少し前に新しくうちの部署にやってきたKさん。熱意はあっても意識が着いてこないのか、元々そういう性格なのかとにかくまともに資料ができあがってこない。覚悟を決めて、「水曜日にこの資料完成。完成まで帰るな」攻撃を先週金曜日に出しておいた。水曜日午前中に資料が出てきたのだけど、一目見て……ちょっとこう、暑さではない立ちくらみ。熱意はあるんだけど、なにせ資料の基本からができてない。この手の資料にはこういう流れで書いていくって言うお約束がある程度あるし、それはちゃんと新人研修の時とかに習っているはずなのに、一切合切無視した運びになっている。やりなおし1発生。夕方、その2完成。流れは言われたとおりに修正してきている。というかなんでそうしないといけないかではなく、ただ言われたから直しているような気がする。それはもう説明するしかないと思って説明する。あとは自分で理解しなさい。そんでもって中身の修正に取りかかる。あちらこちらにぼろぼろぼろと突っ込みどころ満載で、20分ほどとにかくつっこんでいたら、どうも疲れたのか小休止させてくださいということ。こっちがしゃべり疲れてないのに聞き疲れるか(-_-)。 再開は20分後。……間に休息入れるのはいいけど、休むほどに帰りが遅くなるってことは理解してねー。
リテイク3回目の提出は8時半くらいかな。自分はもうこの日の仕事は終わってしまっているので、あとはKさんの資料待ち状態。それを知ってか知らずかはともかく、提出時に最初から「できましたが自信がありません」という発言でのけぞる。毎回そう言って出してくるのだけど、自信がないからって最初から言うなそれを。根拠のない自信を持ってぶちあたってこいやー。
自信なしという言葉を裏付けるようにさらに指摘しまくっていったら、そろそろ集中力が切れてきたのか、ギブアップ的発言をつぶやくようになる。つぶやいたところで状況が変わるわけではないので気持ちよく聞かなかったことにしておく。いつもいつも誰かが助けてくれる訳じゃない。助けてくれるのは自分が本当に努力しているときであって、最初から助けをあてにして生ぬるい作業やってたら誰も助けてくれないってことを知らさないといけない。諸他の事情があって正直甘やかされたというか放置プレイで育ってきただけに、適当にやってたら何とかなると思っている節があるのだけど、それはなんとかなるというより「こいつ仕事できねえもういい俺がやる」的に仕事取られてるだけだってことに気づかないと、いつか会社からいらない人間と思われてしまうわけだ。
そんな心を知ってかしらずか、話しの最後の方になってくると、もう時計が気になって仕方ない。仕事を与えられても、8時になるともう帰ります的な状況だったので帰りたくて仕方がないのだろうけど、「今日は終わらないと帰れないって言ったよね」「なんで時計を見るんですか」と黙殺。夜の9時過ぎは一般的に帰りが遅いように思うけど、朝11:30とかに来てるんだったら単純に時間が後ろにずれてるだけ。あと間に休憩30分を何回挟んでるのかと。
すべて終了して、100点満点で61点で許可を出したのは22:10。最後にOKと言ったときにはかなり疲れた表情を浮かべて、「こんなに仕事したのは初めてです」と言った。と言ったが……与えた内容。パワーポイント8枚の説明資料1つ作るだけなんだけど……ねぇ。追加の宿題を与えて帰したあと、ひどく精神的に疲れた記憶しか残らなかった。今日言ったことの60%は、今までの経験で行くと次回には忘れているからなぁ……。
この一部始終を遠くで見聞きしていた別の人から、「なんだかお兄ちゃんみたいですね」と言われる。年下に面倒見のいいお兄ちゃんという印象らしいのですが。んー。微妙(-_-)。