Scarlet & Skyblue




6月20日。

台風7号、関東地方を通過。




その日は、朝から雨が降っていた。

別段、珍しいことではない。一日中降ることも、しばしばある。

ただし、風がそんなに強くなければ。


午前10時ごろから、風が強くなってきた。

台風が近づくのが生徒の下校時刻と重なるのは危険───という事から、

第壱中学校の授業は3時間目で終わりとなった。

学期末試験前の最後の息抜きとばかりに、生徒達は歓声を上げて家に帰っていく。

そんな中、約二名ほどの少女は、他の生徒達とは少しばかり違う事でよろこんでいたのである。



 『やたっ!帰ってシンジと(で)遊ぼっと!』

 『・・・・・・うれしい、碇くんと長く一緒にいられる・・・!』



・・・・・・・・・・・・(=^^=;)


その相手の少年は、というと・・・。



 『台風かぁ。帰りに夕食のおかずと明日のお弁当の材料、買っていかなくちゃ。

  でも、今日はいつもより少し楽できるかな?』



・・・こいつは・・・(^^;)


さらに、こちらでは。



 「───はぁ・・・。」

 「いいんちょ、すまへんなぁ、せっかく作ってもろてるのに、弁当食えへんで・・・」

 「うぅん、いいの。───でもこれ、どうしよう・・・捨てるわけにもいかないし・・・」

 「うー・・・んなら、いいんちょ、少し待っててくれへんか?」

 「え?鈴原、今、食べるの?」

 「そーや。せっかくの弁当や、一度でも、食わへんわけにはいかん!」

 「鈴原・・・ありがとう・・・!」



・・・いやはや・・・(^^;)

おや?



 「いーんだいーんだどぉせ俺にはカワいい彼女もいないしこれからもきっとずっとできないんだどーせ俺はメカフェチだしミリタリーマニアだしぶちぶちぶちぶち・・・・・・」



あ。(^^;;;






───コンフォート17マンション

その中の、ある一室。


 『───に上陸した台風7号は、中心気圧970ミリバール、中心付近の最大風速は35mを
   記録しています。中心から半径130Km以内は風速25m以上の暴風圏内となっており───』


 「・・・あーあぁ〜!つまんないなぁ〜!」

リビングに転がって天気予報を見ていたアスカが大声で不満をもらした。

答えを期待してグチをこぼしたわけではないが、キッチンにいたシンジは律義に言葉を返してくれる。

 「仕方ないよ・・・出かけようにも、外に出た途端に雨で体が濡れちゃうんだもん。」

流しで食器を片づける音と共に聞こえた返事に、アスカは小さく鼻を鳴らし、テレビのチャンネル
   ザップ
を変える。

とはいえ、どこのチャンネルにも面白そうな番組はない。(お昼時の番組なんてそんなものだ)

いい番組がないかとチャンネルを回していると、シンジとレイがリビングに来た。

食器洗いは終わったらしい。

アスカは、やれどこの少年殺人犯が捕まった、やれどこの芸能人が離婚したなど、さして興味のない番組に
目を通したあと、少々乱暴にテレビのスイッチを切り、リモコンをてきとーに放る。

