大妄想小説「碇君と・・」

 

原案 グリーンヒカリの父

加筆 山村ひかる

 

「ただいまぁー・・って誰も居ないか・・」

 その日、シンジは、トウジとケンスケと一緒にゲーセンで遊んでから、自宅、すなわちミサトのマンションに帰ってきていた。

 マンションの主ミサトは、残務処理に追われているとかでネルフ本部に泊まり込みの日々が続いているし、アスカもヒカリの家に行っているので、夕方まで帰ってこないはずだった。

 ただ、シンジはいつもの癖でただいまと言っていた。

「ふう・・」

 靴を脱いで、家に上がる。

「?・・あれ」

 トン、トン、トン・・。

 だが、シンジの呟きに反して、マンションには人の気配がした。

 何かしらキッチンの方から音がする。

『あれ誰か帰ってるのかな?』

 包丁を振るっている音が聞こえる。まさか物取りのたぐいではあるまい。

『・・まさか、ミサトさんが、料理・・なんてする訳無いし・・じゃあアスカ?』

「アスカぁ、もう帰ってたの。それともまさか、ミサトさん?」

 シンジはキッチンに入った。

「えっ!・・あうあう・・」

 キッチンに立つ人物を視界に捉えた瞬間、シンジは口を大きく開け、流し台の方を指をさしながら、ぱくぱくと言葉にならない声を発した。

「あっ・・おかえりなさい。碇君・・」

 キッチンに立つ少女・・綾波レイは、入ってきたシンジに気付いて微笑んだ。

「あ、た、ただいま・・じゃなくて・・その・・」

 シンジの目に入るレイの姿の白さに、しどろもどろになった。

 純白のフリル付きのエプロンに、白いレイの素肌・・。

 レイは、生まれたままの姿・・の上からエプロンを着けただけの姿だった。

「あ、綾波!・・一体何をし、してるんだよ!」

 シンジは慌てて顔をふせた。

 しかし、目はレイの白い肌を追っていた。

 言い訳かもしれないが、視線がどうしてもはずせないのだ。

「・・ごめんなさい。勝手に上がってキッチンまで使って・・。その・・この前、碇君が家に来てくれて、料理を作ってくれたことのお礼がどうしてもしたくって・・」

 レイの声は少し元気が無かった。

 シンジが怒るように問いかけてきたのを、気にしているようだった。

「・・あの・・えと・・お礼は別にいいんだけど・・その、・・その格好は・・」

 目の遣り場に困る。

 と心の表面ではそう思うシンジ。

「・・これ?・・」

 シンジの問いかけに、レイはエプロンを摘んで持ち上げた。

「あ、・・そ、そう・・」

 レイがエプロンを持ち上げたおかげで、シンジはレイの大事なところを、ちらりとだが見てしまった。

『・・は、鼻血が・・』

「これは、赤木博士に聞いたの。・・赤木博士は司令のところによく料理に行くみたいで・・、それで、料理するときの注意を聞いたの。そしたら、裸にエプロンを巻くのが殿方を喜ばせる秘訣だって・・」

