たまごっGの秘密

猫星通信社はたまごっちのブームがいまだ、自分たちの村に来ていないことに着目。やがておとずれるであろう人気を見越して猫星のテクノロジーを詰め込んだたまごっちもどきを開発した。その名も「たまごっG」。そのボディの優れた耐衝撃性を持っており(GOAをクリア)、これは軍(どこのだ(^_^;)?)への正式採用をにらんでのものだったが…それは置いといて(^_^;)、そのたまごっGは発売されるや否や瞬く間に村の子供達の間に広がっていった。



「ふふふふ、みてみろ弟。我が村のお子さまの間ではたまごっGの話題でもちきりだぞ。」

「猫星の工場は生産が追いつかないそうです、兄さん」

「ねえねえ、みきちゃんのたまごっGなに育ってるの?」

「あたしのは、兄っち。けいこちゃんのは?」

「わたしのも、兄っちだよー?」

「えーそうなの、私もだよー」

「わたしもー!」

「兄っちじゃないの見たことないよねー…」

「…………」

「ねえ、兄っちってうるさいよね…」


「そうそう、うんこだらけにしても平気だし…」

「そうそう、全然病気にならないし…」

「ご飯やらなくても死なないよね…」

「ずーっと生きてるよね…」

「……………………。」

「兄さん…パラメータいじりませんでしたか?(^_^;)」

「な、なんだとー、俺様は不死身だ!!」

「それじゃ、育てゲーの意味が…」

「ねえ、みんな集まってどうしたのー」

「あっ、なっちゃんだー」

実はかくかくじかじか…。

「えへー、わたしのたまごっGみてー、弟っちだよ」


「わー、ほんとだかわいー!!」

「弟っちは、礼儀正しくて、頭もいいんだよー」

「いいなー、いいなー、どうやったのー」

「うらわざ使ったんだよ(^o^)」

「なにいってるんだ、あのバカ娘は、わしの(猫星受注)プログラムにそんなくだらん技なんてあるか!!」

「なっちゃん、おしえて、おしえてー」

「うん、いいよ、おしえたげる。たまごっGは電池はずしても兄っち死なないのはしってるよね」

「うん…」

「けど、このボタンをこう、こう、こう押すと、ご飯がどくまんじゅうに変わるの」


「あー、ほんとだー!!」

「なにー!!」

「兄っちは、いやしいからどんどんたべちゃうでしょ、するとほら死んじゃった」

「わーすごい!!」

「次からは、兄っちは出てこなくなっていろんなキャラをそだてられるんだよー」

「えー、ほんとー、それじゃあたしもやってみるー」

そんな、馬鹿な!!<(TOT)>

「こ、こらー、俺様を殺すなー!!」

「いやー!本物!!」「きゃー!!でたー、お化けー」「たすけてー」「こわいよー!!」


その裏技は瞬く間に村中に広がり、たまごっGの中から兄っちの姿は完全に消滅した。


1997.8.24