2005年12月の日記
[掲示板] [HOMEに戻る] [過去の日記一覧] [管理者モード]
●2005年12月31日(土)

 全国のおさぼりさらりーまんにおひるねOL、そして不良主婦に不真面目学生の友、
「ただいまろうどうちゅう」
の飛騨@一年お世話になりました、です。




 本年も今日が最後と言うことで。どっちかってーと仕事中や勉強中にみる「べき」なサイトなので、既に「仕事納め」状態の開店休業かもしれませんが、いらっしゃって下さる皆様に、今年最後のご挨拶を。



 一年、本当に有難うございました。色々ご心配おかけしたりして、中々に波乱万丈な一年でございましたが、来年も変わることの無い御愛顧・御引き立てを宜しくお願いします。



 ちなみに。



 これからCHIEさんちいってきます。

 なんでかって?

 そりゃもぉ、アンタ、聞くのはヤボよ。ウフッ♪



 つか、正月も実家に帰らない(諸事情ございまして。あ、でもヤバいゴタゴタじゃないからね。ご安心を)飛騨さんに


 「飛騨っち、どうせ帰らないなら、こっちおいでよ〜」


 と、誘われまして。あ、やばい話じゃないからね。旦那さんもいるからね。勝手に勘ぐっちゃダメよ(普通勘ぐりません)


 そんなわけで、寂しい年末年始を過ごす飛騨さんに、暖かい手を差し伸べてくださったので、いってくる事にします。よし、お節GETだ!





 なので、日記は連日更新できるかどうか、不明なのです。





 来年もまた、宜しくお願いします。

●2005年12月30日(金)

第七章 「ひとり」


 荷物届けてよと〜お願いしたんだ〜 これから入院生活のた〜め〜♪

 入院って、結構下準備が必要なんですよ。手術用の下着だとかも買わないといけないし、入院期間中の履物のスリッパもいるし、着替えだっているわけで。なのに、緊急の再入院ってことはね。


 なぁんにもないの。


 血まみれの、着の身着のままじゃない?財布以外なにもないの。

 近在の知り合いとかに頼みまくって、色々荷物届けてもらったけど、いやー、最初は着替えるものすらなくて、不便も不便。看護婦さんらでも困ってましたな。


 ま、一人暮らしの身の上で、倒れたら、やっぱりある意味オシマイってことですな。うんうん。


●2005年12月29日(木)


第六章 幕間劇 「噂」


 そういえば、一回目の手術のときいわれたのを思い出したのですが。



 「そういえば飛騨さんの手術って、今日一番の大きな手術だって、フロアでも話してましたよ〜」



 ぜんぜん嬉しくない。

●2005年12月28日(水)


第五章 「飾りじゃないのよカテーテルは」


 飾りじゃないのよカテーテルは〜はっは〜ん♪痛いといってるじゃないの〜はっは〜ん♪


 つかねー、マジでいたいんですよ。術後、麻酔が抜けてくるじゃないですか。徐々に感覚が戻ってくるんですよ。でもね、術後安静期間は動いたらだめなので、カテーテルが、体にささってるんですよ。トイレいかなくていいように。


 つまり、アレですよ。ナニに刺さっているわけです。


 いや、そういうのが趣味な人にはたまらんでしょうが、一般人にして痛いの苦手な飛騨さんは、あんなもんがぶっさされているという不快感に、吐き気すら覚えるほど痛みで、涙を流すのですよ。


 手術跡は勿論痛いですよ。当たり前です。

 でも関係のない部分が鬼のように痛いのですよ。しかもトイレしたいわけでもないのに、ベッドの上で無理矢理小用を足させるという、不快感と敗北感。何よりも、痛い。


 安静期間が過ぎて、ようやく抜いてもらうとき、これがまた痛い。声にならない痛みがあります。
 でもその痛みの後は、ズキズキするといっても、収まる方向にあるのですよ。だから許せる、みたいな。
 カテーテル抜くのは看護婦さんなんですけども、恥ずかしいですね。堂々とナニを見られるわけですから。見られるのが趣味の人は知りませんけど。


