転校生綾波レイが来て1カ月が過ぎた。 ここは第参新東京市立第壱中学校。元、星霊学園。 ある日の昼休みの出来事からはじまった。 惣流・エドガ−・ラングレ−(以下、エドガ−)と綾波レイ(以下、レイ)が二人。 体育館裏で、こんな会話をしていた。 「あ、あのさ。綾波。」 エドガ−はいつもと違って、緊張気味。 「何なに?惣流君。こんなところに呼び出して?」 対して、レイはいつも通りの調子。 「え、と。次の日曜、空いてる?」 「へ?もしかして……………。」 感のいい彼女は何か気づいたようだ。 「あ、あ、いや、別に、ちょっと、一緒に何処か行こうかな……って。」 「それって、デ−トのお誘い?」 図星のため完全に固まるエドガ−君。レイは少し落ちついて言う。 「う…………ん。まぁ、いいよ。」 「いいのか!?本当に!」 「いいよ。いいよ。」 レイは軽く微笑む。 エドガ−はホッとした表情だ。 そこで、二人は校舎へと戻る。 実はこの二人。学校では半ば公認の仲だったりする。 ところで、普通ならこれで終わりだが、この話はそう簡単に終わらない。 さっきの二人の様子を隠れ見た二人。 碇シンジ(以下、シンジ)と惣流・アスカ・ラングレ−(以下、アスカ)は、いいものを見たという表情をしている。 「見たわね。シンジ」 「見たぜ、しっかりと。」 注、ここのシンジの性格は多少変更しています。 「今度の日曜だって。」 「観賞に値するな。なにせ、あのエドガ−だし。」 シンジは腕組をしながら壁によりかかっている。 「シンジ。予定空けておきなさいよ。」 「分かってるって。」
時を早めて、日曜日。待ち合わせ場所の学校の正門。 青いTシャツにジ−ンズのズボンという、格好のエドガ−はそこで、レイを今か今かと待っていた。 やがて、遠くから、白いワンピ−スにベルトをした綾波レイが走ってきた。 「ゴメ−ン。待った?」 「いや、そんな事はないぜ。」 よくあるセリフ。ともかく、二人は市街へと向かった。 「シンジ、兄さん達。出発したわよ。」 こちらは、クリ−ム色のワンピ−スを着たアスカ。 隣には、緑のTシャツにジ−ンズのジャンパ−、そして、ジ−ンズのズボンを着用したシンジ。 サングラスまで掛けている。 結構似合っていたりする。 「それじゃあ、行くとしますか。」 二人はそ−っと、ではなく、割と堂々と歩き出す。でも、常に、エドガ−達と一定の間隔をあけていた。 数分後。市の繁華街に出た。さすがに、日曜日でたくさんの人がいる。 店なんかも、人がいっぱいいる。 シンジ達は見失わないように、しっかりとつけている。 やがて、エドガ−達は洋服店に入っていった。 シンジ達も店内に入る。 二人は、洋服を買いに来たように見せかけながら、エドガ−達を観察する。 「何を買うのかしら?」 「さぁな。ただ、見に来ただけじゃないのか?」 一方、エドガ−達は。 「ねぇねぇ。こんなのどう?」 「もう少し…………落ちついた色の服がいいんじゃないのかな?」 「それじゃ……………これは?」 「水玉模様のワンピ−ス?………いいかもな。」 「兄さん達、何かいい雰囲気よ。」 「ああ。そうだ、アスカ。折角だし、何か買って上げようか?」 「ええ!?いいの?なんにしようかな………」 アスカは上機嫌で服を選び始める。 「ちょっと、はやまったかな。」 少し後悔しているシンジ。ふと、気がつくと、エドガ−達が出て行こうとしたところだ。 「シンジぃ。これ買って−!」 アスカが甘えた声でシンジにねだる。すると、 シンジは何も言わずにアスカの服の代金を支払う。 しかし、その目は、出て行こうとしている。エドガ−達を捕らえていた。 「アスカ。ちょっと、急げ。タ−ゲットが逃げる。」 別に、逃げてはいないけど。 シンジ達が店を出た頃では、エドガ−達は二人で仲良く大通りを歩いていた。 「ねぇ。エドガ−君。何処かおもしろい所、無い?」 「う〜ん。遊園地……………かな。」 「いいかも。」 エドガ−は手を挙げる。ちょうど、タクシ−が止まった。 「やばい!