タイトル:「レイちゃん、森でお昼寝」

構想概念:

ヘボレイ小説なので、レイはヘボ、アスカはへっぽこ、シンジは優柔不断

リツコはマッドサイエンティスト。ミサトは能天気馬鹿

 

パート概要:

#01 PROLOGUE: 「レイの挨拶」

#02 本体

 

#01-01

こんにちは、へぼレイこと綾波レイです。

最近は赤木博士のアルバイト以外にもアヤナミスト眼鏡君のモデルとかお仕事が増えました。

眼鏡くんはアタシの血の付いた制服とかスクール水着の写真とかを司令の通っているアリコンクラブに

販売しているそうです。

おかげでごはんの他に納豆も食べられる日も出来ました。わーい、じゅるじゅる・・・お腹すいた。

山で採ったきのこと納豆と山菜で大ごちそうの日も来ました。わーい、くるくるー

なんと凄いことに、ごはんを三日に一回は食べられるようになりました。ぱちぱちぱち。

 

このあいだ、シンちゃんとアスカちゃんと3人で新箱根に任務で行ったんです。

エヴァに乗らずにお外で任務って珍しいので今日はその話をします。

あたし達は山道を歩いています。シンちゃんが地図を見ながら先頭を歩いています。

あたしはいつもきのこや山菜を取りに裏山を歩いているので平気なの。

この山はごはんの山で、どっちを向いても食べ物があります。うれしい!、くるくるー

でも、シンちゃんは不安そうで、アスカちゃんは面倒そうに歩いています。

 

「ちょっと!!!まだ着かないの?」

「ミサトさんの地図ではもう少しだと思う」

「まさか、道に迷ったなんて事はないわね?」

「ははは、まさか・・・・」

「そう?ならいいんだけど・・・ちょっと!レイ!やめなさいよ」

 

あうあう、なんでアスカちゃんは怒っているのかな?

あたしは山道の途中に自生している果物とか山芋とか蜂の巣とか採取してただけなのに。

 

「国定公園内でも無許可で野生の動植物を採取するのは法律に触れるのよ!!」

 

あやや、あたしは犯罪者になってしまった。警察に捕まって、刑務所で『吐け!吐け!!』なんて言われながら

カツ丼を食べるのね。・・・じゅるじゅる。あ、よだれが・・・・

 

「なに馬鹿な事やってんのよ、ほら、さっさと戻して、あけびにのびるにやまうどに自然薯に土蜂の巣・・」

 

アスカちゃんは意地悪にも、あたしのごはんを取り上げて山に返そうとしています。

あうあう、あたしのごはんが・・・栄養が・・・うるうる、くるくるー

 

「良くもまあこれだけ沢山取ったわね。」

アスカちゃんは呆れたように言いました。

 

「あうあう、あたしのごはん・・・」

「ねえ、アスカ、少し位別にいいじゃないか、綾波がかわいそうだよ」

 

はう!!!シンちゃん、あたしをかばってくれるのね、うれしい、くるくるー

「緊急非難措置ならともかく、通常状況下ではただの犯罪行為なの!!アタシまで巻き込む気?」

「そ、そうだよね。犯罪だよね。駄目じゃないか!綾波!!」

 

あうううう、なんでシンちゃんも一緒に怒るのだろう。

アスカちゃんの言葉は難しくて良く分からないけど、アスカちゃんが言ったのね。

 

 

「ちょっち、やりすぎじゃないの?リツコ」

「何言ってるの?これも重要な訓練の一つなのよ」

「でも、訓練ならなんで、リツコが計画書作ったのよ?」

 

ギク!!!!

 

「も、勿論、ある実験も兼ねてるからよ、だから三人ともプラグスーツでしょ?」

「・・・なんか、怪しい」

 

ギク、ギク!!!!

 

「いいわ、あたしも目を通して許可したんだもの。あたしにも責任あるわね。ぐびぐび」

 

全くミサトって馬鹿ね。責任あるのが判ってんなら、ビールなんか飲んでられないでしょ。

でも、ミサトが馬鹿で助かったわ。私のねらいはただ一つ。

アスカを服従させる事よ、生意気だけど役に立つわ。シンジ君には悪いけど最悪、死んで貰う事になるわね。

レイはどうせへぼだし、私の駒の一つだからほっといていいし、実験台には最適だから役に立つわね。

ふっふっふ、見てなさいアスカ!、この私を『ご主人様』って呼ばせてやるわ。

 

 

「ちょっと!!!まだ着かないの?さっきから何キロ歩いてると思ってんの?」

「おかしいな、地図の通りに歩いてるんだけど・・・」

「貸しなさい!!!アタシが見る」

 