 それにしても、あれ、絶対にトイレのためだけじゃないと思いますね。



 かわいい看護婦さんの後姿とかみてっと、そりゃもぉ、飛騨さんもまだ若いから、ねぇ、多少元気になると、一部も元気になれるわけですよ。


 でもね。そのときに痛むんですわ。カテーテルの跡が。


 絶対にアレは、孫悟空のわっかと同じだと思うな。


●2005年12月27日(火)


第四章 「意識残さないで」



 DEENなら格好もついたんでしょうけども。場所は変わって手術室の中。またお会いしましたね、とか意味不明の挨拶をする飛騨さんと看護婦。まぁこれは緊張を解きほぐすための、飛騨さんのよくやる手なのですが。向こうも気を利かせてなのでしょう。でも嬉しくない再会だねぇ。



 それにしても、腰椎(?)にも麻酔をうつんですけども、こいつがなかなかキマらない。さしてはひっこくぬく。



 「・・・針が通らないね」



 それは暗に、肉が分厚い、とかいってますか?


 まぁ元々肉厚な体の上に、しかも背筋が他の筋力に比べてやけに発達しているという、変な体です。まぁ親譲りなんですけども。

 それでもなかなか針が通らない。執刀医師数名が交代で試すも、11回やってもうまくいかない。

 遂に医師団あきらめて。


 「麻酔科の先生、呼んで」



 ちょっと待て。麻酔専門の先生、一人もいなかったの?それでいいの?



 麻酔専門の先生がきて、合計13回目にして、麻酔成功。それから次第にぼーっとなっていくのですが、意識が消えきらない。あれれ。でも手術は行われます。まぁ消えない麻酔なのかな?


 でもね。意識あるのって怖いですよ。



 「いや、そうじゃない。ここはこうして」


 とか、指示の声がきこえます。


 「そこさわると、大量に出血して、危険だってば」



 おいおい、何を説明してんだよ。なにやらかしたんだよ。



 「・・・あ!」



 なんだよ、あ、って!!!!


 気になる台詞がどんどんでます。


 「先生、血圧が下がりすぎて危険です!」

 「この人なら多分大丈夫な気がするけど・・・なんとか(薬名忘れた)を投与して」

 「先生、血圧が戻ってきました。よかった」




 手術中の怖い会話、ききたくないわい。意識消してくださいよ、もぅ。



●2005年12月26日(月)

 全国のおさぼりさらりーまんにおひるねOL、そして不良主婦に不真面目学生の友、
「ただいまろうどうちゅう」
の飛騨@ああああ・・・、です。



 今年も、ちゃんと仕事の終わりを迎えられるんだろうか・・・。

 っていうか、入院中に山積みになった問題(そもそもなんで溜まっているのか、凄く疑問・・・)を片付け、年内の作業をこなすだけで、かなーりつらいボリュームが。


 ま、世の中そんなもんで。



題名:ヤバイョ
元歌:ジョバイロ
歌手:ポルノグラフィティ


  人は誰も哀れな星 宿命に流されてゆく
  燃え尽きると知りながらも 誰かに気付いて欲しかった


アフターファイブ 客からの電話で 青く顔色変わる夜
無茶なプロジェクトチーム いつも理不尽な 苦労に慣れた立場

 Ah 舞台の上から 降りられるほど
 役どころじゃないと 自分がわかっている

  居ない間にできた問題 私なしで育ってゆく
  悲しい花つける前に 小さな芽を摘んでほしい
  報告もない 隠れた問題 出てきたから ヤバイョ ヤバイョ
  こんな事になるのは部下が 見て見ぬ振りしてくれるから


居ない間にも 募る問題
片付かずに残った 休めぬ証か

銀の髪飾り 落としていったのは
この胸貫く 嫌味の代わりか

 Ah 病み上がりの身で 状況を少し
 変えようとしたら 再入院(歪な喜劇)になった

  理不尽の代償を賞与で 求めるとき幾らと言おう?
  この想いを伝える時 僕はどんな言葉にしよう?
  満たされてる明日の自分を うまく思い描けない
  過ごす毎日 たまっていたのは 金じゃなく不満だった