「・・殿方を喜ばせるって・・」

 リツコさん、そんなことしてたんだ・・・ってゆーか、それ、なんか違うよー。

 そもそも・・中学生なんだけど・・僕達・・。

 ・・でも、今じゃ不思議じゃないかなって、いや、そうじゃなくて・・。

 シンジはひたすら混乱している。

「どう、碇君。喜んでくれた?」

 レイはシンジの前に立った。

「え・・あ・・」

 シンジの目は自然とレイの胸元に集中する。

 少し前屈みになっているせいで、胸の谷間が、はっきりと見える。

 けっして豊かとは言えないが、それでも女ということをしっかりと主張している二つの膨らみ・・。

『白い・・肌・・』

 心臓の鼓動が、早まってゆく。

 トクン、トクンと、高まりを見せる。

「・・どうしたの?・・碇君?」

 邪気の無い、少女の微笑みを浮かべてレイは、シンジに問いかける。

「・・」

 シンジはごくりと生唾を飲んだ。

「・・あ、ちょと待っててね、お鍋、火にかけたままだった・・」

 そう言うと、レイはキッチンの方へ振り返った。正面はエプロンに覆われていたが、後ろ姿はほとんど全裸である。

 レイの可愛いお尻が、シンジの目に映る。

 歩く仕種に、さらに可愛くお尻が揺れた時、シンジの中で何かが弾けた。

「あ、綾波!」

「え?・・碇君?」

 シンジに呼ばれて振り返るレイ。

「ぼっ、僕だって男なんだよ!」

「きゃあ」

 そう言うとシンジはレイに抱きついた。そのまま二人して倒れる。

 レイは仰向けに倒れて、シンジはその上に覆い被さるように乗っかっている。

「・・僕だって・・僕だって・・」

 シンジの右手はレイの秘部に、左手は胸の方に動く。

「・・い、碇君・・」

 そのどちらの手もいやらしく蠢き始める。

「いやっ、碇君。やめて・・・あん、そこは・・・あぁ」

 レイは自分でもいじったことのない部分を、シンジにいじられ喘ぎ出していた。

「はあはあ、綾波、綾波・・・」

 シンジは必死になって指を動かしていた。

 次第に股間をいじっている指に粘液がまとわり付いてくる。

「・・碇く・・ん・・あっ・・な、なんだか変・・体が・・体が熱いの・・くぅ・・ん」

 レイは初めての快楽の感覚に女の声を上げる。

 それは、一層、シンジを刺激した。

「綾波・・綾波・・っ!」

 自然と、レイの唇を求めるシンジ。

「・・んっ・・はぁ・・」

 レイも、シンジと同じように、シンジの唇を求める。

 お鍋がコトコトと、沸騰してきたことを告げたが、行為に没頭している二人には聞こえない。

「・・綾波・・」

「・・碇・・くん・・あっ、やん・・」

 唇が重なる。

 互いに求めあう。

「・・」

 唇を離したとき、唾液が糸を引く。

「・・外すよ・・」

 シンジは、そっとレイのエプロンを外して、唇を胸へと移した。

「あ・・そ、・・そんな・・」

 胸を這うシンジの舌に刺激され、レイが嬌声を上げる。

「・・感じているんだね・・」

「あ・・っん・・」

『カタン・・』

 ふと、台所の入り口付近で物音がした。

「・・綾波・・」

「碇・・くん」

 だが、互いに夢中になっている二人は、まったくその音に気を止めなかった。

「・・ごくり・・シンジ・・あんな・・すごいこと・・」

 そんな二人を、覗き見る人影も、また二人。

「ねえアスカ・・」

「ちょっと、ヒカリ・・黙ってて・・今いいところなんだから・・」

 アスカとヒカリである。

 遊びに行っていてアスカは、夕方まで帰ってこないはずだった。

 だが、途中で、ヒカリがこっちに遊びに来るということになって、二人で、マンションへ来たのだが・・。

 何やら物音がすると、台所を覗いたところシンジと重なり合うレイの姿を見つけ、そのまま覗き見ることにしたのである。

「・・アスカぁ・・」

「だから・・黙ってて・・」

「・・体が、熱いの・・」

 ヒカリは、アスカの胸に手を伸ばした。

『きゃっ・・ひ、ヒカリ・・』

「ヒカリ・・何・・」

 もぞもぞとぎこちなくアスカの胸を触るヒカリ。

 驚いたアスカが見ると、もつれ合う二人の熱気に当てられたようぼーっと顔を赤くしているヒカリの姿があった。

 少し遠くを見ているように目がとろんとしている。

「アスカ・・」

「ちょ、ちょっとヒカリ・・んっく・・あん・・」

 ヒカリは、アスカの唇を求めた。

 驚いているアスカはそれを避けることが出来ずにそのまま唇の洗礼を受ける。

「ヒカリ・・」

 長いキスの後、アスカの目もヒカリと同じようにとろんとしていた。

「アスカ・・触って・・」

「うん・・」

 この二人もまた、自分達の世界に入っていった。

 と、この二人の事はレイちゃんとシンジ君がメインなのでここまで(笑)。

「あん・・碇・・くん」

「・・こっちも・・」

 レイの秘部を弄んでいる指は、すでに粘液でべとべとだ。

「あっ・・痛・・」

「あっ・・ご、ごめん・・」

 悪戯げに、軽く指を立てた途端、レイは痛みを訴えた。

 シンジは、少し調子に乗り過ぎていたことを反省する。

「これならどう・・?」

「・・ん・・」

