というわけで「ローレライ」を土曜日の夜にレイトショーで見てくる。最初にこの映画の予告を見たときに潜水艦の映像を見て、「うわよりによってこの潜水艦かよ!」と思わず目を閉じた、伊-507のモデルとなったフランスのシュルクーフ。世界最大の「砲撃潜水艦」。あれですよ潜水艦に20センチ砲搭載しちゃおうという奇特潜水艦です。完成したときには潜水艦自体の使い方が変わっておりほとんど役に立たなかったっちゅー、いわば遅れてきた大艦巨砲主義潜水艦ですね。そいつが、沈没せずドイツに接収されてローレライシステムの実験艦となりさらにドイツ降伏後日本に渡ってきたというすごい周り方。
という潜水艦が舞台なのでいったいどんなものかと思いながら見に行ったのですが、正直予想以上によくできていたと思います。従来のソナーが耳なら、ローレライシステムは眼、というのはいい使い方ですけど、目が見えていても体がついてこないことだってあるだろうにという部分をすっかりそぎ落としたところには若干ツッコミどころもありましたけど、2時間ちょいという上映時間を、手元の時計を見ることなく最後まで見ました。いや、時計を見るって言うことは、後どれくらいで終わるんだろうと思うときですからね。
まあ、アメリカ駆逐艦ががっつんがっつん追突するシーンには正直いただけないものも感じましたけど、一緒に見ていたろみさんやらおだっちが、「あーあれはほら、踊る大捜査線で追跡するパトカーの群れが事故ってがしゃがしゃぶつかるやつの海版じゃないの? 制作陣同じようなものだし」と言っていたので、ああそういうことかとも思うわけですが、でもあーたそりゃーアメリカ海軍の技量に喧嘩売ってるようなもんですよ。映像的にはその方が見栄えがいいんでしょうけどね。
評価は4。潜水艦好きにはいいですよ。
というわけでレイトショーなのでその前後もあるわけだが、前はおだっちの家でPCの修理。そしてロミさんと合流して飯食って、ビリヤードを久しぶりに。ファーストブレイクショットで9番落として調子に乗っていたら、最後の勝負で5連続手玉をポケットに落とす間抜けっぷりでやっぱり背中に何か憑いていたのではないかと思わせるほど。いや、本当に気持ちいいほどにがつんがつん手玉を落とすんですよ。対戦相手フリーばっかり。あれじゃ勝てる勝負も勝てないわ、と。
そしてレイトショー終了後はふらふらとおだっちの家に行き、持って行った「雲の向こう、約束の場所」をとりあえず見せてみる。見せてみると言いつつ私は横で寝ていたわけだけど、よくよく見ると二人ともやっぱり寝ている。まー朝の4時だとそんなもんだわな。
ねむねむですよ。日曜日は。