Bond

山本晋也監督も大推薦!!
ぼくもそのうち買いますからね。
(ほんとか?)
彼女達の公式サイトへは、上の写真をクリックしてね。

October 09, 2001

小ネタで、お茶濁し。


 英国で結成された多国籍女性カルテットbond。4人とも音楽大学出身という才女だそうですが、そんなことはどうでもよろしい、といわんばかりの出立ちがたいへん結構でございます。なんと、おへそが見えるばかりか、手にしている楽器も骨だけになってスケスケであります。

 テレビ朝日の深夜番組「トゥナイト」で初めて彼女達のパフォーマンスを拝見させていただきましたが、これがじつにセクシーでキュートで、デビュー・アルバムが200万枚を超えたというのも納得のひとことでございます。で、すぐにCDを買ったかというと
クリックすると部分拡大の画像が出ます。
、そうではなく、彼女たちには申し訳ないのですが、まだです。70年代にクラシックをディスコ・サウンドにしたヒット曲がありましたが、それに通ずる懐かしさを感じさせ、好感触ではあるのですよ。でもね、打ち込みっぽいダンス・ビートが、すぐに飽きてしまいそうな感じがしてしまうのも否定できないわけなの。ゴメンネ。

 そんなこんなで、先日、CDショップで、こんなパンフレットをもらってきました。注目すべきは、ゲイ=イー・ウェスターホフ嬢のプロフィールの「好きなアーティスト」のところです。渋いねー。テレビで見たときに、第一印象で黒髪の彼女がいいねぇ、と感じたのは、単にスケベ心だけでは説明できない何かの大きな力が働いたのではないか、とおバカな妄想に駆られる秋の夜長であった。


Horizon
Summer Love / Things You Used To Say
( キング TOP-1914)

A. Summer Love
B. Things You Used To Say










Twin VQプレーヤーは無料で入手できます。上のアイコンをクリックすると、YAMAHAのホームページにアクセスできます。
Twin VQは、MPEG4に採用されたオーディオ規格で、MP3に比べて音質と圧縮率が勝っています。

 November 12, 2001

風邪をひいたらたいへん、更新もできない。

 今回ご紹介したいレコードは、ホライゾンの「落葉の片想い」でございます。すでに、落葉というより木枯らしの季節になってしまいましたが。そういえば、ザ・リリーズの「恋に木枯らし」って曲もありました。(じつは隠れファンでございます(^^;。)

 この「落葉の片想い」、タイトルからご想像できるかと思いますが、夏に始まった熱い恋は、秋風とともに冷めて消え去ってしまうものよね、なんてことを歌ったものです。美空ひばりは「春は二重に巻いた帯 三重に巻いても余る秋」と、こちらは春から始まってますが、いずれも恋の成就は「秋が壁である」ようです。じつはこのページも9月中に更新したかったのですけどね、なんといいますか、わたくしも越すに越えられぬ壁があった、なんて言い訳は納得して貰えるでしょうか。無理ですぅ(>_<)。

 さて、原題は「Summer Love」といいます。ありふれた曲名ですが、邦題と合わせれば「夏の恋は落葉の片想い」と、これはこれで青春歌謡の詞の一節のようで、なかなかよろしゅうございます。で、あんましよろしくないのが、このグループに関する情報です。ジャケットの裏の解説を全文ご紹介しましょう。

 「ことしの夏、みじかく過ぎ去った夏……あの浜辺で過ごした楽しい思い出……忘れないわずっと……と、かわいらしい女の子の心をチャーミングな女の子が歌っております。このホライゾンというグループは、男性二人と女の子一人のトリオで、イギリスでは相当な人気を得ているカッコいいグループです。日本では、この曲がデビューになります。この美しいメロディーは、きっと日本でも評判になることでしょう。応援しましょう。」以上、ジャケット写真の感想程度のコメントでした。

 しかし、応援しましょうっていわれてもねぇ、せめて三人の名前くらい教えてくれなきゃ、応援もしづらいと思うなぁ。いきなり「ホライゾーン!」と大声で叫んだ日にゃ、怪獣が壁を割って出てきそうじゃないですか。

 そんなこんなで壁、壁と何かとシツコイですが、じつはこのシングルも良く出来た「音の壁」なのでございました。英国産ということもあるのでしょうが、いわゆるスペクター・サウンドとは若干壁質が異なりまして、どちらかというとロイ・ウッドが作るところのスペクター・サウンドといえますね。
 で、B面は「音壁」ではないものの、良質の英国ポップスという感じでけっこうイケています。いや、ソフトロック・ファンには、こちらの方が受けるのではないでしょうかね。
 それにつけても、このホライゾンというグループは何者でしょうか?と、すぐ人に頼ってしまう、悪い癖。ほら依存ってね(^^;。