 再び、レイの口から、色っぽい声がこぼれる。

「・・」

 シンジの顔が、胸から、おへそ、そしてレイの秘部へと下がって行く。

「・・ああっ・・いかり・・くん」

 レイの足が快楽で震える。下半身から脊髄を貫いて脳へと快楽の波が襲ってくる。

「綾波・・いい?」

「えっ・・?」

 シンジは、レイの答えを待たずにズボンを脱いだ。

 ネルフのマークの入ったブリーフの上からでも、シンジのモノが、大きくなっていることをレイは十分、見て取れた。

「・・」

 おそるおそる、自分でその大きくなったシンジのモノを触る。

「あっ・・」

 突然のレイの行動に、シンジが黄色い声を上げる。

 変声期前の、高い声。

「碇君・・熱い・・」

 くにくにと、興味深くシンジのモノを弄るレイ。

「あ、綾波・・」

「・・碇・・くん・・」

 真っ赤な顔のシンジ。

「・・あっ・・」

 レイの手が、よりはっきりシンジのモノを探りあてようと、シンジの下着を脱がせる。

 レイの視線が、シンジの下半身に集中する。

「これが・・碇君・・」

 弾けてしまいそうにカチカチになっているシンジのモノをいとおしげに触る。

 初めて見るそれに、驚き半分、興味半分。

「な・・なんだか・・恥ずかしい・・」

 あまりに真剣にレイが、自分のモノを見たり触ったりするのでシンジは最初の野生的な興奮が押さえられてきた。

「・・これを・・どうするの?」

「え?・・知らないの?」

 一応授業で、習っていると思うのだが、レイの瞳は真剣そのものだった。

『知らない・・の』

 レイは、こくりと頷いた。

「これ・・が、・・」

 指で、レイの秘部をなぞる。

 ぴくんと、快感にレイの体が震える。

「ここに入るんだ・・」

「・・碇君のが・・」

「そうだよ・・。綾波・・僕達は一つになるんだ・・」

「一つに・・碇君と・・」

「いいよね・・」

 シンジはゆっくりと自分の自分のモノをレイの秘部にあてがった。

 興奮で、今にも爆発しそうだった。

「・・」

 レイは、覚悟を決めて頷いた。

「いくよ・・」

 シンジは、しっかりと位置を確かめながら腰を突き出した。

「・・あっ・・」

 だが、見事にはずれた。

「あ、そ・・その・・ごめん・・」

 完熟トマトがごとく顔を真っ赤にするシンジ。

 汗、汗と冷や汗を出しながら、再びシンジはしっかりと手でモノを押さえつつ挿入を試みる。

「あっ・・痛・・」

「うっ・・あや・・なみ・・」

 だが、少し二人が繋がるやいなや、レイは痛みを訴えた。

「痛い・・碇・・くん」

「・・この・・」

 シンジは、ぎちぎちと異物の進入を阻む壁を強引に突破しようとする。

「はぐっ・・あっぐ・・」

「綾波・・もう少しだから・・我慢して・・」

 だが、言葉とは裏腹に、行為は上手くいかない。

「うぐっ・・あが・・」

 レイは、痛みに耐えてシンジを受け入れようとするのだが、こちらも上手くいかない。

『痛い』という言葉を飲み込もうと努力するのだが、代わりに呻き声が漏れる。

 だが、それでも彼女はシンジを拒絶はしなかった。

「・・もうすこし・・足・・」

 痛みを押さえるためか、のがれようとするためか、閉じようとする足を広げてシンジは腰を突き出した。

「あぐぅ・・う!・・」

 ひときわ高い叫び声。

 ぽたりと、少女から大人への証が床へ落ちる。

「は、・・入ったよ」

「はっ・・い、痛・・」

 レイは、苦痛に歯を食いしばって耐えている。

「綾波・・」

「・・い、碇・・くん・・あぐっ・・」

 レイの瞳には、うっすらと涙が浮かんでいる。

「・・大丈夫?・・動くけど・・」

「う・・うん・・碇君のためなら・・我慢する・・」

 シンジとレイの視線が交わる。

「あ・・うん・・」

 涙目のレイ。

 紅潮した顔に、無理して作った笑顔を浮かべてシンジに抱きついている。

 シンジは、その顔にドキリとした。

 この上なく、レイが可愛いと思えた。

「・・じゃ、いくよ・・」

 そう言いつつも、シンジは自分の限界が近いことを感じていた。

「うん・・あっ・・」

 シンジに抱きついている手に力が入る。

 シンジの背中に、レイの爪の痕が浮き上がっている。

「・・う・・ん・・くう・・」

 ぎちぎちと二人の繋がっている所から痛々しい音が聞こえている。

 シンジの腰が、ぎこちなく動く。

「あ・・ん・・くぅ・・うん・・」

「綾波・・っ・・」

 じんじんと、下半身を襲う快感。

『そろそろ、限界だ・・』

「・・くっ・・あぐぅ・・ん・・」

 シンジの腰の動きが早まる。

「綾波・・っ・・んっ・・」

 快感の波に、シンジは腰を深く突き出した。

「あっ・・」

 自分の中に注ぎ込まれるシンジの精を感じて、レイは声を上げた。

『暖かい・・』

「碇君・・が・・」

「・・はあ、はあ・・」

 何度も何度も、レイの中に精を注ぎ込んでシンジはぐったりとして倒れた。

「綾波・・」

「うん・・」

 互いの耳元に、互いの荒い息遣いが聞こえる。

 しばらく落ち着くまで、そのまま二人抱き合っていた。

 

