■ ガレージキットとは ■このページの少し下で解説しています。
■ あかきサイクロンとは ■
伊藤宏之 が代表者です。伊藤宏之は原型師でこのサイトの管理者です。ガレージキットやトイ、プライズ、プラモデル等の原型製作をしています。模型専門誌のライターだったり、広告などの立体物を作ったりもします。フリーで活動しているので、仕事上での屋号は特にありません。
あかきサイクロン とは伊藤宏之が、ガレージキット即売会(ワンダーフェスティバル、JAF-CON等のイベント)に参加するときのディーラー名で、「RED CYCLONE」と「BLACK CYCLONE」の商品を販売しています。
名前の由来 は、イベントに個人参加を始めたときに(グループでは第一回ワンダーフェスティバルから参加していました)販売した最初の商品がザンギエフ(ストリートファイター2と言うTVゲームに出てくるキャラクター、ホームのタイトル画像にも使っていました)で、彼の「俺はあかきサイクロン、すべて巻き込み粉砕するのだ。」と言う勝ちゼリフから取りました。
また、「あ」で始まるということは、五十音順リストで最初のほうに来るというメリットも考えました。
参加理由 は、やはりガレージキットに関係している人間として、ガレージキットの最大のイベント、ワンフェス、JAF-CONには自ら参加して、その時その時の状況を肌で感じておかなければいかんだろうと考えました。また、当時の雰囲気は、皆なんか楽しそうで俺も何か造って参加したい!と強く思った為です。
ダイキ工業 は、ガレージキット関連業者です。キット開発販売や、真空脱泡機の製造販売、レジンや金属の注型などやっています。ダイキ工業の担当と伊藤宏之は学生時代の級友で、仕事を頼んだり頼まれたりしている関係なのでこのページ内にHPスペースを設け、HPは伊藤宏之が管理しております。以上のことをふまえてお読みください
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● ガレージキットとは何か? ●「ガレージキット」とは主にシリコーンゴム(ドロドロの液体状のゴムで、薬品を混ぜることによって固まり始めてゴムの固まりになる)を型として無発泡ウレタン樹脂(異なる2つの液体を混ぜ合わせると5分ぐらいでプラスチックのように固まる材料)を流し込み複製する自家製模型組立キットのこと。語源は海外で、庭先や車庫(ガレージ)で作業していた事からそう呼ばれるようになった、と言われています。
人形などの立体物が埋るような形でドロドロの状態のシリコーンゴムを流し込み、固まったあと人形を抜き取ると人形があった場所には人形の形をした空間ができるので、そこに樹脂を流し込み固めると元の人形のコピーがとれます。そのコピーを販売する、と言う訳です。普通「プラモデル」と呼ばれているものは金属製の型を使っていますので、あまり複雑な形のものは抜き取れませんし、個人ではとてもまかないきれないお金がかかります。ガレージキットでは、型にシリコーンゴムと言う柔らかいゴムを使っていますので、複雑な物は型の方を曲げて抜き取る事ができるので制約を受けずに自由に造形ができます。特に、人形や怪獣など柔らかな表現を必要とするものに向いています。また、材料の価格も、シリコーンゴムが1キロ2500円から、樹脂が2キロで3000円から、と手軽ですので手法さえ覚えれば模型メーカーになれる訳です。ただ、それなりの技術は必要ですし、機械に任せられる部分がほとんどなく、人手に頼ることと、シリコーンゴムの型があまり丈夫ではなく、大量生産には向かないので単価的にはプラモデルより高価になってしまいます。
現在ではガレージキットは商業ベースにのっていますが(もちろん趣味レベルで楽しんでいる人達もたくさんいます)、始まりはたとえばこんな感じでした。◆ 「Mac」のかわいいミニチュアが欲しいけどどこにも売ってないんだよなあ、ヨシこうなったら自分で作ってしまおう。できた!なかなかいい出来だ、友達に見せびらかしちゃおう、ホラホラ〜。えっ、君も作って欲しいって?えっ君たちも?う〜ん1個ぐらいならイチから作ってもいいんだけどそんなにたくさんは作れないなあ、そうだこれを原型にして型を作って複製を作ろう!これで10個や20個は大丈夫だ。できた!ハイ約束のミニチュアだよ、だけどちょっとお金がかかったんで材料代だけちょっとカンパしてくれないかな。ありがとう。ええっ?ほかの機種も欲しいって?しかもそんなにたくさん?う〜ん困ったなとてもひとりじゃ手におえないや、よしこうなったら原型を専門に作っている原型師に頼んで複製も専門の注型屋さんに頼んで大量生産だ!んで利益も少し乗せて販売しよう!もしかしたら儲かるかもしれないぞ・・・
◆ と、まあこんなふうに進化して来た訳です。「Mac」の部分を御自分の好きなものに差し替えるとよりわかりやすいかと思います。主流はアニメや漫画、映画のキャラクターやロボット、怪獣、特撮ヒーローなどです。
実際にはMacのミニチュアを大量に販売しようとなれば、当然Apple社の許可が必要です。ガレージキットも内輪で交換するぐらいなら問題無いと思いますが、キャラクターのガレージキットを販売して利益を上げているガレージキットメーカーの商品は、正式に版権元から許可を得て、いくらかの版権料を支払って販売されています。
● ガレージキット即売会とは? ●「ガレージキット即売会」とはこうした自分の趣味で製作している人達やグループを一同に集めてお客さんを呼んで販売する、と言うイベントです。規模の大小を考えなければ年間をとうして開催されています。代表とされる最大規模のイベントとしては、夏に開催される「JAPAN FANTASTIC CONVENTION」略して『JAF-CON(ジャフコン)』と同じく夏の 「WONDER FESTIVAL (SUMMER)」、冬の 「WONDER FESTIVAL (WINTER)」略して『ワンフェス』の3つがあげられます。詳しくは、イベント情報をご覧ください。
こうした即売会での版権問題は紆余曲折ありましたが、現在は版権元の御理解、即売会主催者の努力、によって即売会当日限りの一日版権というシステムにより、とりあえずはクリアされています。
あかきサイクロンホームページ
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