正確には喉が痛くて目が覚めた。乾燥した空気だからとかなんだとかいうものではなく確実に風邪の予兆だ。このまま何もしないでいたら確実にどこかでぶっ倒れる。そう思ったのでまず起き出して、冷蔵庫の中にある黒蜜をなめて喉を柔らかに。そして熱いスープを飲んでみる。熱い飲み物を飲むと喉周りが少しだけすっきりするので。そのあと、しっかりと服を着込んで近所のドラッグストアへ。尽きかけている浅田飴の補充と先般期限切れっぽくて捨ててしまった喉スプレーの新品、そして用心のためにマスクを買う。ついでに体を温めるために入浴剤も籠に放り込んで買い物をした後、一目散に家に戻る。
家に戻って薬を飲んで(薬はまだ家にある)、暖かい格好でこたつに入ってぼへーっと座る。寝てはいないけどぼへーっと座っている。喉が痛くなったら飴をなめスプレーをし、ただただ座る。気がついたら夜。大河ドラマを見ながらぼへーっと座る。今日は何もなければまたスポーツクラブに行こうと思っていたのだけどそれもできなくなったわけだ。ただただ座り続ける。嗚呼もったいない。