タクシ−で移動するつもりだ。」 シンジも慌てて、手を挙げる。ちょうど、タクシ−がもう一台通りかかった所だった。 タクシ−に乗り込むシンジとアスカ。 「前のタクシ−を追いかけてください!」 有無を言わさずにそう告げる。 30分後、新しく建設された、遊園地の前に着いた。 エドガ−とレイはいつの間にか手をつないでたりする。 入場券を購入して、門をくぐる。 「さぁて、どれから乗る?」 「ジェットコ−スタ−!!ってどうかしら?」 「決まりだな。」 エドガ−達はジェットコ−スタ−乗り場へと向かった。 − 一方シンジ達 − 「遊園地……………以外と幼稚な……………。」 シンジは呆然としていた。 「へ−ぇ。兄さんもいい所を選ぶわねぇ。」 アスカは感心している。 「とりあえず。入場券を買うか。」 シンジは二人分の入場券を買い求めた。 − 一方エドガ−達 − すでに、コ−スタ−に乗り込んでいた。 「ドキドキするわね〜。」 「そうかな?別に何とも思わないが……………。」 そう言っているうちに、ジェット・コ−スタ−が動き始める…………。 ガタガタガタガタガタ…………………ゴドン。 頂上まで登り詰めた途端、急降下を始める。 「きゃゃあああぁぁぁ!!!」 レイ、以下数名は絶叫を上げている。しかし、何か楽しそうだ。 エドガ−は無表情。恐いのか、恐くないかよくわからない。 その頃。真下では、シンジ達は不良に絡まれていた。 「肩がおれたよ−。」 6人連れの内の一人が、痛そうに(見栄据えた。)ころげ回っている。 「兄ちゃん、弟の肩を折やがって…………金だしな。」 決して、シンジは男の肩など折っていない。エドガ−達を探す内に、軽くぶつかってしまったのである。 アスカはというと、しっかりシンジの後ろに隠れている。 「あなた達に払うお金は持ち合わせてはいません。」 あくまで冷静なシンジ。その冷ややかな目が不良達を刺激したらしい。 「何ぃ〜?金がないだとぉ〜!」 「なら、そこのお姉ぇちゃんでもいいぜ。」 と、もう一人がしゃしゃりでる。 シンジはフッと鼻で笑って、アスカを連れて、歩き始める。当然、不良は黙っていない。 「なぁめとるのか!?貴様は!」 後ろの5名も騒ぎたてている。 「兄貴!ちょっと、お仕置きしてやります。」 やせ型の男はつかつかとシンジに近寄り、飛び蹴りを食らわす。 しかし、実際、地面に転んだのは男の方だった。 実は、後ろを向いていたシンジだが、いち早く気づき、かわした直後。 男の足を掴み、地面めがけて投げ飛ばしたのである。 「背骨があああぁぁぁぁ…………パタ」 男はしばらく、悶えていたが、パタリと倒れて気絶した。 他の不良は顔色を変えたが、気を取り直して、一斉に飛びかかった。 その辺りには、断末魔の悲鳴が飛び交った…………合掌。 パンパンパン。 手を払っているシンジはやれやれという顔をして、そこらにころがっている死体もどきを見ていた。そして、一言。 「………行くぞ…………。」 アスカの顔は青ざめている。 「(大丈夫かしら?あの男ども………シンジは手加減知らないの!?)ねぇ。あの人達大丈夫?」 「…………心配ないよ。少し入院すれば治るさ。」 実際、死ななかっただけ、マシだろう。少しと言っているが、全治、1カ月と3週間であるが…………。 周りの野次馬の歓声は無視して、二人は、エドガ−達の姿を求めて、遊園地内を捜索し始めた。 エドガ−達は先ほどの騒ぎは露知らず、江戸の町を体験しよう〜!と書かれた看板の前にいた。 「ねぇねぇ。私、お姫様の格好したい〜!」 レイはエドガ−の腕に抱きつきながら言う。 「しっかしなぁ。俺はこういうのはちょっと…………。」 エドガ−は困った表情をしている。余談だが、金銭には余裕があった。 ぐずぐずしている。エドガ−に業を煮やした。レイが強引に引きずっていった。 「おい!俺は外人だから、こういうのは似合わないんだ!」 返事は無い。 数分後、お姫様の格好をしたレイ。何故か浪人の格好をしたエドガ−。 