周りは鬱蒼とした森の中、常夏の日本では雨量も多いので奥に入るとジャングルのようだった。

 

「あんたばかぁ?」

「なんだよ、アスカ」

屋久島の地図で新箱根が解る訳ないじゃない!!!」

「えー、出掛けにミサトさんから貰った地図だよ、ほら、表紙は新箱根って書いてあるよ」

「どじね!!何で気付かないのよ!!」

「ご、ごめん・・・・」

「ちょっと待ってね、位置を特定するわ」

 

アスカはプラグスーツを操作して、GPSを呼び出そうとした。

電波妨害がひどく、GPSに繋がる様子はない。

 

「仕舞った。この辺りの磁場が狂っているようね、無線が使えないわ」

「すると、僕たちは・・・・」

「そうよ、この樹海の中で完全に迷ったのよ」

「そ、そんな、サバイバルキットなんか持って来てないよ」

「オートマーカーも駄目か。お手上げね。12時間はプラグスーツが生命維持をするけど、

それまでに脱出するか、その後は自力で生き延びて脱出するか、あるいはのたれ死ぬか」

「死ぬ・・・・」

「参ったわ、この状況じゃ私服の方がいいんだけど、仕方ないわね」

 

アスカは自分の真っ赤なプラグスーツを見ながら、不機嫌そうに言葉を続けた。

 

「・・・磁場異常の影響でプラグスーツに機能障害が?」

「そうよ、そうなったらプラグスーツが棺桶に早変わりね」

「僕たち・・・死ぬんだ・・・こんな所で死んでしまうんだ」

 

シンジは顔面蒼白になり、視線が遠くなった。

 

「シンジ!!!諦めないの!!!」

「死ぬ前に、アスカ!!!!」

 

シンジはアスカに抱きつくとアスカのプラグスーツを脱がそうとする。

 

「きゃー!!!!な、何考えてんのよ!!!馬鹿シンジ!!!」

「アスカ、僕はアスカを・・・・」

 

どご!!白目をむいて倒れ込むシンジ、背中むき出しのアスカ。

 

「はーはーはー、もう!こんな事してる場合じゃないでしょう!!馬鹿!!!それにこんな場所じゃ嫌!!」

 

プラグスーツを脱ぎながらシンジに近づくレイ。

 

「シンちゃん、ほら、あたしなら・・・いいのよ・・ね?」

 

どご!!目をくるくるまわして倒れ込むレイ。

 

「何考えてるのよ!!!アンタのHPでしょ!!つぶす気なの?」

「はっ!!、僕は何を・・・・」

「あやや、頭がいたい・・・」

「もー、二人とも馬鹿やってる場合じゃないでしょ!!」

「ご、ごめん、アスカ、毒電波を受信したようだ」

「あやや、さっきはあたしの芝居じゃないよ」

 

「とにかく、位置の特定と脱出経路の確保が最優先課題ね」

「でも、どうやって、位置の特定するの?」

「木に登ってみればぁ?ほら、シンジ!!」

「え?僕が登るの?」

「アンタしかいないでしょ!」

 

シンジは近くの木を上り始めた。

 

「シンジ!!!、磁場の影響と富士山の位置を見るのよ!!!!」

「・・・・・たぁ」

 

あうあう、しんちゃん、あんなに高い所に登って恐くないのかな?うう、しんちゃんってやっぱりかっこいい。

 

 

「ふっふっふ、予想通りの行動ね。磁場異常に気づいて、位置確認に木を登る。」

「でも、何も子ども達にそこまでやらせる事ないじゃないの?・・・ぐびぐび」

訓練よ」

リツコは双眼鏡をから目を放さずに呟いた。

そうか、まだあんな位置ね、もうすぐ仕掛けにかかるわね。

 

 

「ふう、落ちなくて良かったよ。結構高く登らないと何も見えないんだ。」

「で、どうだった?」

「うん、てっぺんまであがるとGPSの呼び出しは出来るけど、リンクエラーが頻繁に出るんだ」

「うーん、状況は芳しくないわねぇ、で、方向は?」

「僕はまっすぐ富士山を見て木の枝を払って来たから、真下から見ると解るよ」

「えらい!!でかしたシンジ!!で、場所は?」

「良くわかんないよ、森の半分位の位置だと思う、見渡す限り森だから」

「そっか、それじゃあ、アタシの記憶と今の情報で何とかするのか・・・」

「ねえ、アスカ、僕お腹すいちゃったんだけど」

「携帯食料は?持って来たんでしょ?」

「ほら、さっきアスカが食べちゃったじゃないか」

「え?うそ、あれが最後なの?・・・こ、困ったわね」

「食料が無いと・・・餓死?」

 