 「ま〜ったく、せっかく早く学校終わったってのになぁんにもする事ないなんて!」

ぶーたれるアスカ。

 「僕は助かるけどね。今日はずいぶんゆっくりできそうだから。」

 「む〜〜・・・そうかもしれないけど・・・。」

と言って、一時、会話が止まる。

テレビの雑音もないため静かになった室内に、強い雨の音が大きく響く。

閉め切った雨戸に不規則に吹きつける大粒の水滴の唸りに、レイがわずかに身を固くした。

シンジの傍らに立っていたのだが、何かを探すように ───探し物があるわけではない
のだが─── 落ち着きなくその澄んだ瞳を揺らす。

動揺したときに見せる、彼女の癖だ。

いち早く気づいたアスカが、声を掛ける。

 「? どうかしたの?レイ。」

 「外の音が、なんだか ─── 怖くて・・・。」

小さい声でそう答え、瞳をさまよわせるレイに、シンジが心配そうに言った。

 「綾波、その───平気?」

レイは少しの間、シンジに視線を向け、彼を見つめた。

それからシンジの腕を取り、胸にしっかりと抱え込む。

目を伏せて、安心したように息をつく。

あたふたと慌てるシンジはとりあえず無視して、アスカはレイの言った言葉に

ふと疑問符を浮かべた。

 『怖い?───感受性が強くなってるのかしら?』

 そんな事を感じるなんて・・・ここに来てから、随分と変わったわね、レイ・・・

 「あ、綾波、手、放してくれない?」

シンジの声に、レイの仕草を見つめていたアスカは、それを中断する。

レイは すっ と顔を上げてシンジを見た。黙ったままで。

その目が、力一杯『どうして?』と問いている。

 「いやあの、する事も特にないんだから部屋に戻って本でも読むか
  昼寝でもしようかと思って、あぁいやそうじゃなくて、掴まれたままだとはずかしいし・・・。」

自分でもよくわからない言いわけをしながら、シンジは頭の中で しまった、と叫んだ。

 する事がないなんて言っちゃったら、きっと綾波は放してくれないじゃないかぁー!

混乱の度合いを深める頭で、必死に説得(・・・か?)の言葉をひねり出そうとするシンジ。

だがその予想に反して、彼女は(腕を抱いたまま)短い疑問を返しただけだった。

 「碇くん、昼寝、するの?」

 「ぇ?あ、え〜と、う、うん・・・・・・・・・?」

予想を外した展開にシンジの頭はついていけず、あいまいな答えをした。

その一瞬後、シンジは冷や汗を感じて固まった。

レイがじっとこちらを見つめている。

それだけなら普段と変わらないのだが、今はその瞳がどこか違う。

例えて言うなら・・・・・・。

『期待』の色を帯びているよーな・・・?

 「な、何かな〜、綾波ぃ〜?」

引きつった愛想笑いを浮かべるシンジ。

一部始終を見(観?)ていたアスカは、上半身を起こして、レイに言った。

 「レイ、とりあえずシーツ持ってきて・・・ね?」

小さく笑っているアスカに頷くと、レイは名残惜しそうに指をシンジの腕に
擦りつけてから、部屋に歩いていった。

アスカは、起き上がり、シンジの正面に立った。

そして、にっこりと笑う。

文句無しの極上の笑顔なのだが、笑いかけられたシンジはあまり嬉しくもなかった。

顔を引きつらせたまま、心の中で頭を抱える。

どうやら、休む事など、到底できないらしい。





 ・・・・・・

 ・・・整理してみよう。

 何だか別の意味で恐かったけど、とりあえず綾波は手を放してくれた。これは良い。

 アスカが正面向かって笑っていたのは、僕を逃がさないようにする為だったんだろう。

 実際、目をそらす事さえ出来なかったんだし。

 それから、綾波がシーツを持ってきて。

 適当にリビングを片づけて、シーツを敷いて。

 っていうのを見てたら、アスカに足払いをかけられて。

 よくわからなかったけど、起きられないように体を押さえられて。

 ─── それが40分くらい前、かな?