エドガ−に関しては、お前は剣心(知らなかったらごめんなさい。)か−−!とツッコミたくなる格好だ。 「何なのぉ〜!その格好。」 プププと笑っているレイ。少し、顔が赤いエドガ−。何かいい感じである。 「ほっとけよ。動き易いのを選んだ、だけなんだから〜。」 少し、ふてくされている。 その後、二人は町に繰り出した。 「へぇ。本物みたい!」 レイは瞳を輝かせている。 「良くできるな、こんな事。」 キョロキョロしている二人、田舎者だと勘違いされそうである。 「ねぇ、ねぇ。あそこの茶店に行かない?」 レイの指指した方向には“丸“を書いて“茶“と暖簾(のれん)に書かれた店を指さす。 「お茶か…………そういえば咽かわいたな。」 またしても、手をつないだだまま暖簾をくぐる二人。 その直後、エドガ−達を追って、江戸の町体験コ−ナ−までやってきたシンジ達。 立ち去ろうとしたシンジをアスカがやや強引に連れられ、オマケにイベントの悪役にされてしまっていた。 「どうして…………俺がこんな事を……………。」 滅多に見られない情けないシンジ。対象的にアスカはやる気満々のようだ。 一応、シンジは俗に言う悪代官の格好。アスカはその部下だったりする。 「さぁ−て、どこからでも、かかってきなさい!」 何か勘違いしている………………わかっているのだろうか? 「遅いなぁ…………。」 茶店に入って、お茶を飲んでいたのだが、レイは途中、トイレに行っていた。 エドガ−は最初はそのまま座っていたが、なかなか帰って来ないので、トイレの前にいたのである。 「遅いなぁ…………。」 また、呟くエドガ−。もう15回目である。 「ん……………?!」 たまたま、視界の端に捕らえた黒い影2つ。 一方は全身が真っ黒、もう一方は……………………。 「レイぃぃ!!」 叫び声を上げ、急いで後を追う。 黒い影も気がついたようで、屋根から屋根へ飛んで逃亡を繰り返す。 エドガ−も途中から屋根に飛び乗る。 黒い影は予期していなかったと見え、大慌てで一番大きな屋敷の屋根に飛び乗る。 こちらは屋敷内。 「ふぅ−ん。あるカップルの片方を連れてくるから、ここで防げって事?」 「違うぜ。ここに書いてある演技をするんだ。だから、頃合を見計らって負けるんだ。」 「えええぇぇ!?」 「だから、嫌だったんだ。」 そう、看板にはある時間帯が明記してあり、その時間帯に来た客をさらう、さらわれるの役を させるのである。ちなみにどっちかになるかは運次第。 アスカとシンジが待ち伏せしている事を知らず、さらわれたレイを探すエドガ−。 「ここか…………。待っていろよ………レイ。」 途中、敵役の人達が斬りかかったが、ほぼ、圧倒差で打ち負かし奥の間まで侵入する。 「よく来たな。お前も、もうここまでだ。」 シンジは一応、台本通り言う。が、その顔には青い縦筋が何本も入っている………ように見える。 アスカはさっきの自信は何処へやら、立っているのが、やっとという感じだ。 「ほ−ぉ。お前らがね。ふ〜ん。」 シンジは台本通り続けるが、(中身は想像してね。)何故かセリフが弱腰。 後は、お約束のチャンバラ。最も誰もエドガ−にはかなわない。 アスカですら、自信喪失のためかほぼ一撃で倒された。 「あのさ…………エドガ−君。落ちついて……………くれないかなぁ?」 その返事は、刀(偽物)の一撃であった。条件反射で受けとめる。 刀の仕掛のせいで火花が散る。シンジは諦めて、横一文字に斬る。エドガ−は軽やかに後ろに待避すると。 刀を前方に突き立てて、突進する。その後、シンジの逃げた方を刀で薙払う。 「くっ……………。」 シンジは直前に、刀の峰で受けとめる。再び散る、火花。 しかし、徐々に押されていく。 「南無参……………!」 シンジはおもいっきり突き放すと、十字に刀を振る。 しかし、背後に廻ったエドガ−の縦一文字に振り下された刀身を後頭部に打ち込まれ、 倒れた。 シンジは薄れ行く意識の中で…………歓声と拍手を聞いた………………。 「よぉ!気がついたか?」 