碇食堂は今日も繁盛!!

Phase 0 プロローグ




この話はフィクションです。まったくの架空のものです。



・・・ぴぴぴ、ぴぴぴ、ぴぴ・かちゃっ。鳴り続けていた目覚し時計がようやく主を起こすという役目から開放される。

「・・・・・朝か。まだ眠いな。今なん、」

だるそうに布団からのそのそ這い出る少女の言葉が凍り付く。

よく見ると、時計の針は8時を指していた。

少女がいつも乗る電車の時間は8時23分。どう考えても間に合わない。

「・・まあいい、今日は休むこととしよう。・・・やることもあることだし。」

少女の名前は茅薙夏月(かやなぎなつき)、近所の公立高校に通う普通の女子高生だ。

ただ、顔に表情がまったくなく、茅薙流剣術道場の跡継ぎであるという以外は。

 両親を早くに亡くし、剣術一筋の祖父一人の手によって育てられたために、寡黙な上に肝が据わった性格になっている。

 茅薙家は西暦900年代の終わりに開祖ともいうべき茅薙惣一郎が剣豪として歴史に登場して以来、1000年以上の歴史を持つ。その間、他の流派との融合や、自己研鑚により、他の流派とは一線を画すほどの実力を誇るようになっていた。・・・が、1997年現在、門下生は一人もおらず、免許皆伝を持つ夏月の他には師範代として夏月の兄の睦月がいるのみである。その兄も生物工学の研究に忙しく、家に寄り付かないありさまである。

 



「睦月せんせー!!」

後ろから大きな声で呼ばれ、茅薙睦月はパンをかじりながら振り向いた。

「ああ、おはよう。・・・今日も早いね。まだ8時だよ。」

女子大生と思われる娘が走りよってくる。と、ふいに立ち止まり、上から下までじっと眺めると、

「ふうっ、また家にも帰らずに研究に励んでらっしゃるのね。」

心配そうにそうつぶやく。

「はい?何か言いましたか?」

「い、いいえ!な、何も。それより助教授になられたんですよね。」

「あれ、耳がはやいですね。・・・僕としては研究さえできれば何でもいいんですけどね。」

「でも大学院を出て1年ですぐ助教授なんてすごいですよ。でも、たまには家に帰られたほうがいいと思いますけど・・・。」

「あ、やっぱりわかりますか?汚くはしてないつもりなんですけどね。」

頭をぽりぽりと掻きつつ答えている。この男は心配されているのに気づいていないようだ。

「あまり根をつめると体壊しちゃうってことです!・・・たまにちゃんと休んでくださいね。」

「・・・はいはい。」

睦月は苦笑しながら研究室へと入っていった。


 



 夏月は朝食を食べ終わると、蔵へと入っていき、そこから数冊の古文書の様なものを探し出し、一心不乱に読み始めた。その表紙には「錬金術とその方法」とか「法術とは」というようなあからさまに怪しい言葉が並んでいる。

 一時間ほどしたとき、読んでいて思わず声を出してしまう。「転移の門の術?」

それはそうだ。ドラえもんを見て育った世代にとっては一度は欲しいと思う事のあるものと近いものがのっているのだ。声も出てしまうだろう。

「たまに本当に出来るものが混じっているからな。試してみるか。」

そうつぶやくと、おもむろに蔵の床に文様を描き出す。

「どれ。やるとしよう。」

しばらくして、蔵から強烈な光が放たれた。



そしてこの日、茅薙夏月はこの時代から消えた。




続く

まだ導入部分なんで。


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管理人(その他)のコメント

カヲル「くろ猫さん、この分譲住宅へようこそ。僕は待っていたよ」

アスカ「夏月・・・・また、女の子のね」

カヲル「どうかしたのかい?」

アスカ「ナギサ、ユミ、もろもろの女の子が出てくる中・・・・さらにまた、女の子なのね・・・・」

カヲル「心配なのかい? にやり」

アスカ「心配じゃないの?」

カヲル「また青柳さんあたりが洋館にさそいこまないか心配だよ、それはもちろん」

 どかばきぐゃっ!!

アスカ「そういう意味じゃない!! あたしはねぇ!!」

シンジ「何が心配なの? アスカ」

アスカ「っげえっ!! し、シンジそこにいたの!?」

シンジ「いたけど・・・・・なにか?」

アスカ「なんでもないなんでもない」

シンジ「何でもないって、何が心配なのさ」

アスカ「・・・・カヲルの言うとおりのことよ・・・・」

カヲル「(・・・・まったく、素直じゃないんだから・・・・ま、そのほうがこっちにはいいんだけどね)」


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