シンジとアスカの表情が曇る。

 

「あうあう、ごはんの匂いがする、近くでキャンプしてるのかな?」

「行って見ようか」

「そうね」

「あうあう、こっちかな?」

「綾波って、凄いや、動物的だね。」

「はうう、シンちゃん褒めてくれるのね。嬉しい、くるくるー」

 

枝を組んでマークを作る。道に迷わない為には必要な事だ。

レイに引かれて、しばらく歩くと、少し整地された場所に出た。森林迷彩服を着た人たちが数名いる。

キャンプしているのは自衛隊の特殊部隊の人たちだった。彼らはサバイバル訓練の為に森にいる。

簡易気象レーダー、第一種装備のザックとか自動小銃などの武器も置いてある。

どうやら、作戦指揮ポイントの様である。

シンジは指揮官らしき人物に近づき声をかけた。

 

「こんにちは、僕たち道に迷ったんです」

「え?この森でかい?」

「ええ、そうなんです」

「どこの部隊・・・ってその格好は?」

「僕たちはエヴァのパイロットなんです」

「エヴァの、じゃあ、ネルフに所属か、ふーん、君たちもサバイバル訓練かい?」

「いえ、その、任務地に着く前にこの森で迷ったんです」

「それで、装備も無しか、100%自殺行為だよ」

「ええ、それで困ってたんです」

「そうか、よし、うちの装備を貸してあげよう、官給品だから後で返してね」

「え?いいんですか?」

「いいよ、われわれは補給ポイントに予備があるから、大丈夫なんだ」

「ありがとうございます。一尉殿」

「そのかわり、うちの訓練の邪魔はしないでね。邪魔したら容赦なく排除するよ」

「はい!、わかりました!!」

「じゃあ、気をつけてね」

「はい!お元気で!!、失礼します。」

 

三人はびしっと敬礼をした。訓練官も敬礼を返す。

そして、子ども達は少し大き過ぎるザックをそれぞれ担いで森を進んでいった。

 

「良かったわね、シンジ」

「ほんと、助かったよね。携帯食料も分けて貰ったし」

「あうあう、重い・・・・」

「『後で返してね』って、何処の部隊なのかなぁ?判る?シンジ」

「あ、ここに書いてあるよ。自衛隊第二方面東海戦略・・・長い名前だね」

「お礼の手紙も添えて返すのが礼儀よ、解ってるの?」

「勿論、そんなの常識だよね」

「そうね、シンジはそんなミスしないわね」

「でも、自衛隊の装備って凄いね。こんな磁場でも正確に位置を出してるね」

「やっぱ、プロの道具だもん作りが違うわ。アタシ達のサバイバルキットって、あくまでも

パイロットの緊急用だから仕方ないわね」

 

 

・・・あ、あら?手下のマーカーが切れた>。どうしたのかしら。

 

リツコが周りを見渡すとビールを持ったミサトがうろうろしている。

 

ちっ、ミサトが邪魔で連絡取れないわ。追っ払わなきゃ。

 

「ミサト、何してるの?子供たちの動きのトレース結果は?」

「それ、あたしの仕事だっけ?」

「そうよ」

「はい、はーい。・・・ういうい」

 

酔っ払いミサトは指揮車に入っていった。

 

「手下1号、応答しなさい」

「・・・・・・」

 

リツコは無線で手下に連絡を取ろうとしたが返事が無い。

「なにサボってんのよ、ギャラ払わないわよ。」

 

ぴ!、モニターがリツコの仕掛けたブービートラップが破壊された事を示している。

 

「ど、どうゆうこと?ことごとく私のトラップを壊していってるわ。」

 

ぴ!、ぴ!、トラップのマーカーがどんどん消えて行く。

そして、ついに全てのトラップが壊された。

 

ふんがぁ!!!よくも、よくも、私のトラップを!!許さん!アスカ!」

 

こうなったら、この私が直々に出て勝負よ!!!覚悟しなさい!アスカ!!!