シンジが瞼を開けると、エドガ−とレイがにこにこしてこっちを見ていた。 時間としてはあれから10分程度しか過ぎていなかった。 「エドガ−。さっきの流石に効いたよ。」 少し声を低くして言う。 「はは。まっ、軽い冗談さ。綾波さんも役にはまっていたし。」 隣を見ると、アスカがようやく起きだした。 「さぁ。みんな、起きて、早く、お昼にしましょう。」 レイとエドガ−はすでに普通の服だがシンジ達はさっきの格好だった。 よって、出発は5分後になった。 ここは、遊園地内部のファミリ−レストラン。ペンペン。 店の玄関の上にはかわいいペンギンの首にP2と描いてあった。 中は、木を主に使ってある。シンジ達は窓際の4人席に座っている。 レイはひったくるようにしてメニュ−を奪うと、なめるように見つめている。 シンジとアスカは仲良く…………ちょっと、争っているけどメニュ−を見ている。 エドガ−はそんな様子を目を細めて見ている。時々、水を飲んで。 「(この平和な世の中が長続きするといいのだが……………。)」 つんつんと小突かれて隣を見ると。 「私、これ。」 レイは指し示すているものはガ−リックライス付きの焼き肉だった。 「アタシはね…………お子様ランチ!!」 ズルッ レイとエドガ−は飲もうとした水を吐きだし掛けて噎せている。 シンジといえばおもいっきりアスカの脳天に無言のゲンコツをかます。 「アンタ、ばかぁ?いきなり叩いて、痛いじゃないの!別にどれを頼んでもいいじゃない!!」 確かにそうだけど………でもね。もう少し考慮した方がいいと思うけど。 「アンタ、ばかぁはそっち!年齢は10才までと書いてあるだろう!よく読め!」 ほら、やっぱり…………。 「ううぅぅぅ。何で年齢制限があるの!訴えてやる!」 バコッ再びゲンコツ。 「バカも休み休み言え!日替わり定食にしておけ。」 シンジの怒りゲ−ジは目一杯の状態。 「(別に日替わりでなくても…………。)」 エドガ−はぐっとその言葉を飲み込む。長年の経験から、 シンジが口やかましいのは今にはじまった訳ではないので諦めていた。 「痛い!!もう!仕方がないから、日替わり定食でガマンしてあげるわよ…………。」 語尾が小さくなったのはシンジの目線が恐くなったため。 エドガ−は内心、言わなくて正解だったと思っていた。 昼、過ぎの2時。 彼らは、お化け屋敷に赴いた。 「レイ。アンタ。白い服着て、出口に立っていたら?きっと、みんな腰ぬかすわよ。」 突然、レイか氷の如く冷たい視線を飛ばす。 「あなた………私に死に装束を着ろって言うの?」 他の男、2人は凍りついて動けない。アスカも背筋が凍る思いをしていた。 「ジョ−クよ。ジョ−ク。ちょっと、言ってみただけよ。」 「そうよね。そうだと思っていたわ。フフフ………………。」 レイ………まだ怒っている…………口は笑っているけど、目は座っているぞ……………。 そのあと、レイの恐さのお陰か、お化け屋敷は全然、恐くなかった。 その後は、エドガ−の提案で、店でお土産を買う事にした。 レイとアスカは先ほどとは打って変わって、意気投合し、アクセサリ−売り場で頑張っている。 エドガ−達は一応、ガラスのコップや生菓子を買っていった。 数分後、4人は片手に、紙袋を下げて、歩いていた。 ふと、見ると。 決戦!第参新東京市! という。大層なお題目のアトラクションがあった。 「なにあれ−?でも、おもしろそう!」 「景品はいいかもな。言ってみようぜ。」 「ちょっと、アンタ達!置いてかないでよ!」 「まぁ、暇だから付き合うか。」 まさか、これが悲劇のはじまりだとは誰も思わなかった……………。 中の受付で、説明を受けた。 「はいはい。4名様ですね。毎度! これは、使徒と名乗る怪物を倒し、 第三新東京市を守るゲ−ムでございます。景品は1位で、この遊園地無料バスを差し上げます。 尚、3位までそれぞれご用意しています。」 ふんふんと頷く4人。 「機体は青、紫、赤、銀と現在用意されています。 他は、橙と黒と白がございますが、すでに使用中なのです。 