1. To Know Him Is To Love Him
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●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●January 10, 2001● 大橋巨泉も一目ぼれ? 新世紀早々、テディー・ベアーズであります。なんともはや、のどかでございます。しかも、いかがわしいCDなのでございます。裏側はともかく、表の写真の悪さを見れば、ブートであろうということに、たいていの方は気づくはずです。それに、レーベルがDoorときてます。テディー・ベアーズのデビューしたレーベルはDore(正確にいうと「e」の上に横棒がついている)でした。一般的には「ドア」と発音するようですので、韻を踏んでおります。レーベル番号の「503」は、To Know Him Is To Love Himのオリジナル・シングルのレコード番号と同じです。こういうくだらない駄洒落も海賊
1から4曲目までがDoreレーベルから出たシングル曲。To Know Him Is To Love Him(会ったとたんに一目ぼれ)は、1958年の全米ナンバー1であることは、いうまでもありません。5曲目から17曲目までがインペリアル・レーベルの音源です。7曲目の If Only You Newを除く12曲はステレオで、テディー・ベアーズ唯一のアルバム「The Teddy Bears Sing」に収められていたものです。蛇足ですが、ロック・レコードのおける最初のステレオ盤が、このアルバムだ、という説があります。 なぜ、7曲目がステレオではないかといえば、この曲だけがシングルのみの音源だからでしょう。 というわけで、テディー・ベアーズ名義で発表された、すべての音源が収められています。しかも、ボーナスとしてライヴ音源が1曲あります。ただし、なんとか聴けるという程度の音質なので期待しないように。それにしても、文字どおり前世紀の遺物のようなテディー・ベアーズ全曲集なんていうCDを欲しがる人は、いったいどれくらい、いるのでしょうかねぇ。かつて、ミュージック・ライフで大橋巨泉が「編曲の巧さ」と「素人っぽく聞こえる、未成熟なところが魅力」と褒めておりました。ノスタルジックに浸るには、いい小道具にはなるかもしれませんけど。 |
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画像は大きくできるのも
Christine, Bells -
Paul Anka
Paul Anka Twin VQは、MPEG4に採用されたオーディオ規格で、MP3に比べて音質と圧縮率が勝っています。ジョニー・マダラの例でいいますと、今回はできるかぎりサイズを小さくして、MP3は299K、Twin
VQは182Kになりました。MP3に比べてTwin VQは3分の2のファイル・サイズですが、音質はTwin
VQの方が若干良く感じます。MP3ではこれ以上サイズを小さくしようとすると聴くに耐えられない音質になってしまいました。 |
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●February 27, 2001● 倒錯の「盗作の悦楽」。 ジョージ・ハリスンのオール・シングス・マスト・パスのニュー・センチュリー・エディションがリリースされ、レコード・コレクターズ3月号でも大々的に取り上げられております。何かひとことを、なんて依頼されなくて良かったと正直思っているくらい勉強になりました。
話はジョージ・ハリスンにもどりますが、My Sweet Lordの盗作問題ですけどね、スペクターとあろう御方がシフォンズのHe's So Fineを知らなかったわけがありません。ぼくは、ある種の確信犯だと思いますね、確信はないけど。理由はですね、He's So Fineの作者ロナルド・マックは、この曲が63年の全米ナンバー・ワンに輝くとすぐに他界していたからです。まさか天国から「おい、チョット似てるぞ!」なんて訴えることはないよと、高をくくっていたのではないのでしょうか。結果は銭、銭、銭のことしか考えないレコード業界の本性をさらした醜い争いの場に引き込まれてしまいました。 盗作はけっして褒められるものではありませんが、似ているとか影響を受けているというだけで、「オレたちゃ作者じゃねーけど、権利は持ってんからね。裁判でもして金を分捕ろう」というのは文化人のなさることではございません。ヨハン・シュトラウス二世なんて、「芸術家のカドリール」に対して訴訟を起されたら破産してしまうでしょう。メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢から結婚行進曲」、モーツァルトの「交響曲第40番第1楽章」、ウェーバーの歌劇「オベロン」序曲、ショパンの「ピアノソナタ第2番作品35の第3楽章」、パガニーニの「ラ・カンパネラ」、マイアベーアの歌劇「悪魔のロベール」、エルンストの「ベニスの謝肉祭」、ウェーバーの「魔弾の射手」、シェルホ
で、ご紹介したい曲があります。ジョニー・マダラが歌うYou're So Dear To Meです。ジョニー・マダラといえば、ダニー&ザ・ジュニアーズの58年のナンバー・ワン・ヒットAt The Hopの共作者であり、その後リーダーのダニー・ホワイトとソングライター/プロデューサー・チームを組み、60年代のガール・グループの仕掛け人として活躍した人物です。で、何に似ているかといえば、ポール・アンカのYou Are My Destiny(君はわが運命)でございます。で、どれくらい似ているかと説明するよりも聴いてもらいましょ、というわけでMP3とTwin VQファイルをご用意いたしました。左のアーティスト名をクリックしてください。 Twin VQプレーヤーは無料で入手できます。左のアイコンをクリックすると、YAMAHAのホームページにアクセスできます。 |
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● | THE WALL OF HOUND | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
このサイト名の由来は、もちろんフィル・スペクターが創造したWALL OF SOUNDの語呂合わせです。 HOUNDには、マニアという意味もあるようですが、特に深い意図はありません。また、ぼくは吠えたりもしません。このサイトでは、そのフィル・スペクターの再認識と知名度の向上を第2の目的としたものです。(文責: 大嶽好徳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
● | yoxnox art gallery | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
● | で、第1の目的はといいますと、ぼくの本業であるイラストを紹介することです。 プロフィール代わりに、どうぞご覧になってください。 |
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● | Links2/27/2001 更新 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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