 

「リツコ、出来たわよ?リツコ?あれ?何処行ったのかな?トイレかな?・・ういうい」

 

 

森の中は薄暗く、木々が立ち並んで視界は30メートル程度しか見通せない。

真夏の今でも森の中は涼しく、空気も奇麗なので気持ちよい。

たくさんの動物が住んでいるがとても静かだ。時折、鳥のさえずる声が聞こえる。

三人は大きな木の下の少し広くなった場所に腰をかけた。

 

「ねえ、ちょっと休もうか、アスカ」

「そうね、アタシも疲れちゃった」

「はうはうはう・・・・・」

「綾波が壊れてるけど。・・・大丈夫?綾波」

「はう、はう・・・シンちゃん・・・あややー、きゅー」

「あ、綾波が・・・」

 

レイは目をくるくると回してへたり込んだ。

シンジはレイのザックを外し、枝で作った簡易ベッドに寝かした。

アスカは少しシナを作ってシンジに話かける。

 

「もう大丈夫よ。それよりシンジ・・・・」

「なに?アスカ」

「ふっふっふ、森の中で二人っきりよ、レイは気絶してるから」

「そ、それって・・・」

 

顔を真っ赤にして、口篭もるシンジ

 

「アンタ、アタシを襲ったでしょ!どうゆうつもりなの?」

 

アスカは突然表情を変え、低い声で攻めた。

 

「ご、ごめん。ぼ、僕、そんなつもりじゃ・・・」

「じゃあ、どんなつもりよ?」

「僕、パニックになって、ついアスカの気持ちも考えずに・・・」

 

アスカはじと目でシンジをにらむ。

 

「ふーん、シンジはアタシをそんな目で見てたのね。軽い女だと思ってたんだ」

「ちがうよ!!僕はアスカだから・・・」

「アタシだから、何よ?」

 

シンジは顔を真っ赤にしてしどろもどろで話している。

 

「僕はアスカだから、一つに・・・僕は、しょ、将来、ア、アスカと・・・・

「アタシと?」

「い、いっ、一緒に・・・・」

 

ぶふぉー!!!!、どこーん!!!

 

「な!なに!なんなの?シンジ!!」

「ロケット弾みたいだ!!」

「どっちから来たの?」

「わかんない、わかんないよ」

 

 

「ちぃ、外したか、運のいい奴め」

 

しかし、いつのまに第一種装備を用意したのかしら。でもいいわ。その方が楽しめるわね。

いくわよ、アスカ!!!!死ね!!!!

ドッシュー!!!!

 

「わあー!!!前から来た!!!!」

「きゃー!!!!」

 

慌てて地面に伏せる二人の上をロケット弾が通り過ぎる。

ぶふぉー!!!!、どこーん!!!

ロケット弾は少し離れた木に当たり爆発した。メリメリと音を立てて木が倒れて行く。

 

「は、はあ、はあ、はあ。・・・ん・・。誰よ、なんでアタシ達を狙うの?」

「アスカ、プラグスーツが派手だから敵が狙い易いんだよ」

「そっか、アタシが真っ赤で、シンジとレイが白と青だもんね。森の中じゃ目立つわね」

「どうする?」

「あんたばかぁ?脱ぐ訳にはいかないでしょ?それともアタシの裸がみたいの?」

「・・・・みたい」

「なんだって?このすけべ!!えっちちかんへんたい!!」

「違うよ、誤解だよ、ほら、装備のなかにこんなのがあるよ」

「なるほど、これね。ごめんシンジ」

あら、姿が消えた・・・ふん!!隠れても無駄よ、森で目立たせる為にプラグスーツを着させたんだから。

プラグスーツの下は裸だから脱ぐ事も出来ないわ、諦めるのね、アスカ!!

私は特注の森林迷彩白衣(どんなんや)だから感づかれる事はないわ。

ふっふっふ、それにいつものまさかりや青竜刀も持ってないわね。

まさに完璧ね。

 

「ねえ、アスカ。なんか忍者ごっこしてるみたいだね」

「あんた、良くそんなのんきな事言ってられるわね、アタシ達は殺されかけてんのよ?わかってんの?」

「僕はアスカと一緒に死ねるならそれも本望だよ」

「馬鹿・・・」

 

ふっ、木の影に入ったのか、まあ、正面から2発くれば当然よね。

赤外スコープと熱線ドップラースコープよ、隠れても無駄ね。

あ、あそこ、地面に大の字で寝てるわね。よし、死ね!!!!!

 

ドッシュー!!!!ぶふぉー!!!!、どこーん!!!

 

「あやややや・・・・いたい!!!!」

「あ、綾波!!!!!」

「レイ!!!」

「あややや、なにが、なにが、シンちゃん・・・・きゅー」

シンジは再び気を失ったレイを迷彩テントに連れて来た。

 

ふ、レイだったのね。さすがにこの距離だと難しいわね。

まあ、いいわ、時間も残弾もたっぷりあるわ。

 

 

「アスカ、アスカ、得物ない?」

「え?今は円月輪しか無いわよ」

「どれ位?」

「コモが一組、セラも一組ね、これだけ」

「つらいな。セラを貸し欲しい、ちょっと探ってくる」

「シンジ!!!、気をつけてね」

「ああ、大丈夫だ、行ってくる」

 

ん?誰かこっちに来るわね、シンジ君か、じゃあ、奥の熱源2つがアスカとレイね。

じゃあ、遠慮しないわ。

二人とも死ね!!!死ね!!!!