ご了承ください。」 「それじゃ、俺は銀!」 「では、私は青。」 「アタシは断然、赤に決まっているわ!」 「残ったのは紫か…………まぁ、いいか。」 「それでは、みなさん! 武器は、ボジトロンライフルとプログレッシブソ−ド(刀)。パレットガン。 そして、全機、標準でプログレッシブ・ナイフとATフィ−ルド が装備されています。 有効に使って下さい。 あと、青い機体は零号機、紫は初号機、赤は弐号機、黒は参号機なのですが使用中なので、銀の四号機です。 では、どうぞ。」 − 第壱ステ−ジ − 「何だか本当に乗っているみたい。」 「何故、ダメ−ジが本人に伝わるのだ?マイナスなだけじゃないか………。」 「仕方ないよ。エドガ−、ゲ−ムだし。」 「ちょっと!何、ペチャクチャ話しているの!?目の前にいるわよ!」 たしかに、人型で、胸の辺りに赤く光る光球がある、怪物らしき物体が低空飛行をしてくる。 「いっただき!!一撃で仕止めてやる!!」 赤色の機体を光せ、プログレッシブナイフを構えて、突進する。 「あの赤いのはどう見ても弱点ね。」 確かに、あからさまに怪しい。 パスッ!突然。使徒の右手の手の平らしい部分から、光の槍が打ち出される。 「ちょっ、そんな突然!」 いきなり、窮地に追い込まれたアスカを救ったのは、初号機を駆るシンジであった。 「全く、いきなり攻めるなんて、無謀だぜ。」 光輝く八角形の壁を手の平に局所的に展開し、槍を挟んで使徒の動きを封じる初号機。 突然、使徒の後ろの右肩が裂ける。四号機がプログレッシブソ−ドで切断した為である。 間髪を入れずに、零号機のポジトロンライフルが火を吹く。 たちまち、コアにひびが入り、赤い光が消える。 「おめでとうございます!次のステ−ジに移行します。」 − 第弐ステ−ジ − 「あれ、一体何!?」 レイが驚くのも無理は無い。今度はイモムシ型の使徒だから。 「ところで、リ−ダ−は誰にする?」 「俺としては…………シンジが適任だろう。」 「ちょっと!アタシに決まっているじゃない!」 全員無視。まぁ、ただでさえ、危なっかしいし。 「私は下りるわ。自信ないし………。」 「じゃ、俺でいいんだな?」 「アタシ!アタシ!アタシ!…………………。」 「「異議無し。」」 「よし、じゃあ、俺がリ−ダ−だ。あの使徒は、光りの鞭らしいのを使うらしい。 届かない範囲に、散開。まず、俺が出方を見る。合図があるまで待機!」 「ラジャ−!」 「了解。」 「うううぅぅ。アタシはいらない人間なの…………。」 すでに、外されているアスカ。まぁ、日頃の行いのせいだな。 「まず、手始めに…………。」 使徒に突進し、いきなり、サマ−ソルトキックを食らわす。とたんに光りの鞭が初号機に迫る。 「ちぃ!」 横に後ろに、飛び去る。 「ダメか………コアにダメ−ジを与えようとすると、光りの鞭の餌食になるな。」 「ママ………ママ…………。」 イッているアスカを尻目に、冷静に戦略を立てるシンジ。 「ハ−レルヤ…………ハ−レルヤ……………。」 「うるさいぞ。アスカ。」 「……………………。」 シンジは考えを中断されたので少々、キレてきている。 「……………シンクロ率零…………もう、アタシには価値がない…………。」 すでに、誰も聞いていない。 「…………………いややぁぁぁぁぁぁ!!!!アタシの心に入ってこないで!!!」 「「「…………………………。」」」 何を口走るアスカ。 「ママが見守っていたのね!!」 ついに、マザコンに走ったか……………。 「「「プチ。」」」 何かがキレたような音を立てると、辺りは阿鼻叫喚の地獄と化した。 その後、第弐ステ−ジはFFZ式(知らなかったら、ごめんなさい。)で言うと、 リミットブレイクの状態の3名が、使徒をほぼ5秒で屍化させた。傍らには、かつて、弐号機だったものが転がっている。 − 第参ステ−ジ − 「次は何だ?」 そこには、人型の使徒が立っていた。 「第壱ステ−ジのパワ−アップ型なの?」 レイが感想を述べる。 「よし!