  居ない間にできた問題 私なしで育ってゆく
  悲しい花つける前に 小さな芽を摘んでほしい
  報告もない 隠れた問題 出てきたから ヤバイョ ヤバイョ
  こんな事になるのは部下が 見て見ぬ振りしてくれるから

●2005年12月25日(日)

 全国のおさぼりさらりーまんにおひるねOL、そして不良主婦に不真面目学生の友、
「ただいまろうどうちゅう」
の飛騨@聖なる日を汚してみる、です。




 そんなわけで、じっくりとクリスマスの今日を汚してみよう。


 そもそも何で今日なのか。
 なんか24日の夜を汚すなんて、敗北者のひがみっぽいじゃん?「数多ある予定を断ってる飛騨さん@見栄」らしくないじゃん?しかも誰もがやりそうな企画じゃん?


 さから今日なの。実力をもって汚すの。どうやって汚そうかは思案中。そんなわけで、GO!



<Round1>

 そいや変なメールが届きました。


美雪д・)さん(18歳・学生)からメッセージが届いております


少しだけでいいから助けて欲しいです。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。超困ってマス( p_q)
エーン
お腹減ったよぉo(;TдT)o
近頃だんだん痩せ細ってきましたo(;TдT)o
生〇ェラするのでお願いo(;TдT)o
ご飯おごって下さいo(;TдT)oコンビニのおにぎりでもいいですo(;TдT)o

最近アルバイトを辞めてしまい、生活苦に陥ってます。
おにぎり1個でも買ってくれたらフェ〇します(切実)
お願いだから美雪のこと助けて下さい(>_<)




 なんだこの18歳。そんなことしていいのか、18歳。っていうか18歳ならまだ高校生じゃないのか?っていうか親にメシぐらい恵んでもらえや。

 おにぎり1個とは安いもんですけど、凄い強引な誘いの、エロ広告ですな。っていうか、飯に困るぐらいならバイトやめないでしょ、普通。


 これでまずは汚し度12%くらいかな(意味不明)



<Round2>

 汚そうと思っても、なかなかそういうネタが思いつかないので、必死になって年賀状かいてます。
 高校時代の友人の住所がわからなくなってたり、結構大変。

 そうそう、会社で住所一覧貰ったんですが、全員に出せと言うことでしょうか。

 面倒くさがりやな飛騨さん、2枚書いた時点でかなりギブっぽいんですが・・・。



<Round3>

 そいやレンタルビデオかりたんですよ。というかDVD。クリスマスイブに。


 まぁそれはいいとして、早速みてみたんですよ。







 開始数十秒で、みたことのある映画と判明。







 かなーりショック。十数秒で思い出すくらいなら、なんでレンタルショップで思いだなかったのかと。



<Round4>

 甘いものが欲しくなったので、昨日作ったケーキを食べる。






 まだこんなにあるんだけど、どうしよう・・・(困惑)





<Round5>

 人生色々あると思うけど、人生色々ありすぎる。


 気を取りなおして、メシでもくうかと外に出たら。



 道端に献花発見。



 一気に気分がダウン。いや、何があったのか知らないし、供養したい気持ちはわかるけど、でもなんかこう、よりよってなんで今出会うか!?



<Round6>


 DVDみてたら、美味しいところでDVD停止。



 クライマックスが傷でみれないなんて、アリ!?




<Round7>


 そろそろ疲れてきました。そして疲れて日付けも変わろうとする深夜。







 洗濯物取りこみ忘れに気づく。






 かなり気分はヘヴィー。



<Round8>


 最後の更新。


 ずっとみてた人いたら、お疲れ様でした。こんな意味不明なコトはやるもんじゃないっすね。



 っていうか、聖夜を汚すどころか、自分がヨゴレであることを露呈しただけ。




 ま、そんなクリスマスもありかな。

●2005年12月24日(土)

 全国のおさぼりさらりーまんにおひるねOL、そして不良主婦に不真面目学生の友、
「ただいまろうどうちゅう」
の飛騨@「入院話しの幕間劇」、です。




 休日出勤直前のお話し。飛騨さんの直属の子と、仕事しながらの話し。


 「イブも23日も、お前はこなくていいよ。オレがやっとくから」
 「マジっすか!?ありがとうございます!」
 「ゆっくり羽根のばせや」
 「はい!」
 「いっそ温泉でもいってくっか?」
 「いえ、自分、彼女が手作りのケーキを作ってくれるらしいから、一緒に食べてきます



 何?


