◆都会のムスメ◆
●私の家は本家で一緒に暮らしていた祖母が亡くなった時の事です。私は高校3年でした。下に妹と弟がいるのだけど、この子らと一緒に「子供」をしてていいのか、「大人」として手伝うのか。
そして、知らない親戚の人が多すぎでした。
「大きくなったねー」
と言われても「誰??」って感じで。親の兄弟は分かるけど祖母、祖父の兄弟の娘なんて人は私の記憶のない頃に会ったぐらいなので。
(ナカムラさん)
----お葬式を出すと、一気に親戚が増えるんですよね。増えるってことはないか。もともといたんだけど、再確認するというか。きちんと血縁に連なる人を数えはじめると、人類皆兄弟状態。どこまで増えるかわかったもんじゃありませんね。
で、多いだけならいいんですが、困るのが“向こうはこっちを知っているけど、こっちは一面識もない(ことはないんだけどね。本当は)”というパターン。
こういう時の伝家の宝刀、「おむつ替えてあげたのよ」発言が飛び出しても、こちとら記憶喪失のコムスメのように「はぁ…あなたが…わたしの?」と、戸惑いながらも、ぎこちなく作り笑顔で対応するものと、相場が決まっています。
しかし、もっとやっかいなのは、こういうパターン。
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●「法事やのにここの娘さん、髪赤く赤くして〜。
ちょっと街にいったらこうなるねんなあー。」
と裏でちくりちくりと言われてたみたいです。美大に入った私は髪の毛の色を明るくしてました。が、学校の友達にくらべるとおとなしい方だったんですけど…。
田舎は「みんな同じ」が好きだからねえ。「美大」というのもかなりつっこまれていたらしい。祖母方は口が悪いひと多いです(笑)祖母もそうだった。
(ナカムラさん)
----うへ。私にも美大にいたので覚えがありますね。“くりえいちぶ”をやろうって人が、人様と同じ髪色なんてー。という風潮が、無きにしもあらず、なんですよ。美大には。
茶髪くらいじゃ、もうぜんぜん地味なもん。赤はあるわ、緑はあるはあるわ、アフロはあるわ(マジ)。かえって真っ黒けっけの方が、フレッシュなくらい。
ところが、どっこい。田舎じゃとんでもないことなんですよね。髪色変えるだなんて。もっとも、反応はその町の“田舎度”にもよりまちまちですが…(例えば、恐れおののく、怒る、都会の証だと感心するなど)。
ですから、娯楽と人の出入りが少ないところに、都会の洗礼を受けて帰ってきた、人とちょっと違うことをしてる若い女の子なんて、格好の餌食っすよ。エジキ。骨の随までうわさ話にもってかれるんスよ(←経験済)。
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