|
||
今までに好きな人と別れたことはありますか?私はあります。 恐らく人はそういう出会い・別れを繰り返して生きていくのだと思います。 でもその中で、どうしても離したくない手というのがあると思います。 いくつもの出会い・別れを経験して、その中でこの手だけはどうしても離してはいけない、 ぎゅっと握って、強く握りしめて絶対に離さないと心に誓ったその手。 恐らくそうやってその手を繋ぎ続けている人が、一番幸せな人たちなのではないでしょうか。 老いてこの世を去るまで、ずっと離したくないと願っていたその手が、 もしも離れてしまいそうになったら、あなたなら物解りの良い人になって離せますか? 私には出来ません。出来ないからこの曲を作りました。 この曲を最初に作ったときは、まだそのことが解っていませんでした。 何も解らず作った曲を、今、それを知った時になって初めて、作り直しました。 今、自分の離したくない手の為に、この歌が、そしてこの祈りが届くことを信じながら。 もしあなたが本当に愛した人を見失いそうになったとき、この曲を歌ってください。 あなたに、手をもう一度握りしめる力戻ってくることを祈っています。 |
title : 最後の魔法 窓を叩く雨の音に 脅えていたあの日の僕 本当は好きな人を 失う事 恐れていた 求め続け愛した季節(とき) 胸に消えぬ魔性の炎(ひ)よ 素直な心のままに 強く抱いた愛しい女性 人は誰も思わぬうちに 過ち犯す運命 立ち直り歩く その道まで 消さないで欲しい 消さないでくれ 傍にいれば 素直に 全てを 言えたのに 言えたのに だけど逢えぬ寂しさ紛らす為に 我が侭言って泣かせた 身も心も灼け尽すほどに 愛しい 女性だから 強く抱きしめた腕の中で 優しい微笑みをくれたのは 誰? 見つめ合ったその瞬間から 君の魔法にかかったまま 足掻くほどに 心 君の方へ捕らわれていく 咲き誇った真夏の花 陽炎のように揺らめく陽よ あんなに好きな人と 出逢えた事を感謝してる 愛しい人 眠りにつく この広い街の何処かで 闇が降りる頃 僕は一人 膝を抱え ただ泣き続けた 何もかもが狂おしいほどに 好きだから走ってた 夢のような風景の中で 君の事を見失っていた 名声さえ 夢さえ 地位さえ いらないから いらないから 硝子のような純粋(ピュア)な気持ち 胸に抱いて 泣き続けたのは何故? 君の事を思う度 鼓動 止まらない 涙溢れ 押し潰されそうな幸せの中で 君と生きる未来(明日)見続けて 巡り逢えた瞬間から死ぬまで 僕の瞳見て 「好き」と言って 張り裂けそうな胸の奥で 無情な悲しみに耐えるのは何故? 本当に君を愛したのは 誰? 優しい微笑みをくれたのは 君 |