「綾波・・食事・・と後始末僕がするから・・シャワー浴びておいでよ・・」

 事が終わってシンジは、血と混ざってピンク色になった自分の精を拭いてから、服装の乱れを整えていた。

「・・う、うん・・」

 レイは、エプロンで自分の体を少し隠しつつ立ち上がった。

「あの・・綾波・・」

「?」

「その、あの・・その・・何でも無い」

 台所から出ていこうとするレイにシンジは声を掛けようとしたが躊躇い止めた。

『好きだよ・・って、今言うことじゃ・・ないよね』

 こんな関係になったからじゃないから・・、今すぐに言わないで置こう。

「?・・おかしな碇君・・」

 レイはそういって笑った。

「あれ・・?アスカ?」

 台所から出てすぐに、レイは床に倒れ抱き合っているアスカとヒカリを見つけた。

「・・シャワー浴びなきゃ」

 だが、レイはしばらく二人を見た後、そのままお風呂へと歩いていった。

「ひ、ヒカリ・・」

「あん・・アスカ・・」

 二人は、快感の余韻に浸っていた。

 

 とある日の出来事であった。

 

 

すちゃらか裏話番外編(核爆)

 

作者 「どうも!初めまして(爆)。作者の山村ひかるです」

イコマ「初めまして皆さん。アシスタントの加賀イコマよ」

アスカ「ちぇすとっー、たぁ、はぁっ!」

作者 「ぐはっ・・くるくる、ぱた・・」

アスカ「・・つ、ついにここまで手を染めたわね、この腐れ作者・・」

イコマ「あら、どうかしたのかしら?アスカさん」

アスカ「・・アナタ・・誰?」

イコマ「加賀イコマよ。山村ひかるさんのアシスタントをしてるわ」

アスカ「カガ・・イコマ?」

作者 「あう・・ここには・・あの娘・・居ないから・・イコマ君・・後を頼む・・」

イコマ「仕方ないわね。じゃあ、アタシから今回の裏話・・教えてア・ゲ・ル☆」

アスカ「・・加賀イコマ・・ねえ・・」

イコマ「今回の物語、実はとある人とのメールの遣り取りで生まれたの」

アスカ「ま、取りあえず、奴にはn2爆雷投下ね・・」

イコマ「事情により、名前を明かすことは出来ないんだけど・・勘弁してね」

アスカ「そして、この腐れ外道には・・って・・居ない。ちっ、逃げ足だけは早いわね」

イコマ「それで、この次なんだけど・・反響が大きければ考えるって言ってたから、あまり期待しないでね」

アスカ「・・そこかっ!」

碇司令「ぐはっ・・今回これだけ・・なのか・・」

アスカ「・・」

イコマ「それじゃ、またお会い出来たら、しましょっ!」

 



山村ひかるさんへの感想はこ・ち・ら♪   
・・・・て、どっかで見たことあるなぁ。このアドレス(爆)



管理人(その他)のコメント

アスカ「誰とは言わないが、あの二人、殺すわ

カヲル「どどどどどどうしたのかね? アスカ君(汗)」

アスカ「きまってるでしょ、この話よこの話!!(ばんばんと机を叩く) なによこの品性のかけらもないようなぴーっでぴーっでぴーっな話は!! そもそもさいきんこの分譲住宅は巨悪がのさばって治安が悪いって言うのに、その巨悪が結託してこんなものを・・・・」

カヲル「まあまあ、いいじゃないの。なんなら綾波レイの代わりに僕がシンジ君と・・・・」

アスカ「そうそう、もうひとり、忘れていたわ」

カヲル「ん、なにがだい?」

アスカ「あんたも、殺すわ!!

 ぐしゃどかべきっ!!

アスカ「アンタがいないほうが世のため人のためシンジのため・・・・」

カヲル「・・・・最後が一番の理由か・・・・ぐはっ」


黄昏歌舞伎町へ(爆)