1905年頃の横浜元町:ポストカードショップの店先
日本の絵葉書年表
タイムトラベル − 資料編(2)
最終更新日 00.06.25
(ページ体裁のみ更新)
1905年頃の横浜元町:ポストカードショップ上方屋のポストの看板(左の写真と同じ店らしい)
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日本の葉書小史

郵政省郵務局郵便事業編纂室編「郵便創業120年の歴史」ぎょうせい出版(1991年)より葉書に関する記事を抜粋しました。

明治

1873年(明治6年)12月1日 通常葉書初めて発行
(最初の官製葉書(ポスタル・カード)の始まり)

1879年(明治12年)6月30日 万国郵便連合葉書<唐草>2銭・3銭葉書を発行
(国際郵便葉書の始まり)

1880年(明治13年)4月 葉書の表裏を墨で塗りつぶしたものの使用認めず、裏面のみは可
(葉書の表裏を墨で塗りつぶし、その上に朱あるいは白墨で文字を記載したものは、葉書として扱わない。裏面のみなら認める。表面には住所姓名しか記載できないが、至急とか年月日の記入は許容することなど)。

1885年(明治18年)3月26日 万国郵便連合条約が調印され往復葉書の交換・私製葉書の使用を認める(このとき日本での私製葉書の使用が認められたわけではない)

1894年(明治27年) 内国郵便葉書を外国郵便に使用を認む

1898年(明治31年)12月10日 毎年1月1日から7日までの間、外国来を除き、葉書の到着印を省略(到着印は、発信印とともに、カードの時代判定の重要なキー)

1899年(明治32年)2月13日 民間の製造した葉書を、外国用に使用することを認む
(おそらく日本に住む外国人からの "外圧" に応じたものであるう。この時期、ドイツなど欧州ではポストカードの使用は盛んであった)
(私の知る限りの文献・資料は全て、次年を「日本のポストカード元年」としているが、この年を「元年」としてもよさそうだ)
1900年(明治33年)9月17日 私製葉書の制式を告示
(このときから様々な絵葉書が作られるようになった。表(住所・姓名を書く面)に通信文は書けなかった)

1902年(明治35年)6月18日 万国郵便連合加盟25年紀念郵便絵葉書を発行:6種1組で5銭
(最初の官製絵葉書)

1903年(明治36年)12月17日 私製葉書製式規則を制定:最初の規則(内容不明)

1904年(明治37年)2月1日 軍事郵便葉書を発行(日露戦争時の戦地と内地との通信用)

1904年(明治37年)9月 日露戦争から取材した紀念郵便絵葉書を発売。戦況の好転とあいまって人気を博し、12月に第2回目を発売。(このシリーズ葉書は古書店でよく見かける)

1905年7月22日 私製葉書の「郵便葉書」の文字は外国語表示も有効

1906年(明治39年)5月6日 戦没紀念郵便絵葉書の最後のシリーズが発行され、このとき、絵葉書ブームは最高潮に達した。戦局の好転に応じて次々に発行され、空前のブームを引き起こした。

1906年(明治39年)7月30日−9月10日 富士山郵便局の開設(最初の季節郵便局)
(葉書とは直接関係の無い記事だが、私の収集テーマとは大いに関係がある)

1906年(明治39年)8月9日 絵葉書に相当額の切手を貼付し、旅行者から記念のため日附印の押印方申出ある場合は事務支障ない限り応じる旨、通牒

1907年(明治40年)3月28日 郵便絵葉書表面下部3分の1以内に通信文の記載を認める

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大正

1910年(明治43年)6月13日 内国郵便葉書の外国あて発送を認める

1918年(大正7年)3月1日 郵便絵葉書表面記載部分を3分の1から2分の1に拡大

(参考:英国は1902年(ドイツなども同じと思う)、米国は1907年から)

1922年(大正11年)7月5日 富士山郵便局富士山北郵便局の開設中(7/1−8/31)の取扱時間を前4時−後5時と告示

1924年(大正13年)6月20日 外国来郵便物のうち書状と郵便葉書への到着印省略実施

昭和

1931年(昭和6年)7月10日 名所史跡にちなむ図案を挿入した通信日附印を富士山局等で使用開始(いわゆる<風景印>の初め)

1933年(昭和8年)2月15日 通常葉書・往復葉書上部の「はかき」の表示を「はがき」に改正

1935年(昭和10年)12月1日 私製葉書の年賀用に初の年賀切手を発行

1937年(昭和12年)6月1日 <愛国>寄附金付切手・同葉書を発行(航空事業発達の助成目的)
(このとき富士山葉書が発行された)

1941年(昭和16年)10月4日 臨時郵便取締令公布:戦時または事変に際しての郵便物の差出禁止・検閲等について規定、即日施行。外国あて郵便物の通信方法の制限等を規定

1946年(昭和21年)4月1日 葉書の表面下部2分の1以内に通信文の記載を規則で初めて認む

1946年(昭和21年)11月3日 日本国憲法の公布を記念し、3種の絵葉書を発行
(このときのひとつも富士山だった)

1949年(昭和24年)12月1日 お年玉付郵便葉書発売開始

1950年(昭和25年)6月15日 初の暑中見舞用2円葉書を5種発行

1980年(昭和57年)11月5日 お年玉付年賀葉書に初めて絵入り葉書を3種発行

1983年(昭和58年)11月4日 お年玉付年賀葉書に初めて地方版(絵入り)発行:郵政局別12種
(東海地方郵政局からは写真家・白旗史郎氏の富士山が図案に選ばれた)

1985年(昭和60年)4月23日 最初の絵入り郵便葉書を東北郵政局管内で発行
(この後、東海地方郵政局からも富士山シリーズが発行された:ここから私は収集を止めた)

1986年(昭和61年)6月16日 くじ付暑中見舞用葉書を発行

1987年(昭和62年)2月4日 さくらメール(くじ付)発行

平成

リンク

日本のポストカードの歴史と関連情報に、どんなサイトがあるか調べてみました。

■ 近畿郵政局 > 郵便の歴史 郵便史について最も詳しいサイト:飛鳥時代から平成までの郵便史 ■ 北陸郵政局 > 年賀葉書の歴史 私製絵葉書について「映画もテレビもない時代であったため、絵葉書は大人気で、逓信省発行の絵葉書等は、買い求める人 で死傷者まで出た」という解説があります。 ■ 郵政研究所 > 郵便の歴史解説 切手について詳しいサイトです(日本切手のうつりかわり、郵便ポストのうつりかわり、制服のうつりかわり) ■ 郵政省 > 関連サイト いずれこれらのサイトのどこかにもっと詳しい情報が載るかも知れません。(そのときは私のページは終了です…)

乙女峠の富士

(明治期、手彩カード)
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