レイのマンション
ゲンドウ「レイよ、おまえはこのときのために存在した」
レイ 「・・・・」
ゲンドウ「1年と4ヶ月の間、おまえはここで時を待っていた」
レイ 「・・・・」
ゲンドウ「そして、ついに約束の時は来たのだ」
レイ 「・・・・」
ゲンドウ「今こそ、おまえの力が必要だ」
レイ 「・・・・」
ゲンドウ「さあ、レイ、一緒に行こう」
レイ 「どこに、行くというの」
ゲンドウ「それは、次にここが更新されるときに分かる。おまえは、私に付いてきてくれればいいのだ」
レイ 「次の更新って・・・・いつなの?」
ゲンドウ「ぎくぅっ!!」
レイ 「1年以上も捨てて置いた人が、そう簡単にここを更新すると思うの?」
ゲンドウ「ぎくぎくぎくぅっ!!」
レイ 「私は、碇君の所に行かなくちゃ」
ゲンドウ「れ、レイ!」
レイ 「・・・・さよなら」
ゲンドウ「レイ、待ってくれレイ!」
冬月 「碇よ・・・・」
ゲンドウ「・・・・計画は、これで終わった」
冬月 「これで、われわれ老人の出番は終わってしまった訳か」
ゲンドウ「ああ・・・・そうかもしれないな」
冬月 「で、どうするつもりだ、これからは」
ゲンドウ「ふっ・・・・わからんよ」
冬月 「では・・・・ここで暮らすか。儂と」
ゲンドウ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁぁぁ???」
冬月 「幸いここにはレイの残した家具も残っている。おまえと儂が暮らして行くには困るまい」
ゲンドウ「おい」
冬月 「なに、おまえと儂の年金をあわせれば、慎ましやかな生活くらいは送って行けるだろう」
ゲンドウ「おい・・・・」
冬月 「こうみえても儂は料理は得意でな」
ゲンドウ「おい、といっている! そもそもここにはベッドは一つしかないではないか! しかも極めつけに狭い!」
冬月 「なんだ、そんなこと問題ではあるまい。二人で暖めあってだな・・・」
ゲンドウ「・・・・さらばだ(ダッシュ!)」
冬月 「あ、こら、逃げるな碇!」
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