手振れ補正について(4)−補正方法[2]
手振れをなくすために、CCD撮像素子の出力信号の一部を切り出し、その部分を 下図のようにカメラの姿勢変化を打ち消すように制御することで安定した画を得ます。 この方式では、画質の劣化の可能性があります。 画質が劣化するかしないかは、使用している撮像素子が手振れ補正用かどうかで決まります。 手振れ補正用は、切り出している部分の垂直画素数が放送方式の有効走査線数分だけあるものです。 画質劣化を生じるものは、NV-DJ100(Panasonic),GR-DVL(Victor),VL-DC3(Sharp)などです。 手振れ補正の性能は、補正方法も影響しますが、主には手振れ量の検出精度と補正制御性能で決まります。 → その5へ