしょうか?それでは、次回また会う日まで、さよ〜なら〜!」

 アスカ:「こらぁ〜シンジ!往生際が悪いわよ!観念して、さっさとワタシのもの
      になりなさいっ!へっへっへっ、ウブなネンネじゃあるまいし。」

 シンジ:「僕は、ウブなネンネだよぉ〜。」

 レイ:「♪碇君ちのばばあ 碇君ちのばばあ 
      碇君ちのばばあは まだ14♪」

 アスカ:「ファーストォ〜、そりゃいったい誰のこといってんのよぉ〜?」

 シンジ:「♪・・・あしたは どっちだ〜?♪」(ガクッ)

                              おしまい


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 あとがき

 どーも、私の初エヴァ小説を読んで頂き、ありがとーございます。って言っても、
小説っていうよりは、CDドラマの脚本みたいですけどね。かなり、パクリなネタも
入ってます。(特に、青葉の語りとか。ナディアのネタ、まんまやんけ!)他にも、
ゼーレのみなさんで、”アジアの純真”とか、考えてたんですけど。『北京 ベルリ
ン 上海 リベリア ゼーレだって エヴァをつくって〜』てな感じで。あと、レイ
ちゃんが、『さよな〜らさえ〜 じょお〜ず〜に言え〜なかぁ〜った〜』って歌うと
か。ひねりがないんで、やめました。
 今度は、もっとちゃんとしたヤツを書きます。とりあえず感想、聞かせて下さい。

                                            
                              Shingo




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管理人(その他)のコメント

カヲル「いいないいな〜人間っていいな〜」

アスカ「何コメント上で歌ってんのよ!」

 ばきっ!!

カヲル「あうう、よ、ようこそSingoさん・・・この分譲住宅へ・・・・」

アスカ「カラオケと言えば、やっぱりアタシじゃない〜」

カヲル「・・・・世間一般の評価はどうなんだろうね。君が歌、うまいと思われているんだろうか」

アスカ「どういう意味よ」

カヲル「少なくとも僕は歌がうまいと認識されているだろうけど、ということだよ」

アスカ「同じ歌好きでも青葉さんのほうは評価がまっぷたつなのに? そんな世間の認識はあてにならないわよ!! アタシの歌がうまいって言うのは全世界の下僕が認める真実!」

カヲル「全世界の下僕に強制する虚偽だったりして・・・・」

アスカ「む〜っ!!」

 げしげしげし!!


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