 「飛騨さんも仕事さっさと終えて、誰かに作ってもらったらどうですか?」






 ムカつく。
 ムカつく。
 ムカつく。
 ムカつく。
 ムカつく。
 ムカつく。
 ムカつく。
 ムカつく。
 ムカつく。




 なんで勝利者の余裕をみせつけられなならんのだ!?



 悔しいので、本を見ながら手作り。身体の為にサトウ分量減らしてみたら、全然甘くない。




 むしろなんかしょっぱい涙の味がするのは何故?敗北感たっぷりなのは何故?(涙)



 三十路を目の前にして、こんな寂しいイブの送り方は、今後の人生を象徴してそうで、かなーり憂鬱な年の瀬。

●2005年12月18日(日)


第三章 「手術(オペ)で逢えたら」



 ラッツ&スターの「夢で逢えたら」が元のイメージですが、オペ室であえても、いまいち嬉しくないですね。

 オペ室の担当の看護婦さんは、勿論オペの時しか顔を合わしませんが、あっちもこっちも、その割りに覚えていたわけで。



 「またお会いしましたね」
 「お久しぶりです」



 変な挨拶。


 「こんな所で再会するのは、喜んでいいんだか、悪いのだか」
 「できれば外でお会いしたかったですね」


 本当に、外での再会なら嬉しかったのですが。



 そこで看護婦さんお二人に自己紹介されちゃったのですが、外でお会いするチャンス、あるんですかねぇ?
 声かけてくださいね、っていわれても、マスクしてたから、飛騨さん、看護婦さんの顔は結局わからんのですが・・・。


 緊張感のない手術前の風景ってことで。

●2005年12月15日(木)

第二章 「出血は止まらない」


 フゥッ、フゥッ、とかいいたくなりますが、CCBにあやかりたいわけでもなく。病室に運び込まれてからも、体内で流れ出す感触と、たぷたぷとたまる感触があるわけで。
 そらボスミンガーゼくらいじゃ完全には止まらんわな。


 痛みより、朦朧とする意識の中で、仕事のことを考えたり、家族のことを思い出したり、とにかくあえて、色々何か考えようとしてた気がします。

 時折くる看護婦さんは、血圧と熱を測ってでていくけど、値を聞いたら


 「大丈夫ですよ〜」


 なにがやねん。いわれればいわれるほど、不安じゃい。


 まぁ実際、意識が朦朧とするほど、出血してたわけで。下がった血圧がなかなか回復しなくて、ちょっとシャレなんなかったんですが。



 「実際、かなり危なかったですよ。出血を甘く見ちゃいけませんよ」


 とは後日談。いや、確かに余裕ぶちかますというか、自分の体力の底力を信じてたのはありますけど。



 さて話は戻って。何度か看護婦さんが見に来るぐらいで、徐々に時間が過ぎてゆき、そのうち、やっとこさ先生登場。


 「手術して、止めましょう。このままだらだら待つよりは、そのほうが早いです」


 やっとか。どうでもいいけど、また手術か。


 「手術で切り取った動脈瘤に、流れ込んでいた動脈を縛って止血してあったのですが、結索してた部分がはずれ、出血したのでしょう」


 それってかなり危ない気がしますが。


 まぁそのときは先生の説明を聞いても、半分は頭に入ってこない。なんだかぼーっとする。まぁ血がたりないんだものな。

 手術の内容聞いても、ただ頷くだけ。いわれるがままにサインをする。どうでもいいけど、先生、飛騨の名前を間違って書いてましたよ。飛騨 龍「俗」って誰やねん。意識朦朧としてても、誤字だけはしっかりツッコミましたが。


 先生は説明を終えると出て行き、代わりに婦長がやってきて。



 「個室しかあいてなくて・・・。個室に入院してもらいますね。個室料金の支払い許諾の書類にサインしてください」



 死にかけの人間に、死にたくないなら金をよこせというのに等しいのですが。


 さすが医術とは算術なり、と思ってしまった一瞬でした。


●2005年12月12日(月)


