退魔戦記−NERV−
(プロロ−グ)
1999年とある神秘学者のたわごとが図らずも的中した。
太陽系第十惑星「魔王星」の発見である。
だがこの星が世界に与える影響を真に理解する者は少ない。
闇が確実に「終焉」へと動き出したことも、何気ない街角の暗闇のどこかに確実に
「魔」が巣くっていることも、そして「魔」を滅ぼすために集結した者達のことも・・・
2015年、世界は今、「ヘヴンズ・ゲート」通称「ゲート」と呼ばれる異常空間に
よって徐々に蝕まれつつある。
奇怪なラップ音を発し、ポルターガイスト現象などを伴い発生するゲートの真の驚異は
異世界生命体をこの世界へ出現させることである。
現在「妖魔」と称されるそれらの生物は過去においては「悪魔」「怪物」等と称された
ものであり、今日も世界各地に出現したゲートよりこの世界に現れ人々を恐怖の渦に巻
き込んでいる。
太陽系第十惑星「魔王星」、別名「ルシファー」と名付けられた星がゲート発生のエネ
ルギーとなっているのが判ったのは2000年になってからだった。
このままゲートを放置しておけば「魔王星」の最接近時には「死海文書」と呼ばれる
予言書に記される「神」が降臨するというものであった。
予言書によればその神に忠誠を誓う選ばれし一部の人間以外は生き残れないらしい。
人類は各地に出没するゲートを封鎖し、この未曾有の危機を乗り越えなければならな
かった。
しかし、その真の脅威に気がつく者は少なく、気がついた者にも「死」が待っていた。
「狂信者」まさにその名がふさわしい者達の手によって・・・・・
「異世界神」を崇め、妖魔を使役し、「ゲート」の出現を促し、「死海文書」の予言を
現実の物とするべく活動する組織「ゼーレ」。
しかし、「ゼーレ」の存在に気がつき多大な資金と人材、施設を準備し「ゼーレ」との
戦いに備える者もいた。
その男の希望はは「ゼーレ」が唯一脅威としている力・・・すなわち妖魔を駆逐し、
通常手段では破壊することが困難な「ゲート」をたやすく破壊できる能力を持つ者達
の存在だった。
皮肉なことに、「ルシファー」の持つエネルギーは「ゲート」を開く力があると同時に
相反する力を持つ者「適格者」の覚醒を促すらしい。
むろん、そのような力を持つ人々は「ゼーレ」に見つけだされ次第、抹殺される運命を
背負っている。
近年、世界を震撼させた一連の無差別猟奇殺人事件の被害者は、この未覚醒の「適格者」
であった可能性が高い。
その男は「適格者」を保護し、訓練し、各地のゲートの破壊及び妖魔とゼーレの撃退、
そして究極の目的として「異世界神の降臨の阻止」を掲げ人知を越えた神秘事件に対処
すべくある組織を結成した。
一般経路では入手不可能なさまざまな武器を使用し、また「ゼーレ」に関する正確な情報
と知識をどの組織よりも持つ国連直属、非公開組織「NERV」
「魔王星」最接近の時は刻一刻と近づく・・・・・・・・・
管理人(その他)のコメント
カヲル「あーうーあー」
アスカ「ん?」
カヲル「いやー。話の筋が見えてこない、と思って」
アスカ「そりゃ当然じゃない。プロローグだもの」
カヲル「それを言っちゃ身も蓋もない」
アスカ「京極堂は就職活動からの現実逃避のためにこれを書いたらしいわよ。どーりで暗い話よね〜」
カヲル「あわわわわ」
アスカ「くっくっくっくっく」
カヲル「ををうっ!(びくっ) な、なにをいきなり笑う!」
カヲル「最近どこぞの投稿では、アタシをぶっこわした人格にするとか、、対抗馬にもならない小娘を出して虚仮にするとかそういう風潮がはやっているらしいけど・・・・」
カヲル「対抗馬にもならないのなら虚仮にされるわけないじゃないか・・・」
どかばきぐしゃ
アスカ「同じようなことをここでもやろうものなら・・・・」
カヲル「ぴくぴくぴく・・・・」
アスカ「にやり。わかっているでしょうね〜」
カヲル「・・・・・ぴくぴくぴく・・・・」
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