時間の砂(仮題)


 今回の作品はまだ曲がありません。曲が出来たとき相当歌詞が変わるかもしれません。



 恋が終わりを告げたとき、アナタはどうしますか?
 私は時間を掛けて、想いを過去に溶かしていきます。 どういう結果であるにしろ、抱いた想いは想いとして存在したわけですから、 その記憶も過去も、消せはしません。それでも時間は流れ、新しい季節は巡ります。 だから自分の過去に溶かしていくんです。
 想えば恋愛だけじゃないですね。色々な出会い・別れがあって、全て自分の中に 溶かし込んでいきます。そしてその人に抱く想いが強ければ強いほど、 溶かし込むのに時間が掛かります。

 恋愛は二人の特別な時間。その二人にとって、まさしくドラマだと思います。 その思い出を溶かし込むのは大変だけど、そうすることで一つ、 区切りがついて前が向けるのではないかな、そう思います。

 もしも失恋している人がいるなら、その人へ。
 アナタがもしも今辛いなら、同じようにゆっくりと過去にとかしていきませんか? 涙流してもいいです。身もだえしながらでも良いです。 この歌を口ずさみながら、ゆっくり過去に溶かして行ってください。





title : 時間の砂(仮題)


いつかは終わる想いだと 思っていた出会いだったね
なのに君と話すときはいつも 幸せを感じていたんだよ
そして君は僕の胸に飛び込んできた ありふれた幸せを捨てて
僕は両手いっぱいの夢を放り投げて 君の事を抱き留めていた

 楽しくて 嬉しくて 何もかも新鮮だった でもその傍で
 二人の時間の砂は 指の間をすり抜け落ちていったんだ

振り返るといつも君が笑って この背中を追いかけて
二人は手を繋いであるいた どこまでもどこまでも

本当は傷つけたくないのに うまくいえない苛立ちが傷を呼んで
疲れたときにラクになれることがホラ 君と僕を変えた
積み重ねた時間の中で君を知り そして更に君が解らなくなって
だのに君をこの腕に抱くときはいつも 永遠を信じていたんだ

 悲しくて 寂しくて 夜の闇に隠れて 涙を流した
 二人の時間の砂は 落ちて落ち葉のように降り積もった

  もうすぐ君が過去に溶けていき 時間は再び動き出す
  鮮やかだった季節と綺麗だった君を そのままアルバムにしまうよ

君はありふれた生活に戻って行く 僕は魔法の本を閉じる
そしてようやくドラマが終わり 色褪せた現実がまた始まる

 楽しくて 寂しくて あの時のことを思い出すたびに涙
 二人の時間の砂は 過去の大地に降り積もっていった
 懐かしくて 優しくて 抱き締めた思い出 今もおぼえてる
 二人過ごした季節は 魔法の本の1ページだね




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