壁に掛かっている時計に視線を巡らせて、シンジはそう判断した。

 ・・・つまり、僕は40分も身動き一つできなかったわけだ。うん。

そう、横になっている彼の両腕は、二人の少女にしっかりと抱えられていた。

彼女達は、静かで小さい呼吸をしている。

シンジは、二人を起こさないように気をつけながら顔を傾けた。

その先には、右腕を抱くアスカの寝顔。

近すぎるほど側にある彼女の顔には、普段の気丈さは見られない。

薄く──────それとわからないほど、かすかに笑っている。

その表情をしているのがごく当然のように見える笑顔。

そして、滅多に見せない、穏やかな顔。

安堵する呼吸。

力と緊張感を抜いた、そうあるべき自然な表情。

そんなアスカが、ふといとおしくなってきた。

自分に心を開いてくれていることを、実感したから。

その長い髪に左腕を伸ばそうとし、

抵抗。

もう一人の少女が左腕を掴んでいるのを思い出す。

思わず、苦笑する。

眠っているアスカの機嫌を損ねないように、ゆっくりと、そっと視線を離す。

視線を離したその先にも、少女の寝顔。

彼女も、アスカと同じように、薄く微笑んでいる。

・・・・・・考えてみれば、ここに来てから、レイはいつも笑ってくれていた気がする。

レイは、笑顔を偽らない。・・・笑う時は、いつも心の底から笑っている。

 きっと、今もだ。

それから、レイからも視線を外し、部屋の天井を見る。

目を、閉じる。

両腕から染み入ってくる感覚が、より鮮明に意識に飛び込む。

・・・胸に重ねられた、彼女達の手も。

アスカは右手を、レイは左手を、シンジの心臓に乗せている。

お互いの手を半分重ねて。

その手から、心が流れてくるような気がする。

・・・腕で感じるアスカの肌は、熱いほどの温もりを持ち、

レイの体温は少し低く、だが感じる身体は心地良いほど暖かく。



二人の腕が、暖かい。

二人の身体が、暖かい。

二人の心が、暖かい・・・・・・。










結局、シンジは眠らなかった。





 「ねぇ、いーでしょ、シンジィ!」

 「だからダメだってば・・・」

 「別にこだわるコトもないじゃない。たかが当番の事で・・・!」

夕方。

普段のシンジが、食事の準備にかかろうとする時間だ。

その習慣の通り、彼はエプロンを身につけている。

それから、レイも。

今日の食事当番は、シンジとレイ。

だが、アスカが、二人を手伝うと言い出したのだ。

 「3人じゃ狭いからだよ・・・。少し前にやけどして大騒ぎになったから、
  当番制にしたんじゃないか。」

ヤケドをしたのはシンジだったが。

 「ちゃんと気をつけてれば大丈夫よっ!」

 「でも・・・。」

渋るシンジ。

ちらり、とシンジはレイに目を移した。

シンジがやけどをした時、一番慌てていたのは、彼女だった。

今のレイは・・・

困った表情をして、アスカを見ているだけだ。

 「綾波・・・どうしよう?」

レイは びく、と体を震わせ、シンジから目を背けた。

 「?」

 「・・・わかったわよ。もういい。・・・早く作ってね。」

訝しげにレイを見るシンジに、アスカはそう言って、キッチンを出る。

 ・・・あれ?

やけにあっさりと諦めたアスカに、シンジはこれまた不思議そうな顔をした。

 「・・・まぁ、いいか。じゃあ綾波、手伝って。」

 「・・・ええ・・・。」

とりあえず問題は片付いたので、シンジは用意を始める。

レイはその場に立ち尽くしたまま、アスカの後ろ姿を見ていた。

 私・・・謝れない・・・・・・!