今度は俺が出方を探る。」 「無理するなよ。エドガ−。」 エドガ−は手でグッドの形を作ると使徒に慎重に接近。攻撃範囲に入ると、縦一文字に斬り裂く。 使徒は真っぷたつ。 「あらら。もう終わり?」 くるっと後ろを向いた時。使徒は分裂して、四号機に襲いいかかる。 「なっ!」 ドォ−−−−ン 崩れ落ちる、四号機。 「くっ!再起動させないと…………。」 エントリ−プラグ内備え付けの、キ−ボ−ドで(本編には無い)コンソ−ルを打ち込むエドガ−。 しばらくして、軽い駆動音とともに映像が回復する。ちょうど、シンジの呟きが聞こえた。 「ダメだ……………二点同時加重攻撃でないと…………。おい!アスカ起きろ!」 ちょっと、無理じゃない?機体は修復したけど、また、踏まれているよ。 ところが、驚異的に、弐号機が立ち上がった。 「……………アタシはココにいてもいいの!?」 ドス! 崩れ落ちる弐号機、背中にはプログレッシブ・ナイフ(初号機の)が突き刺さっている。 「………………さてと、エドガ−。俺に合わせて、攻撃してくれ。 そして、綾波!使徒が再び一つになったら、狙い打ちにするんだ。」 言い終わると同時に、弐号機が何故か再起動する。 「あなたはアタシと同じね。レイ。」 「一緒にしないで。」 グラタタタタタタタタタタタ………………… ドサッ!! 哀れ、弐号機撃沈。 世にも珍しい赤い人型汎用蜂の巣の出来上がり。 零号機のポジトロンライフルから煙が立っている。 「これでいいのね。碇司令。」 「…………ああ、問題ない。レイ。………………じゃない!!! 俺はリ−ダ−であって、司令ではない!!と、とにかく、今のようにして。」 アスカの影響を受け、ボケる二人。エドガ−はめまいを感じた。 かくして、なんとか使徒を倒し作戦終了。 そして、5つくらいステ−ジを越し、 ついに最終ステ−ジにたどり着いた。 「このステ−ジに着たのは貴方が初めてです。 さぁ、がんばってください!! 最強でビックでヒュ−ジなラスト・エンジェル! タブリス!!!カム・ヒア!」 暗闇の中、一条の光りが照らされる ギャオ−ス、歌はいいねぇ。フシャャャャャ。 天井の方から、叫び声が聞こえたかと思うと。 でっかい青いクリスタルの体に、天使の翼が6枚。 竜と何故か美少年とライオンの頭部。炎と冷気と雷をそれぞれ吐いている。 アピョ−−−−−−−−−ン。 開いた口が塞がらないとはこの事だろう。 全員の脳裏に『敗北』『最凶』『逃げちゃダメだ』が去来している。 ついでに、周りが真っ暗な分、タチが悪い。 「負けたな。碇。」 「ああ。」 すでに、やる気をそがれたエドガ−とシンジ。 「…………あなた、誰?」 「あなたの心の中のアスカよ。」 すでにやる気どころか、現実と夢の境目にいる二人。 存在だけでパイロットを精神汚染した使徒。最凶である。 まさに、終わるパイロット。 トドメに一言。 「ガラスの様に繊細だね。」 オマケに冷気と炎と雷の3属性混合攻撃。 もちろん、パイロットはたまったもんじゃない。 「フッ…………真実は君達とともにある。」 「俺は君の言っている事がわからないよ!!」 「……………遺言よ………………」 「裏切ったな…………アタシの気持ちを裏切ったな……………。」 その上、燃えたり、凍ったり、感電する始末。 バ−チャルでなければ命はとおおぉぉくぅに無くなっている。 ステ−ジの中心で勝利を叫んだケモノ・・・・・・タブリス。 永遠にこのアトラクションの覇王であろう。 だが、残酷なゲ−ムはまだ・・・・・終わらない。 「好意に値するよ。」・・・・竜の首 「好きってことさ。」・・・・美少年の首 「リリンの文化の極みだよ。」・・・・・・・・ライオンの首 そして、水晶体からは過電粒子砲が発射される。 バックグラウンドミュ−ジックは第九・・・歓喜の歌それも特別編集で、 盛り上がりの部分で《渚》,《カヲル》というスキャットが挿入されている。 「おめでとう、おめでとう、おめでとう………………パタ。」 エドガ−。戦闘不能。 