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■ここでは原型の製作過程を紹介します。何か参考になる事があれば。今回は一応ポリパテとエポパテ木部用による削り出し技法編と言うことで。造る物によって違いますし。
■各画像をクリックすると30k位の大きめ画像が見られます。
■前半のラフ出し部分は撮り忘れてまして、途中からですが。
■『ナゾオの日記』と合わせて見ていただくと精神面と言うか、技術部分ではない頭で考えている部分が読めるかと思います。大体の日付けも入れておきますので参考になれば。
■全2ページ+付け足し1ページです。
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■とりあえず下の画像にいたるまでの行程を補足しますと、途中まで作っていた立ちポーズのフィギュアの顔を作り直し、関節部分で切り離してあーでもないこーでもないとポーズ付けします。で、関節の隙間を埋め、そのポーズにあった肉の流れを入れつつさらにポーズ調整の為、切り離しては付け、を繰り返してます。上半身は大体肩辺りまで。腕の方向などもある程度頭の中に出来ているのでそれに合わせた鎖骨、胸筋の向き?など入れますが最終的にはやはり腕が付いてから調整します。(日記990114)
■ほぼポーズも整い、ラフ状態ではありますが体の線が出たのでウェストあたりで仮分割をしていますね。すでに上着の裾を左手で引っ張る、と言う事が頭の中で決定しているのでそれに合わせた位置で分割しています。 私は指先(手首)を先に造る事が多いです。造った手首に1〜2ミリくらいの棒状に丸めたアルミホイル棒を差し込み、肩口に腕の長さ分に調整して差し込みます。で、くねくねと曲げて腕のポーズを付けます。結構いろんなポーズをさせて遊んじゃうんですが、そんなトコロから以外といいポーズが見つかったりしますので。左腕も実は決まってなくて、後ろに振ってみるのも1案としてあったのですが、それでは見えすぎなのと、パーツとして複製しにくいと言う点でこのポーズに落ち着きました。 なお黄色い部分はポリパテ(ワークのモリモリ)、他の…何色って言うんですかね…ソックスの辺りとかはセメダイン社エポキシパテ木部用です。 (日記99015) |
■顔パーツの表面仕上げをしつつ、服を着せていきます。エポキシパテ木部用です。余りにも嘘っぽいシワは入れたくないが、ないのも寂しい。シワが入る理由をって事でこういう事に。襟の部分も少し下に引っ張られた感じに修正。 このシリーズのオレ規定によりトップは付けません。付ける場合は上の段階で虫ピンなど差し込んでおきます。パテとかで造っても磨いたり、なんだかんだやってる間に削れて本来の位置からずれてしまう場合があるからです。それはいいとして。 左手首の角度なども微妙に変えました。ちょっと怪しい手つきになってしまっていたので…。 |
■背中側です。ココで目に付くのは臀部の穴ですよね。これはパーツ分割の為のガイド穴です。ココから太ももまで通る深い穴を開けてから右足を切り離す。穴に棒を通せば切り離す前の角度が保てる訳です。参考→●これでもやってますね。私としては定番工作です。穴一つではクルクル廻って意味がないので2つ、できれば若干角度を変えておくといいと思います。 |
■右腕の袖も造りほぼパーツも揃ったので細かい彫刻、磨き、仕上げに向かいます。 (日記990116) |
■各パーツはこんな感じです。頭部は最初髪の毛が別パーツになる予定だったのでダボとか付いてます。 ウェストの分割面もダボや面取りなどしています。凹側(上半身側)があまりにも深くカリカリのエッジが立っているとシリコンゴムから外す時にゴムに負担がかかり、すぐにちぎれたりするので、この段階で逆テーパー(アンダーカットとも言う)を減らす方向でダボも斜めにカットしたりします。 (日記990117) |
■頭部を複製中に下半身、上半身パーツの加工を進めます。 足の分割部分は先の臀部から開けた穴がモモ部分で交差してしまい使いにくくなったので、位置決めのみしたあとシンチュウ線2本に変更しました。 (日記990119) |