 クレジットは次のとおり。
 プロデューサー、Paul Curtis
 ミュージック・ディレクター、David Gold

 1974年リリース

 特別に、試聴のためのサウンド・ファイルをご用意しています。

 ところで、JASRACよりお達しがありまして、非商用サイトでの曲の使用に対しても著作権使用料を徴収するとのことです。1曲につき一ヶ月の使用料が150円と決して安いとは思えませんが、払えない値段でありません。もっとも、使用料を払っても、レコードの音源を流せる権利ではないので、やっかいです。ですから、このサイトでは、基本的にサウンド・ファイルは扱わないことにしました。それよりもFAQにある「非商用配信のための試聴」の定義が、いかにもお役所的だなぁ、という感じですね。販売につなげるということならCDショップにリンクを義務づけることで問題はないでしょう。レコード会社にとっても、ボランティアによる宣伝活動が増えればうれしいはずです。本音はJASRACに手数料が入らないことのほうが問題なのでしょう。

 話は戻りますが、この「落葉の片想い」は、幸か不幸かJASRACの管理曲ではありませんでした。だからといって、おおっぴらに使用していいなどとは思ってはおりませんよ、もちろん。
 廃盤になって久しく、しかも、ラジオなどでも取り上げられることもなく埋もれてしまった迷曲をみなさんに知ってもらいたい、さらにCD化へのきっかけになれば嬉しいなぁ、という純粋な音楽ファンの思いなのです。
 好意と法との間には大きな溝があることを改めて考えさせられました。


Toni Wine
My Boyfriend's Coming Home For Christmas / What A Pity
( Colpix 715)

My Boyfriend's Coming Home For Christmas





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 December 24, 2001

クリスマスは、ワインで乾杯。

 ホッホー、クリスマスに更新とはノンキな奴じゃ、とサンタさんにあきれられそうでございます。しかも、クリスマス・ソングのご紹介となれば、なおさらですよねぇ。

 ブリル・ビルを代表する女性ソングライターといえば、エリー・グリニッジとキャロル・ゴフィンの二人はすぐに思い浮かぶかと思います。この二人に比べると、ヒット曲の数で若干見劣りしてしまいますが、勝るとも劣らないと個人的にはとても高く評価しているのがトニ・ワインです。キュートな声とチャーミングなお顔という点からすれば、エリーとキャロルのお二人より勝っていることは、お分かりになるはずだと思います。

 彼女の代表作といえば、ドーンのデビュー・ヒットとなった「恋するキャンディダ」をあげられるでしょう。ほかにも、シレルズの「ア・ガール・イズ・ノット・ア・ガール」、レスリー・ゴアの「オフ・アンド・ランニング」、そして我らがスペクター君にも曲を提供しています。
 ロネッツ「冷たい恋(You Came You Saw You Conquered)」
 チェックメイツ・リミテッド「ブラック・パール」
 ダーリーン・ラヴ「I Love You Like I Love My Very Life」
(カーラ・トーマスのカヴァーあり)

 さて、ご紹介する「My Boyfriend's Coming Home For Christmas」は、1963年にリリースされたトニ・ワインのデビュー・シングルにあたります。クリスマスに彼が帰ってくるというのに、何かしんみりした曲調ですね。家庭の事情があるのでしょう。いやいや、忘れてはいけません、ケネディが暗殺された年でした。

 また、ワインはエリー同様スタジオ・シンガーとしての仕事もこなしておりまして、いちばんわかりやすいところでは「シュガー・シュガー」でおなじみのアーチーズの女の子のパートが彼女です。で、ロン・ダンテとのデュエット・ナンバー「Together We Two」をご用意しました。この曲って、アーチーズのCDに取り上げられませんねぇ。結構いい曲だと思うんですが、なぜかしら。いい音質で聴きたいものです。
 Together We Two

 話は変わって、以前BBSで話題にしたキューブリックの「博士の異常な愛情」のエンディングに流れた、ヴェラ・リンの「また会いしましょう(We'll Meet Again)」ことですが、つい最近、ふたつのヴァージョンがあることを知りました。ぼくがCDで持っていたのは1940年の録音らしく、映画で用いられたのは1954年ヴァージョンだそうです。1954年版は、第二次大戦中ということで、人称の変更とか、「Till the blue skies chase the dark clouds far away」を「Till the blue skies drive the dark clouds far away」と言葉を選んでいます。
 さらに、シンプルな40年版と違って、ビッグバンドを配し、男性コーラスまでが加わってにぎやかです。
 というわけで、シンプルなほうの1940年ヴァージョンを聴きながら、また来年もお会いしましょう。
 
また会いしましょう

再生にはTwin VQプレーヤーが必要です。

9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

enter

THE WALL OF HOUND enter
このサイト名の由来は、もちろんフィル・スペクターが創造したWALL OF SOUNDの語呂合わせです。 HOUNDには、マニアという意味もあるようですが、特に深い意図はありません。また、ぼくは吠えたりもしません。このサイトでは、そのフィル・スペクターの再認識と知名度の向上を第2の目的としたものです。(文責: 大嶽好徳)
yoxnox art gallery
で、第1の目的はといいますと、ぼくの本業であるイラストを紹介することです。
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Links  2/27/2001 更新
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