最初で最後の X68000 で市販品で発売した作品。しかも、ソフトベンダーTAKERU(笑)。所謂、ソフトウェアの自動販売機。大きなパソコンショップとかで売っています。
タイトル画面です。この頃培った技術を惜しみも無く注ぎ込みました(笑)。キャラクタジェネレータDMA転送、ラスタースクロール(ラインスクロール)、OPM + PCM + MIDI 同期演奏など。ラスタースクロールはこの頃から流行り出しましたねぇ。画面を1ラインずつ横にスライドさせる技術なんですが、これが出来るハードウェアが無くてアーケードゲームでもハードウェアによってはサポートされていました。オブジェがいっぱい出るフレームバッファ方式の基板だと出来ないんですけどね。
音源の対応が凄い数やってます。FM音源(OPM)+PCM音源同期演奏はもちろん、OPM で PSG みたいな音色で演奏できたり、MIDI音源も対応。MT-32、CM-64、SC-55 と3種類のモジュール対応の他、CM-64 は、ギターカードやドラムカードまでにも対応しています。ドライバーを作るのも大変でしたが、曲を作ってくれた人に感謝!
ゲームスタート時の画面。これがラスタースクロール。今見たらどうでもないような効果ですね(笑)。サイン波形でずらすのがもっともポピュラーなやり方。というか、何も考えないで作るとこうなります(笑)。
左下のテレビ画面の中で「すたんばい・れでぃ?」としゃべります。AMIGA の XENON というゲームの影響を思いっきり受けてます。
ゲーム内容は、至ってシンプル。主人公(超人)を操作してその面に出現する敵をすべて燃え尽くせばステージクリアになります。全50面あって敵の種類も豊富です。あとの方に行くと敵に耐久力がついたり、弾を沢山撃ってきたり、高速で移動してきたり大変な事になってきます。
10面毎にボスが設置されていて、個性豊かな(笑)攻撃を仕掛けてきます。画面は10面のボスで、顔からホーミングミサイル、ボディから通常ミサイルと錯覚を誘うようにしています。耐久力があってボディを燃やし尽くすとステージクリア。
他には、ぶっといレーザー光線を吐いてくる敵とか、多関節なキャラクタとか出てきます。そして、最後に待ち受けるボスとは・・・。
10面のボスを倒したところ。大爆発を起こしています。音も相当派手です。爆発に近寄るとプレイヤーも吹き飛ばされます。(ミスにはなりません)
これはプレイヤーがミスをしたところです。死という文字がでかでかと出ます。背中が燃えてカチカチ山状態。この時には超高速で移動が出来ます(笑)。この背中の煙で敵を巻き込んで点数を稼いだりも出来ますが、ステージクリアは出来ません。ただ、この煙で倒しても点数は増えるのでラスト一人でこの煙で敵を倒してエクステンドするととても嬉しかったりします。
しばらく走ると、断末魔を上げて黒焦げになって倒れてしまいます。このゲーム良くしゃべるのですが AMIGA というコンピュータでしゃべらせた声と、自分の声が沢山入っています。友達の仕事場に録音スタジオがあったので少しだけ貸してもらって収録しました。声優声優(笑)。