今月あちらこちらで展示されているはやぶさのカプセルですが、丸の内オアゾでの展示は今日までです。なので見に行ってきました。夏休みとはいえ一応平日。11:00過ぎに到着しましたが、整理券を貰ってから20分程度で見ることが出来ました。ついでに言えば待ってる場所はオアゾの屋内なのでクーラーが効いています。こんな待ち時間へでもないですわあはははは。
さて、肝心の展示物ですが、帰還カプセルの電子機器部分、カプセル本体ともいえるインスツルメントモジュール、それからテスト用のカプセル模型の3つが並んでおかれています。展示スペースはせいぜい小部屋程度で、歩いて見て数分と言うところでしょうか。圧倒的な感動もなければ、視覚的なインパクトもみているだけではありません。電子機器部分も見てみると基盤にリード線ぽい配線にと……見慣れたものです。
でもこの目の前にある電子機器が、インスツルメントモジュールがです。自分らの知ってる当たり前の様な機械が足かけ7年近く宇宙空間を旅して、60億キロの旅路をしてきたものだと思ってみましょう。もちろんそれらの機器は特注で選りすぐられたものかもしれませんが、2003年当時の技術を使って行って帰ってきたものです。そう考えて見てみると、じわじわと感じるものはありませんでしょうか。はやぶさの打ち上げからもう7年の時が流れたわけです。2010年の技術を使えば、同じサイズにより高度なものを納めることも出来ます。いまチャレンジできるのはもっと多くのことです。そう思えばまた、この先の展望にわくわくしたものが感じられませんか。言ってみればはやぶさのカプセル展示は、想像力を膨らますほどにがっつり楽しめるものだと思います。
来週はお台場の未来科学館で展示されるそうです。まだまだ見に行くチャンスはありますよ。
このまま家に帰ってしまうのはちょっともったいないので、足を上野に伸ばして来ました。国立科学博物館では大哺乳類展をやっているのですがその横を素通りして、国立博物館でやっている「誕生!中国文明展」を見に行ってきました。9月頭で終わりですからたぶんこの休み中に行っとかないとということで、はやぶさもそうですがこっちも趣味全開です(笑)
解説のヘッドセットを借りていちいち聞きながら展示を見て回ります。特に中国ものは磁器と玉が見ていて飽きない(色合いとかデザインとかそういうもので)ので、今回の展示に多くの玉がありましたので個人的にはよかったです。あのとろとろの色合いがねぇ……ほぅ。ただそれ以外の青銅器などの精細な文様とかも、いやこれどんだけ労力かけて作ってるのよと思わせるに十分なものです。様々な古代中国の遺物、見てて楽しいものです。
ただ、展示に行く前に食べたお昼ご飯が脂っこすぎたせいか疲労度が増してしまい、二時間弱歩き回っただけでへろへろになってしまいました。そんなこんなで帰宅後昼寝をしてしまうような感じに。ああ夏ばてだなぁ。