第一章 「大量出血は突然に」


 小田和正の歌をパクったようなタイトルですが、まじでそんな感じで。

 ちょっと早すぎるのですが、仕事に復帰したんですよ。そりゃまぁいささか怖くはありましたが、まあつらいだけだろうと。

 退院間もないことなので、まだ体力が戻っていませんから、会社と自宅の往復だけでも一仕事です。半日程度の仕事をこなしただけで、ギブアップ。こんなに弱体化してたのか、と驚かされるわけですが。

 まぁそれでも「明日からは新しい仕事の担当割りの話とかだな」と張り切っていたのですが、その夜。

 なんかやけに疲れた気がして、早めに寝たんですよ。そしたら夜中の2時過ぎでしょうか。草木も眠る丑三つ時ですよ。システム屋はまだ眠らない事も多いですが、まぁまぁそれはそれ、今回飛騨さん寝てたんですね。

 夜中に何か違和感を覚え、あれれ?と思って起き上がったんですよ。気持ち悪いんでトイレに行ったら、電気の下で、なんとびっくり。




 飛騨さん、血まみれ。




 はぁ?なんじゃこりゃぁ!?

 びっくりして、ベッドを見に戻ると、ベッドも血まみれ。あわててベッドパッドとかをめくり、ベッドのクッションまで被害が及ばないように処置。いや、ベッドはいいから、あんた自身の止血しなさいよ、普通。
 まぁそんなあわてっぷりを披露した挙句、入院してたところの救急センターに電話です。病院の人はごく普通に、


 「出血はぴゅーぴゅーでてますか?出てないなら、自力でこれそうなので、タクシーか何かで着ていただけたら、診察できますよ。あと出血当初の衣服もそのままお持ちください。見てみたいので」


 すんごい素の対応。いいのか、そんなんで?


 とりあえずくたばりそうな雰囲気のまま、上着とかをはおって、傷口にタオルを押し当ててて、タクシーを捕まえます。すみません、○×駅に向けて、やってもらえますか。


 「お客さん、これから飲みいくんですか?」


 すっとぼけた運ちゃんです。お前な、こんな顔色真っ青で、パジャマに何かを羽織っただけの不思議な服装で、しかも平日の深夜に飲みに出かける剛の者が普通おるんかい?
 しかし運ちゃんを抹殺する気力もない飛騨さんは、もう病院名を出して、そこまでいってくれというのが精一杯。
 それでもなんとかようやく病院に着いたのですが。


 救急センターの出入り口がわかりません。


 しばしうろうろして、なんとか中に入ると。


 なんか、緊急で運び込まれた患者の家族が鈴生り状態で、入りにくいんですが。


 考えてみてください。血まみれというか、血を流している(もっとも表には見えてませんが)人間が一人で、へんてこな歩き方で、沈鬱な表情の家族の前を通り過ぎる姿。こちも必死でヤヴァイのに、なんだか滑稽と言うか、出る舞台を間違えて悲劇の舞台に出てきたコメディアン、みたいな。

 それでも受付のデスクの所にいって、救急の診療室に通されると、いきなり軽く診察と採血。表面的にみて、あんまり問題なさそうね、という若い女医さん。


 採血の結果次第ということで、軽く30分は待たされた飛騨さん。なぁ、なんか違わへん?なんで採血して血の状態みるのにそんなにかかるの?


 当分待たされて、やっと結果が出たので、先生一言。


 「あまり血もでてそうにないんで、今日は戻って、明日の朝の外来できてもらう形にしますか」


 マジで?

 あまりに吐き気が気持ち悪いので、トイレにいったら時に、血が傷口からあふれ出してきて、看護婦がびびる。ほらね?


