そういや書くのを忘れてたけど、潜水艦映画と言うことで見てきた。
原作の「雷撃深度十九・五」では脇役だった艦長を主役に据えてのお話。残念だなぁと思いつつ、よくよく考えてみれば致し方ないかとも。原作忠実に作品にしたら、主人公がオッサンになるし。どう考えても若い客層を集めそうにない(笑)
監督は「終戦のローレライ」やったあの人で、やっぱりというか今回も音楽を絡めてきた。潜水艦というのが視界を奪われたものである以上耳に訴えるしかないのだけど、二作続けて音楽を絡めるとなんとなく微妙な感じ。原作のエピソードをいくつか持ってきているけどあとは映画用の話に置き換わってる。映画版小説の「真夏のオリオン」を店頭でちょっと立ち読みしてみたけど、やっぱり作風が全然違うという印象。
倉本艦長役の玉木宏は悪くなかったけど、馬鹿丁寧な口調がちょっとばかし残念なところも。あと最近の傾向なのか? 戦争物のわりに血しぶきとかそういうものがない。人死んでるのに。怪我をした包帯の上からしか血がみえないなんてありえないでしょうに。。。
ただ、戦闘ものとしてみるならローレライよりはずいぶん楽しめた<何を目的に見に行ってるんだか。ちなみに平日の昼間だったので、時間帯的にはすかすか。客層は男一人、もしくはカップルで見に来てる人くらいの雰囲気。しかしこれ女性が見て楽しめるものなのかなぁと若干心配に。