法事に出るため実家に向けて帰るわけだが、そこにThinkPadX40を持っていくことに。ThinkPadX61は仕事のデータがいろいろ入っているわけだが、この昨今意図せぬデータ流出やらなにやらで厳しいご時世、仕事をするつもりがまったくない状況であればX61を持っていくのはリスクばかりが高いわけなので遠慮したいところですわな。
そうすると、と見回してみる。現在我が家にあるモバイルPCというジャンルでくくれるのはX61以外はX40だけなのだが、このX40を使用しなくなった理由のひとつはHDDがクソ遅いこと。さらにこのクソ遅いHDDは日立製1.8inchというある意味マイナーすぎるDISKなので交換するための製品すらない状態がしばらく続いていたわけで、なんか使う気がねぇ……というイメージでした。それに対してささやかなる抵抗をする形でコンパクトフラッシュ変換アダプタやらを使ってみたりといろいろ努力したのだけど、まともに使える速度のCFだと8GB以上の値段が許容できず、かといって8GBではちょっとねぇ、という状態。しかし今年の明けくらいから、X40をターゲットにしたと思われる1.8inch日立HDD相当のSSDがいくつか発売され、ようやく交換に値するものが出てきたことになるわけです。 購入したのはoczの64GBモデルを。こいつはSSDでも廉価版のMLC構造で、かつ書き込み時にプチフリーズする可能性のあるコントローラを搭載しているけど、そんなことはもうこの際かまわしない! とばかりに秋葉原で購入したのは3月のこと。お値段は19800円。32GBだともちっと安かったのだけど、売切れてしまっていたからねぇ。
64GBあれば普通のオペレーションは問題なくできる、というかむしろ微妙に容量は増えていたりなんかする。HDDの入れ替えそのものは非常に簡単で、とりあえず何も考えずにリカバリーしたらファイルシステムがNTFSで戻ってしまったわけだ。そうするとあらかじめ聞いていたとおり、たしかにときどきDISKアクセスランプがつきっぱなしになるプチフリ状態に。調べてみたところどうやらFAT32のほうがプチフリは起こらないらしく、そのうちファイルシステムを変えて入れなおそうかと画策中。メモリ1.5GBで仮想メモリをぶち切りしているけど、このマシンは基本持ち歩きでもそんなにアプリケーションを常駐させないようにするので影響はないはず。今回の実家帰りのためにあわてて構築したので正直ATOKすら入っていない状態ではあるけど、200MBくらいのメモリ使用量なのでまあ大丈夫でしょう。
驚愕なのは軽さ。今X61は大容量バッテリを積んでいるので持ち歩くと結構な重さになるのだけど、X40+標準バッテリ+SSDになると1kgちょいくらいではないだろうか。手に持ったときの軽さに思わずびっくりですわ。軽やか軽やか。バッテリのもちはそりゃ標準だから悪いといえば悪いですけど、今回新幹線はN700系に乗れたので、窓側に座っていればコンセント完備。気にせず使用することができるってもんです。と思っていたら、今回持ってきた標準バッテリーはすでに数分しか持たない劣化バージョンだったことが発覚。あらら。後で手持ちの別標準バッテリーに変えておかないと。
あとHDDの回転音がないので静かなのはいいですね。X40の60GB HDDはときどきかこん!と心臓によろしくない音を立ててくれたのですが、SSD化してからその心配もなく。キーボードやトラックポイントは言うまでもなくThinkPadですから、使い慣れています。プライベートの持ち歩きPCとしてはある意味このスタイルは非常によいかもしれません。ネットブックも悪くはないんですけど、なにせタッチパッドですからねぇ・・・・。同じように先輩Sも、TinkpadX60sつう軽量マシンを仕入れてSSD化してご満悦の様子です。なんだかやってることが二人してまるで変わらん。。。
ええっと何の話をしていたんだっけ。そうだ帰省だ。昼前におきだして荷物を早々にまとめて家を出たわけです。切符売り場には列ができていたけど、どうやら自分の希望する切符のレベルでは、横の自販機で購入できてしまう様子。緑の窓口の人が減ったのはそのせいか。しかし(自分も含めて)大体の人がそれに気づいていない様子で列に並んでしまうらしく、自販機の横に駅員がついてなにがしたいですかと聞いている始末。なんだかそれって本末転倒な気も。まあ自分は次からは自販機で買おう。
ということでこの日記も今日は新幹線の中でメモ。アップロードするのは帰宅後になるけど、とりあえず新幹線で書き書きしています。
その新幹線の中で日記を書き書き刷る前に、この夏に公開される映画「真夏のオリオン」の原作小説を読んだ。書き口が非常に上手。新幹線の中でほぼ読み終えた。この内容が映画になったらさぞかし楽しいことになりそうだが、さてどこまで映画化されるときに反映できるだろうか。前に見た潜水艦ものはローレライだったけれども、出来がよければこの映画もDVDかブルーレイで買おう。