 急遽、なんだか年齢のいった先生が出てきて、止血しましょう、と話が急展開。


 「じゃ、ちょっと傷をみますね。触りますよ」


 表面の口を開き、中へ。その瞬間に生暖かいものが大量にあふれ出すのを感じるわけで。


 「ああっ!」


 誰の声だかわからないけど、まぁそりゃあ驚くわな。本人が驚いたぐらいだもん。ごそごそなにかが始まる。はっきりいって痛い。


 「痛くないですか?」
 「痛いです」
 「大丈夫ですよ〜止血してますから」


 その質問にその回答は、なんの意味があるのか?どう考えても、無意味である。まぁ痛んだところで、出血による血圧低下中に麻酔は危険なんだろうけれども。


 「気持ち悪くないですか?」
 「吐きそうです」
 「血圧が少しだけ下がっているので気持ち悪いかもしれません。それに傷口を触ってるから、ですね〜」


 その誘導尋問に何の意味がある?そして何が救われているのだ?


 「せ、先生!血圧が!!!」


 悲痛な声が響きますが、先生いたって温厚。


 「大丈夫ですよ〜今、止血しているので、もう安心してくださいね〜」


 いや、明らかに下がってるから。血圧の上が50台わってるってなにそれ。


 「リンゲルを(ぼそぼそ)・・・はぁい、もう大丈夫ですよ〜安心してくださいね〜」


 先生、声が上ずってますけど。まぁ不安になって力んだりすると、余計出血するからでしょうね。比較的冷静に、このまま死ぬんかなぁ?カッコつかんなぁ、日記かけないじゃん、などとわけのわからないことを、考えて、状況を見ているわけですから、変以外の何者でもありません。


 「大丈夫ですよ〜止血終わりましたからね〜」


 ガーゼで無理やり止血しただけ。すげぇ。


 「このまま入院してくださいね、何かあったらておく・・・危ないですから」


 今なんかいった?とんでもなくすごくて、ヤヴァイこといわなかった?

 そのまま個室しかあいていないということで、運び込まれる飛騨さん。本当に大丈夫なんだろうか。急いで生食(生理食塩水)を点滴しているのですが、まぁ輸血じゃないから、まだ平気なのでしょう。でもなんでこんなに意識が朦朧とするんだろうね。


 止血を終えて、病室入りが朝の5時頃だったとさ。ちなみに最後まで血まみれの衣服は確認されなかったのですけどね。なんのために持ってこさせたのだろう???

●2005年12月08日(木)

 先日ドッキリちっくな挨拶を残した直後、また行方不明になってごめんなさい。何をしてたかってーますとですね、簡単に言うとですな。



 また入院してたんですよ。再手術してたの。



 いやーっはっはっはっはっはっは。また入院してたんだって。退院の挨拶書いた数時間後に。うひゃひゃひゃひゃひゃ。





 ・・・ごめんなさい。あんまり笑えませんな。当人は笑い飛ばせても、読者さんは鼻白んでることでしょう。っても、あんまりにもダークなんだものね。笑い飛ばすしかないやね。


 で、今回の入院はあまりに急で、何の準備も事前信号もなかったわけで、深夜の救急センター直行、そしてそのまま入院という、一人暮らしには最低のストーリーですよ。そして即再手術なんだもん。ねぇ、誰が準備するのさ、って感じで。


 本当なら、前回の入院のことを面白おかしく書いてみようと思ったのですが、再入院のせいで、記憶がすっかりぶっ飛んじまいまして、まぁ今回のを書いてみようかなぁ、みたいな感じです。

 そんなわけで、今もベッドの上で横たわりながら、仕事も放置してゴロ寝の生活です。まぁ飛騨さんのような仕事をネタに生きてきた人には、仕事に穴をあけるというのは、貞操を捨てるぐらいにつらい出来事なのですが、まぁそれも致し方ないわけで。
 同様の状況に落ちている人、いたら仕事はあきらめなさい。どんなキーマンでも、いなくなっても案外どうにかなるモンです。その仕事自体は完全にポシャる、ってことになるかもしれませんけどね。


 ご心配くださった皆様、ありがとうございます。
 とりあえず三途の川を泳ぐのは当分先になったみたいなので、皆様にご挨拶方々、まずは現状報告まで。

●2005年12月01日(木)

 入院してました。ようやく退院したけど、傷口がいてぇのなんのって。


WebDiary CGI-LAND