というわけで、衣装をはじめとして、お坊さんについてのあれこれを、その筋の方にお教えいただきました。
私の不躾な質問にお答えいただいたのは、ご実家が寺院で、僧侶活動の御経験もある、中尾さんです。
これは、その往復書簡を元に構成した、お坊様に関するQ&A集です。
◆Q1:あの超豪華なお衣装がまず見るものを圧倒しますが、あの装束は正式にはなんというものですか?
●A1:「七条」です。
宗派によって呼び方は違うと思います。以下、私の寺院の所属する宗派=真宗大谷(東本願寺)派に関して述べます。
「七条(しちじょう・ひちじょう)」といいます。
大きく斜めにかけている金銀豪華な袈裟のことです。
かなりきれいでしょ?これはお葬式用です。それ以外には使いません。
基本的に、お葬式というのは、故人との最後のお別れということで、最高級の儀式になるわけです。
ちなみに、通常の法要法事や、お寺の儀式等の時に使用する、ものは「五条(ごじょう)」といいます。
その下にきているきれいな色のお着物が「色衣(しきえ)」。これは「五条」着用時も使用します。
以降、格式の程度が軽くなるに従い、「黒衣(こくえ)」「間衣(かんえ)」と変わり、それぞれにつける袈裟を「輪袈裟(わげさ)」といいます。
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◆Q2:その、七条ですが、宗派によって違いはありますか?
●A2:あります。
しかし、基本的な考え方、つまり、格式の度合いにより、服装が豪華になったり、簡略化されたりします。
宗派では、禅宗系ではお葬式の時、派手なのが多いように聞きます。
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◆Q3:あのような装束を着るのには、資格や位が必要なのでしょうか?
●A3:位はありますが…
聖徳太子の十七条憲法、階級制度を思い浮かべてください。
「和をもって尊しと為す」
「三宝(仏・法・僧)を敬え」
「紫が一番くらいが高く、それ以下・・・・」
これが、発想の原点です。
最高級は「紫」「玉虫」。以下、色々あります。
しかし、この考え方自体、「差別的」で教義に背くものとして、最近では重視されていません。
しかし、「差別」と「区別」が違うように、「儀礼」と「神聖性」というのも違います。やはり今でも、生きている制度ですね。
位についてですが、僧侶には「大僧正」など高級ランクから「入位」、「得度だけ」などまであります。
「得度」は得度式を受けたもの。
「入位」というのは、教師資格をとったばかりの人をいいます。
つまり、位の世界に入ったわけですね。そこから、なんとか3位とか、いろいろあります。上がる基準は、これまたすばらしいシステムで、大きな声で言えません。
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◆Q4:失礼ですが、あの装束一揃、どのくらいかかるのでしょうか?
●A4:ワンセットで、200万くらいじゃないでしょうか。
もちろん、もっと安いのも、高いのもあります。
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◆Q5:こんなメールをいただいたのですが、
広島県御調郡のお葬式では、御坊様3人いらっしゃいました。
メインの御坊様が椅子に座り、彼をまん中にしてサブの御坊様が座り、一人はドラのようなものを鳴らされておりました。
お経にあわせて、要所要所で「ジャーン」と鳴らすといったかんじです。
初めて聞いた時、お経とドラのハーモニーがなんともおかしかったのを覚えています。
(ひさこさん)
私の家のお葬式でも、お坊さんに3人来ていただいたんですけれど、それぞれ役割や位付けが違うのですか?
●A5:違います。
まず「導師」。これはリーダーです。
この「導師」に向かって、右・左と、偉い順に続きます。
そして、「おかねたたき」これは通常、最年少がやります
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