彼女は、何も言えなかった。

アスカに謝る事、そしてお礼を言う事は、アスカの心遣いを踏みにじる事になるから。


レイは、一度だけアスカの方に頭をさげ、シンジの手伝いを始めた。





───彼女の約束の日まで、あとわずか。


シンジは、未だその事を知らない。





気まずい夕飯だった。

アスカは機嫌を直したが、レイは何も話そうとしなかった。

時々、小さく返事をするだけ。

自然、雰囲気が重くなる。一層会話が少なくなる。

手早く食事を終え、アスカは自分の部屋に転がり込んだ。

なぜだか、気分が悪かった。

異物を抱えたような感覚があった。

それは・・・不安? いや、違う。

 ・・・追い詰められてる、のかな・・・

そう考えて、アスカは異物の正体に気づいた。

絶望。

それに抵抗する正直な自分の気持ち。

 シンジは、ずっと一緒にいられると思ってる。・・・アタシだって、

  レイを失いたくない・・・。

ベッドの端に座り込むアスカ。

 さっき、レイとシンジが、アタシが起きるのを見守ってくれてた・・・。

  ホントに安心して・・・離れたくなかったから、一緒に食事作りたかったのに・・・。

うつむき、床を見つめる。肩から長い髪が はらり、と流れた。

 ・・・ワガママ言わなければよかった・・・。

 「ああぁ、もう!!」

勢いよく立ち、自分自身に喝を入れる。

 「落ち込んでてもしょうがないじゃない!まだ───まだ時間あるんだから・・・!」

そう自分に言い聞かせ、悪態をつく。

 「まったく、空気が悪いからいけないのよ!換気ぐらいしなくっちゃ・・・!」

落ち込んでいた理由をそう決め付け、ベッド脇の窓を全開にする。

ついでに頭を窓の外に出し、深呼吸。

大きく一息ついた所で、アスカは眩しい光に気づいた。

 「え・・・これ・・・。」

半ば呆然としながらそれを見つめた後、アスカは部屋を飛び出した。

ちょうどミサトが帰ってきていたらしく、立ったままシンジと何か話している。

そのミサトへ、アスカは大きな声でこう言った。

 「ミサト!今すぐ車出して!!」

 「ただいま、ア・・・・・・はぁぁっ!?」

 「いーから、早く出してきて!シンジ、第3新東京を見下ろせる所、知ってる!?」

 「え!?アスカ一体何を───!?」

 「夕陽よ、ゆ・う・ひ!ほら!!」

と、ベランダを指差す。

南向きであるため正面には見えないが、確かに辺りは夕陽の色で染められている。

 「わかった!?だから早く車出してきて!沈んじゃうでしょ!!」

 「わ、わかった、わかったわよ。じゃぁ下で待ってるからね。」

全く納得してない様子で───完全にアスカに押し切られた感じで、ミサトはとりあえず頷く。

 「レーイ!?レイも一緒に行こ!!」

驚いた顔をしてキッチンにいたレイに、アスカはそう呼びかける。

『一緒に』というアスカの言い回しに、敏感にアスカの想いを感じ取り、レイは ええ、 と応える。

 「アスカ、何で突然夕日なんか見に行こうなんて・・・」

 「悪い!?」

言い終わる前に放った言葉で、あっさりとシンジは降伏する。

 ホントは、自分でもよくわかんないんだけど。・・・ね・・・。

 「・・・それで、さっき聞いたの、どうなの!?」

誤魔化すように───自分を、だが───勢い込んでシンジに言う。

 「つまり夕日が見えて、街を見下ろせる所、だよね?」

 「いい所、知ってんの?」

 「うん。」

シンジは、笑顔を浮かべて言った。


 「僕が、初めてこの街を見た所。」





 「・・・・・・気持ち悪い・・・」

 「酔った・・・。相変わらずの運転ね・・・。」

 「なによぉそれ!急げって言うから急いでやったのに!」

げっそりとした顔でミサトの車から降りたシンジとアスカが愚痴った。

運転席から、心外だとばかりにミサトが反論する。

最後のスピンターンまでキメておいては、説得力がないような気もするが。

ちなみに、レイは平気な顔をしている。

車を降りた所で死んでいる二人に、心配そうに声をかける。

 「碇くん、アスカ・・・大丈夫?」

心底不思議そうな表情でシンジが聞き返す。

 「綾波・・・平気なの?」

 「ええ。」

 「・・・ま、まぁいいわ。あぁ、早くしないと沈んじゃう〜!」

結構簡単に復活したアスカが、立ち上がり、手すりに駆け寄る。

シンジとレイも続く。

そこで、三人は、動きが止まった。

車酔いが吹き飛ぶ。

レイが、一言だけ、呟いた。

 「───綺麗・・・!」

──────それは、あまりにも美しい光景だった。

眼下にあったはずの第3新東京市は、今では巨大な湖と化している。

その湖面に、赤い陽光が自身の姿を写している。

それは長く尾を引き、芦ノ湖にまで続き、その向こうの山影で途絶える。

沈みつつある夕陽と、長く伸びたもう一つの太陽が、その光を辺りに撒いていた。

金色の光は、辺りの山々を赤く染め、それを湖が映し出し、

辺りはその輝きをもう一度享受し、

反射し、反射し、 反射。

視界のすべてを、赤と金色のグラデーションが埋め尽くしている。


声もなく、それらを見つめている三人。

唐突に、強い風が吹いてきた。

爽やかな風は頬をなで、体を包んでから、服の裾をさわって去っていく。

背中まで伸びたアスカの赤い髪が大きく揺れる。

赤い髪───目の前の赤と同じ色の髪を、湖から吹く息吹が躍らせていた。

 アスカの色があるなら、きっと・・・・・・。

根拠のない確信で以って、シンジは側の、もう一人の少女に目を向ける。

その髪の色を目に焼き付け、視点を上へ、移す。

思った通り───いや、それを遥かに超えた色を、広い空が放っていた。

微妙に色合いを変える彼女の髪の、すべての姿が、空の色にあった。

 「・・・?」

レイがシンジの視線に気付いた。

シンジは、レイの視線には応えず、湖に目を戻す。

その時の彼の表情は、気づかないうちに微笑んでいた。

それを認め、レイも夕陽に視線を向ける。

太陽と、雲と、湖と、空の色が、刻々とその姿を変えていく。



ピュア・ホワイト ・・・ イエロー ・・・ オレンジ ・・・ レッド ・・・ ワインレッド ・・・

エメラルド ・・・ スカイブルー ・・・ ブルー ・・・ ディープ・ブルー ・・・



空が、暗くなっていった。



 「・・・さ、───帰ろう。」

シンジが、言った。

二人は声を出さずに頷き、灯かりのない街に背を向けた。

───そして、彼らは目を見開く。

目の前に月が浮かんでいた。───それも、満月。

淡い影が、彼らの後ろに伸びる。 月は、自分を見たまま動かない子供たちに、優しくその白い腕を伸ばす。

抱き留めるように──────。


しばらくして、彼らは足を踏み出した。

二人の少女は、揺れる手をシンジの手に絡める。

それは、新しい約束。

月の誓い。

そして、彼ら自身の願いの象徴─────────。







Scarlet & Skyblue Ended.



