ゲーム名:ボンバーマン ぱにっくボンバー

画面1 このゲームは、ネオジオで初めて作ったゲームです。開発当初、人がいなかったので「少ない人数で作れるゲーム」ということで、パズルゲームの制作をするということになりました。ところが、やってみるとこれが大誤算で、形になるのは1週間もかからなかったのですが、ゲームバランスがうまく取れなくて結局ゲームのバランス調整をずっとやってた気がします。最初はこのゲーム、普通のアーケード基板で販売をするはずだったのですが、なぜか途中からネオジオで開発をすることになってしまいました。もちろん、開発期間も延びてしまったので、この年に作れるゲームも少なくなってしまっています。

 ボンバーマンのキャラクタが好きだったので、このゲームのキャラクタはすぐに決まりました。

画面2 このタイトル画面はすごいでしょ?元気にポーズを取っているボンバーマンがいきなり燃え尽きます。

画面3 ゲーム中の画面です。このゲームは難しすぎたみたいであまり受けなかったみたいですねえ。ルールは簡単なんですけどね。ぷよぷよの亜流ですから。

 あとから、PC エンジンとか、スーパーファミコンとかにも移植されたんですけど、どれも納得できない移植度でした。

 このゲーム、6連鎖以上を行うとイベントが発生するんですけど、あんまり知られていないみたいですね。組むのが難しいですから。6連鎖で、画面いっぱいのロケットが発射されて、7連鎖で、核爆弾のスイッチが押せて、8連鎖で、コンボが始まって、9連鎖では、女の子のお尻が出てきて、おならプーするんですよ。その後に、沢山爆弾が出てきて相手に送られます。6連鎖以上行ったら、たいてい相手側は死んでしまうので、どうせだったらなんか面白いことしよう!って勝手に入れたら 結構受けたんで、いろいろ入れてみました。

 6連鎖は、基板で開発してたときには、ブラックホールが画面中央に出てきてボンバーマンを全部吸い込んでたんですけど、ネオジオでは機能の限界で表現できませんでした。

画面4 このキャラクタは最終面のキャラクタで、声は石丸博也さんにやってもらいました。ジャッキーチェンの声で有名なんですが、僕は冒険野郎マクガイバーという海外のドラマの声の人だったので、この人をどうしても使いたかったんです。制作チームの中では、散々「声合わないよー」とか言われてたんですけど、けっこういけるでしょ?