【恋愛】
「僕は行動力があったので、好きな先生の家に忍び込んだりしました……」
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【Ｉ】保育園の頃とか覚えてます？
【鉄】覚えてないですねー。ただ覚えているのは、砂田先生という先生が好きで、恋をしてしまったくらいですね。
【Ｉ】恋を？結構、真顔の恋ですか？
【鉄】結構、真顔な恋です。
【Ｉ】どんなことしました？想いを伝えたりとかしました？
【鉄】先生とデートしましたよ。
【Ｉ】デート？！本当に？
【鉄】それも休日とかじゃなく、保育園、終わったらおうちまで送ってもらったりしました。
【Ｉ】ただの送り迎えじゃないですか！
【鉄】わざわざ先生がいちいち家に来て、
【Ｉ】「いちいち」って言葉の使い方が気になるんですけど。
【鉄】僕、先生と結婚するって言ってました。
【Ｉ】ほぅ？じゃあ将来的には結婚する気、満々で？
【鉄】満々でした。その時は綺麗だと思って好きだったんですけど。でも最近卒業アルバム見たら、先生、結構おばさんでしたねー。
【Ｉ】ですよね。アルバム見させて貰ったことありますもん。結構普通におばさんでしたね。
【鉄】ですね。驚きました。
【Ｉ】小学校に上がってからも、その恋は続いたんですか？
【鉄】またこれが小学校１年になったら、先生が引っ越してしまって。すぐに乗り換えました。
【Ｉ】やはり、遠距離恋愛するには若すぎたんですね。
【鉄】その時の先生は西川えみり先生っていうんだけど、
【Ｉ】年上が好きなんですね。その先生は綺麗だったんですか？
【鉄】はい。綺麗でしたね。卒業アルバムには載ってなかったので確認はしてないですけど、砂田先生と張るくらいに綺麗だったという事は覚えてます。
【Ｉ】じゃあ怪しいですよ、その記憶。今度はどんな恋になりました？
【鉄】僕は行動力があったので、先生の家にいって、鍵が開いてないトイレの窓から忍び込んでましたね。
【Ｉ】それ犯罪ですよ！
【鉄】僕は行きましたねえ。
【Ｉ】それで何したんですか？
【鉄】で、玄関のポストに蛙を入れたりしましたね。
【Ｉ】脅かそうと思って？そんなことしたら嫌われるじゃないですか、先生に。
【鉄】次の日は確実に立たされましたね。
【Ｉ】なんでバレたの？
【鉄】学校で、いたずらするの僕だけだったんですよ。
【Ｉ】友達といったんでしょ？
【鉄】友達といったんですけど、友達は「よしなよ、よしなよ」みたいな感じで。
【Ｉ】じゃあ、かなりひどいいたずらっこだったんですね？
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