巻末特別収録「とある日の楽園の裏口で」


彼は、焦らなければならないはずだった。
与えられた時間は、あまりにも少なかったのだ。
そして、その時間は、既に過ぎ去っているはずだ。
しかし、彼の表情には、焦りの色は見られない。
そして──────。
彼は、「行動」を開始した。





キャリバーン(以下、作者):「ちわ〜す。なおさん、遅れてすいません・・・。」
 アスカ:「・・・・・・。アンタ、一体何を・・・
作者:「何をって・・・。短編を届けに来たんだけど
 アスカ:「そーじゃなくて、なんでふすまなんて開けて入ってくるの
作者:「裏口だから。」
 アスカ:「あぁぁ、この男は〜・・・
作者:「(そんなに変な事言ってるかなぁ?)とにかく、今回は長かったな。無用に。」
 アスカ:「思い付きのネタで話書こうとするからよ。二話分くらい入ってるんじゃない
作者:「そーかも・・・。今日の用事は、と。一言、言いたいだけなんだけどね。」
 アスカ:「はいはい、さっさとどーぞ。(嘆息)」
作者:「では。『この話には、ごく一部に事実が含まれています。』
 アスカ:「例えば、アタシがシンジと一緒に寝てた所、とか
作者:「そんなハズないでしょ(苦笑)。天気の辺り、とか、とか、とか。」
 アスカ:「ま、どーでもいいけど。ところで、アンタ本当にレイのファン
作者:「あぁ。そーだけど。」
 アスカ:「レイの出番が少ないわね。」
作者:「ぐはっ!!・・・だって、アスカ書きやすいんだもん(笑)」
 アスカ:「その割には、ヒドい扱いしてるじゃないの
作者:「だから、それが書きやすいんだってば(苦笑)。」
 アスカ:「何ですって〜!!
作者:「まぁまぁ、落ち着いて。そのうち明るくなるだろーから。」
 アスカ:「却下今すぐ!!
作者:「無茶言うな、無茶を。・・・じゃぁ、次回後書きでシンジと二人っきりにする、とゆー事でどうかな
 アスカ:「許可。」
作者:「(汗)。では、読んでくれているみなさんも、CHAPTER06、あと少しだけお待ちください。」
 アスカ:「早く後書きだけ書いて!!
作者:「だから、無茶言うなってば・・・。」




キャリバーンさんへの感想はこ・ち・ら♪   


出張コメントfrom分譲住宅

カヲル「がらがらがら」

作者 「うどわあっ!!

カヲル「何を驚いているんだい?」

作者 「今どっから入ってきた?」

カヲル「ふすまだよ。ふ・す・ま

作者 「・・・・・上と同じネタか・・・・ふう」

カヲル「自分が書いているくせに・・・ぼそっ」

作者 「(しらじらしく)いっやぁしかし、キャリバーンさん。あいかわらずいいものを書く。うみゅ」

アスカ「こいつがアヤナミストでなければねぇ」

カヲル「カヲリストというのはいないのかな?」

アスカ「却下」

カヲル「しくしくしく・・・・」

アスカ「ん? なんでファーストのファンがアヤナミストで、アタシのファンは下僕なわけ?」

カヲル「日頃の所行じゃないのかな。日頃の」

アスカ「どーいういみよ」

カヲル「いや、なんでもないさ。わすれてくれ」

アスカ「・・・・なんか最近卑屈になってきたわね」

カヲル「それが君のファンが下僕と呼ばれる理由なのさ」

アスカ「やっぱり言ったわね!! 人が気にしていることを!!」

 げしげしげし!!

カヲル「うっきゅぅう・・・・ばたむ」

アスカ「ああ、ミサトの運転で気持ち悪くなってきた・・・・かえろっと・・・・」

作者 「・・・・あのー・・・・私を捨てないで・・・・・(^^;」


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