■　今回はガレージキットではありません。『ブラックレジンキャスト製レプリカ』です。私はこの作品は塗装するつもりはありません。だからこの原型がブラックキャストに置き変わった時点で完成なのです。作品ですから、これ以上手を加えて欲しくありません。簡単に言うと『塗らなくて良い』強調して言うと『塗るな』と言う事なのです。

これで展示しているものと同じものを渡す事が出来ます。

　

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■　元ネタがあろうとも、作品だと思うので手を加えて欲しくない気持ちがありました。でも、現在ではキットという形態でリリースするしか方法がなかったのでそうしてきました。コールドキャスト完成品もずいぶんレベルが上がってきましたが、やはりまだ納得できません。完成品というのは私が塗った状態のものただひとつだと思っているので、完成品として出すのならばそれと同じものでなくては納得できません。それは無理だし個人でやるツテもありません。ではどうするか、と考えた末、今回の作品となりました。

■　だからと言って、今後全てこういう形で行くのか、ブラックキャストで抜けばそれでいいのか、と言う訳ではありません。キットを組み立てる楽しさを伝えたいし、それを楽しみにしている人達、と言う存在もあるわけです。そう言う事も忘れてはいません。

　ただ、今回の神宮寺三郎というキャラクターを今までの形態のキットとして造って楽しいか？と言う疑問がありました。『ただのスーツ姿のオヤジキャラの組み立てキット』をペーパー掛けて段差消して色塗って・・・楽しくない…（楽しいと言う人もいるかもしれませんが…希有な存在ですね（笑））。じゃあ、暖めていたレプリカ企画で行こうと。

■　なんでもかんでもレジンで抜いて。なんでもかんでも完成品で。それは違う。そのキャラクターにあった商品形態があるはず。その辺も考えていきたいと。でも、個人ではシリコンにキャスト流してーが限界。その範囲内でいろいろ工夫していきたいと思っています。

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製作中神宮寺
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