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第20話おまけ
ある教室の片隅での出来事、或いは作者の妄想





「勝ぁ〜った、勝った! パーペキよォ〜ん」
「まいったわねェ〜」
「1つくらい、ウチのクラスが取れると思ったんですけど・・・・」
「まずいなァ〜、今月のローンが・・・・」
「加持先生の口車に乗って、大穴狙いなんかするんじゃなかった」
「おいおい、日向君。男ならロマンを求めなきゃ」
「そうは言っても、現実はコレ、ですよ?」
「はは・・・・」
「さぁ〜すがは、私の教え子だけあるわ。担任想いのいい子ばっかり」
「別に葛城先生が、どうこうってコト、ないと思うんですけど・・・・」
「なんか言ったぁ?」
「べ、別に・・・・」
「ミサト! イジメちゃかわいそうよ」
「先ぱ〜い」
「はい、はい。でも、アンタ達って、ホぉ〜ント仲いいわね。
 出来てんの?」
「そ、そんな・・・・。アタシ達、別に・・・・」
「お、赤くなった」
「ミサト!」
「おぉ、コワ。はい、はい。悪ふさけは止めるわ」
「葛城、7年前に言えなかった言葉を言うよ。だから・・・・」
「チャラにはしないわよ」
「か、葛城・・・・」
「いつもニコニコ現金払い! が、規則でしょ」

「さて、精算も済んだようだな」
「ああ」
「おまえも随分懐が暖まったコトだろうな」
「ふ。シナリオ通りだ」
「まったく、おまえという男は!」
「あなたにそんな言われ方をする覚えはありませんよ、冬月先生」
「ふん・・・・まぁいい」

「でも、学園長・・・・。澄ました顔してるけど、笑いが止まんないんじゃない?」
「あれであの人、すっごい親バカだもの」
「どれ位賭けてたんでしょうね?」
「さぁ〜? 世の中には科学で解明できないコトもあるのよ」

「さて、お楽しみはコレまでだ。
 いつものように、今回の件は第1級機密事項となる。
 決して他に漏らさないよう・・・・。
 では、解散」

「アラ、もうお楽しみはおしまいなの?」
「「「「「「「「!!」」」」」」」」
「アラ、どうしました? 皆さん、凍り付いたりして」
「ゆ、ユイ・・・・」
「ゆ、ユイ君。こ、これは・・だな」
「り、理事長。これは、教師間のレクリエーションでして」
「(ナイス、加持)そ、そうなんですよ、理事長」
「レクリエーション?」
「は、はい」
「健全な?」
「そうです」
「お金が動くはずもない?」
「その通りです!!」

「ふ〜〜ぅん。・・・・じゃあ、はい」
「な、なんだ? ユイ? その手は」
「今日、ここで賭事なんか、無かったんでしょう?」
「う、うむ」
「ならば、あなたの財布がそんなに膨らんでいるコトは無いはず・・」
「そ、それは・・・・」
「あ・な・た」
「は、はい・・・・」
「素直でよろしい。・・・・葛城先生?」
「は、はい!」
「どちらへいらっしゃるの?」
「あ、そのォ、ちょっち、急用が・・・・」
「そう、大変ね」
「は、はぁい!」
「でも、財布の中を正常にしていく時間くらい・・あるでしょ?」
「・・・・はい」

「それじゃ、皆さん。お気をつけてお帰り下さいね」
「私の生活費ィ〜(泣)」
「・・・・」
「あ、あなた」
「な、なんだ? ユイ」
「今日は私が御馳走、用意してますから。
 寄り道しないで下さいね」
「・・・・はい」


きぃ〜〜〜
ぱたん

おしまい



[to be continued]




みきさんへの感想はこ・ち・ら♪   


月刊オヤジニスト(番外編)

リョウジ「なぁ・・・・今月どうやって暮らす?」

ミサト 「もうけたお金ほとんど理事長に持ってかれちゃったしね〜」

マコト 「ミサトさんはまだ元金が残ってるから良いですよ。僕たちなんかスッカラカン。なーんにも残ってない」

リツコ 「こうなったら、最後の手段よ。アルバイトしかないわ」

マヤ  「先輩! それは教員規則に違反します!」

リツコ 「ならマヤ、あなた教員規則の本を抱えて餓死するつもり? 規範は人間を律するためにあるんであって、人間を束縛するためのモノじゃないわ」

マヤ  「分かっています。分かっていますけど、納得できないんです」

リツコ 「ってことで、ミサト、アンタの財布は元手として徴収よ」

ミサト 「ちょっと待った! それはおかしいわよ! あんた達は賭に負けたってことは変わらないのよ! アタシが得する分を持ってかれただけなんだから!」

リョウジ「でも、その金があれば俺達もおまえにたかることで生きていけたはずなんだ。その責任はとってもらうわ」

ミサト 「加持〜あんたって男は〜!」

リツコ 「とりあえず、その元手でどういうことをするか、だけど」

ミサト 「あーわかったわかった! じゃあアタシがこの元金で競馬で一発・・・・」

リツコ 「却下」

リョウジ「葛城のことだ、まあ半日ですっぴんだろうな」

マコト 「ミサトさんの運のなさは天下一品ですからね〜」

シゲル 「じゃあ、その金でギターを買って俺がライヴで・・・・」

マコト 「それも却下。おまえのライブでここの6人、食わせていけるか?」

シゲル 「うぐ・・・・」

リョウジ「みんなで種、買うか? 畑ならあるぞ」

ミサト 「アンタいったいいつになったら食べれるものができると思うのよ? これは道楽じゃないのよ!」

リョウジ「なに、今のスイカを食ってれば生きていけるさ」

ミサト 「ひと月スイカ!? 勘弁してよ〜!」

リツコ 「じゃあ、こうしましょう」

ミサト 「なによ」

リツコ 「そのお金を元手にを作って・・・・」

ミサト 「こらまて! アンタいったい何を作ろうって言うのよ!」

リツコ 「理事長を眠らせてお金を取りかえす」

ミサト 「・・・・それのどこがアルバイト・・・・」

マヤ  「さすが先輩!」

ミサト 「リツコの言うことを何でも正しいと思うんじゃないっ!」

シゲル 「しかし・・・・背に腹は代えられないか・・・・」

リョウジ「異存なし」

マコト 「確かにな・・・・」

リツコ 「ミサト、アンタは?」

ミサト 「アタシは降りるわ。あの人の恐ろしさを知らないって、幸せな事ね」

リツコ 「そう、なら強制はしない。黙ってさえくれれば」

ミサト 「アタシは何も知らない。何も知らなかったわ!」

リョウジ「じゃあ、そういうことで・・・・

ミサト 「はぁ・・・・可哀想に・・・・目に浮かぶようだわ・・・これからの姿が」

 




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