ドッシュー!!!!ドッシュー!!!!

ぶふぉー!!!!ぶふぉー!!!!、どこーん!!!、どこーん!!!

ばきばき・・・めりめり・・・

あややー、きゃー

 

 

「くぅ、そこだ!!!!」

 

はっ!なに!!がし!!がし!!

ロケットランチャーに何かが突き刺さって、発射口を防いだ。

ち、ロケットランチャーが駄目になったわ。

やばいわね、このランチャーは棄てて下がらなきゃ。

・・・こ、これは。円月輪か、マニアックな得物を使うわね、シンジ君。

 

「アスカ!!!アスカ!!!」

「ふー、大丈夫よ、結構移動してるのに正確に来るわね。」

「誰かは確認出来なかったけど、ロケットランチャーは使えなくしたよ、棄ててあったからもう大丈夫だ」

「ありがとう、シンジ」

「あうあう、しんちゃん・・・」

「アスカ、綾波・・・・恐かっただろ、もう安心だよ」

 

互いを抱き締め会う三人、アスカもレイも震えている。

アスカも強がった物の言い方をしているが、やはり、誰だか判らない相手に本気で狙われるのは堪えたらしい。

しばらく静かな時間が訪れる。あの爆発騒ぎで周りの鳥は居なくなったようだ。

 

「アスカ、綾波、もう、大丈夫だよ、敵はランチャー棄てて逃げたんだ」

 

シンジのこの言葉で少し安心する二人。

 

 

ふっふっふ、あまいわ!!!!!!!

三人纏めて、死ね!!!!!

どふ!!!!!

くうう・・・・ちゅどーん!!!!

「あぎゃーーーーーー」

「うわーーーーーー」

「あやややややややや」

「くっ、まだ続くの?」アスカは唇を噛み締める。

「あうあう、しんちゃん・・・こあいよー、こあいよー」

「くそ!!!!一体誰なんだ!!!どうして僕たちを狙うんだ」

「いた!いたぞ!!あそこだ、アスカ!、円月輪をくれ!!」

「シンジ!!!アタシも」

よし同時に投げるぞ!!

びし!!!

 

「仕舞った!!!!一つ外れた!!!」

 

ざく!!!

「うぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーー」

 

「よし!!!クリティカルヒット!!!」

「ぢぐじょお、おぼえてらっざい!!!うぎゃーーーーー」

 

断末魔の叫びが遠くなると異常な殺気が去り、森は再び静けさを取り戻した。

 

「今度こそは大丈夫よね?」

「ああ、敵を倒した。平和は戻ったんだ・・・・」

「あうあう、へいわの踊り、くるくるー

「ねえ、シンジ」

「なに?アスカ」

「あの敵は誰だったのかな?なんでアタシ達を殺そうとしたのかな?」

「それは、判らないよ。僕も後ろ姿しか見てないんだ。」

「そうなの」

「でも、金髪だったような気がする」

「最後はアタシの投げた円月輪で敵を退けたのよ、やっぱアタシって凄いね」

「ふふふ、そうだね」

 

 

「あら、リツコ、どこに行ってたの?森で凄いドンパチやってたみたいよ」

「・・・・」

「リツコ?背中にわっか付いてるけど、なにそれ?」

「・・・・」

「リツコ?・・・・う・・・・ごめん、リツコ」

 

凄まじい鬼の形相でミサトを睨むリツコであった。



くるくるくる〜PH.CATさんにぜひぜひかんそおめえるをおくってください〜  


わーいわーい。おしごとよ〜くるくる〜

あんた、こんな仕事で満足なの?

だってだって、ごはんをたべるためにはなんでもしなさい、って赤木はかせが・・・・

あたしはいやっ!! 断固抗議するわよ!! こんな悲惨な目に会わせて、全国一億5千万のアタシの下僕が黙っているだろうか! いやない!

わ〜アスカちゃん、難しい言葉つかって〜

 ぽかっ!!

これくらいで難しいって言っててどうするのよ!! あんたも少しはない頭を使って考えなさい! そもそもアタシとシンジが必死に戦っているときにひとりでぼへら〜っとしていたくせに!

う、うるうる・・・・だってこあいんだもん・・・・

怖いもなにもないのよ! アタシと敵と、どっちがこわいの!!

・・・・うえ〜ん、あすかちゃんがいぢめる〜しくしく(涙)


うえのぺえじへ