「誰か俺に優しくしてよ!!………………パタ」 シンジ。戦闘不能。よって、指揮官支援効果ダウン。 「これが涙………私泣いてるの…………?…………………………。パタ」 レイ。戦闘不能。 「……………汚されちゃった……アタシの心が汚されちゃったよ……………………パタ」 アスカ。戦闘不能。 全員の薄れ行く意識の中。眩しい光が見え、爆発音が聞こえた……………………。 全滅してしまった………………。 辺りにはまだ、第九(特別編歓喜の歌)が鳴り響いていた……………。 − エピロ−グ − ここは、第参新東京市立総合病院精神病棟303号室。 遊園地のアトラクションが元で、ここに運びこまれた。 どうやら、あのアトラクションは壊れていたそうだ。 ちなみに犯人はゼ−レというコンピュ−タ−ウィルス。 遊園地は一時閉鎖。4人に慰謝料50万払われた。 ただ、4人はアトラクションの故障は知らない。 ふと、シンジは目を覚ました。 「あれ?ここは…………見知らぬ天井だ。」 まだ、ダメな様である。 彼らはここで全治2週間の精神治療を受け、無事、復帰した。 エドガ−とレイの恋の行方は?シンジとアスカの仲は深まったか? それは、謎に包まれている。 気になる人はメ−ルを!!もしかしたら、続きを書くかもしれません。
−星霊学園のオリキャラ達+作者のコメント− Kera「書いてみてわかったけど、ギャグって難しいね。」 綾波カヅサ「あの−。僕が出てこないのだけど? それと、丸山さんに迷惑掛けるのはもうやめた方がいいよ。 でないと“巨悪“に認定されますよ?」 エドガ−「ついでにな。これの何処が番外なんだ?十分本編として通用するじゃないか?」 Kera「カヅサ君については合う場面がなくて………丸山さんには……ごめんなさい。 気をつけてはいますけど………書いているのは真夜中なので時々、ボケちゃうんです。」 エドガ−「なにせ、“書き直し“したからな。これ。あと、お前のギャグのセンス0。もう二度と書くな。」 Kera「そんなぁ!0って……………。本当ですけど。」 カヅサ「あのさ。エドガ−君の最初の質問は?」 Kera「それは…………舞台が学校じゃないから。」 カズサ「そんな理由…………“死刑“確定ですね。」 エドガ−「さんざん迷惑かけてこれか!!………喜べ、今日新聞に載るぞ………。」 Kera「それって……………。」 カヅサ「もちろん。“葬式“覧に決まっていますよ。」 Kera「……………………。(只今気絶中。)」 エドガ−&カヅサ「これで、終わり(です。)だ!!!」 −その後、Keraは夏の日本海、ナホトカ号の沈没した海域に浮かんだという。− 遺書・本当にごめんなさい………丸山さんと、カヲル君。
感想・文句・意見・今後の展開の要望などはこちらにお願いします。
計良光寿/KERA@NSKNET.OR.JP
原作設定は幻想世界エヴァンゲリオンです。
管理人(その他)のコメント
カヲル「遺書・・・・ふむぅ」
アスカ「こらぁ!! こんなところでまで、アタシをぱっぱらぱーのマザコン女にするんじゃないわよ!!」
カヲル「それが本当の姿のくせに・・・ぼそっ」
アスカ「なんですって!!」
カヲル「どうとりつくろっても、アレが君の本当の姿じゃないか」
アスカ「今日はやけに強気ね」
カヲル「どうせ何を言っても殴られるんだから、それだったら言いたいことを言った方がいいじゃないか」
アスカ「やけになった?」
カヲル「そうとも言うね。自暴自棄とも」
アスカ「よく言った! えらい!! その根性に免じて・・・・」
カヲル「免じて?」
アスカ「いつもよりよけいにどついてあげるわ」
カヲル「ひえええっ!」
どかどかどかどかどかどかどかっ!
アスカ「こんなもんかしら(ぱんぱん)」
カヲル「し、しどい・・・・峰打ちにされたシンジ君より・・・・痛い・・・」
アスカ「アタシはエドガーとか言うやつみたいに甘くないからね。やるとなったら日本刀の真剣でばっさりと・・・」
カヲル「ぞ、ぞぞぉぉぉぉぉっっ汗」